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2017 年3 月14 日(火) 本学科教員・大学院生が空気調和・衛生工学会 東北支部 第6回学術・技術報告会に参加

教員の活動
1.はじめに
空気調和・衛生工学会主催の東北支部第6 回学術・技術報告会が、2017 年3 月14 日に東北学院大学多賀城キャンパス工学基礎教育センターを会場として開催された。今年度も例年のとおり、技術関連展示が同時開催された。筆者は今年度も同支部の副支部長として、この学術・技術報告会運営委員及び表彰・選考委員長を務めたので、その概要を報告する。
同学会の学術・技術報告会は東北地方の設備関連の研究者及び技術者のレベル向上を目的として開催されるもので、空気調和・衛生工学会東北支部(支部長:内海康雄)が主催しているが、その趣旨から設備関連学協会にも共催を要請し、電気設備学会東北支部(支部長:石川和己)、建築設備技術者協会東北支部(支部長:黒澤正志)日本技術士会東北本部(本部長:吉川謙造)の3学協会が共催団体となっている。また、協賛団体として、日本建築学会東北支部、住まいと環境東北フォーラム、後援団体として、日本空調衛生工事業協会東北支部、東北空調衛生工事業協会、日本設備設計事務所協会東北ブロック、宮城県空調衛生工事業協会、日本電設工業協会、山形県設備技術協議会等の協力も得ているのも例年の通りであった。

2.今年度の概要
今年度も東北地方を中心として60 件近くの空気調和・給排水衛生・電気・防災等の建築設備、建築環境工学一般に関する講演(研究・技術)発表があった。報告会当日は、内海康夫文東北支部長(仙台高専教授・副校長)の開会式挨拶に引き続き、午前及び午後の発表会が行われ、各発表会場では質疑や意見交換が活発になされた。本学関係者も運営に参画しており、岡田誠之名誉教授、須藤諭教授は座長も担当した。
3.本学科関連の研究報告
本学科関連の研究発表は、岡田誠之名誉教授が「災害用貯水槽内の水の動きに関する研究」、川村 広則講師が「低周波音が脳波に及ぼす影響に関する研究その2(脳波成分比率による評価)」を講演した。
また、本学の学生諸君も積極的に参加しており、大学院2年次生の須田美君が「緑のカーテンの熱環境負荷低減効果に関する研究」を、同じく大学院2年次生の高島健太君が「建築物の全国的データベースによる水消費原単位の実態に関する研究」を、大学院1年次生の沼田寿明君が「大学内で発生する空調設備の騒音に関する実測調査」を、それぞれ研究発表した。
4.おわりに
報告会の終了後には、共催・後援でご協力をいただいた関連学協会をお招きした交流会が開催された。今回も会場校の東北学院大や仙台高専の学生達が、会場設営や撤収、タイムキーパー等のスタッフとして大活躍した。