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【作業療法学専攻】認知症プロジェクトの活動報告

作業療法学専攻
平成30年2月22日に八木山地区社会福祉協議会平成29年度エリアボランティア研修会に講師としてよばれ、高木大輔准教授および北川公路准教授が講演をおこないました。

本研修会は、八木山地区の老人クラブ、日本赤十字八木山地区奉仕団、八木山包括支援センター、社会福祉協議会、民生委員・児童委員協議会の役員の方々や各地域の町内会役員の方々を対象として毎年開催されているそうです。

高木大輔准教授は作業療法士の立場から、次のような内容で前半の講演をおこないました。「認知症予防について~作業バランス自己診断を使った生活の見つめ直し~」と題し、日頃の生活の中で行っている作業を「しなければならないという義務の気持ち」で行っているのか、或いは「したいという願望の気持ち」で行っているのかという視点で見直すことの重要性を説明しました。そして、日常生活において義務と願望の作業が適切に配分されていることと認知症予防との関係についても説明をしました。



後半では、北川公路准教授が「認知症の人の地域での支え方について」と題し、心理学(行動分析学)の立場から、認知症の方との関わり方について講演しました。とくに暴力や暴言、徘徊など認知症の周辺症状の対応の仕方について紹介しました。様々な周辺症状を認知症であるということを原因にするのでは解決が難しいが、関わり方を変えることで負担が減少することがあることを説明しました。



およそ100名の方々が出席されました。認知症の予防も支援も、現在大きな社会的課題になっていることから、皆さん、熱心に聴講されていました。

講演後は、二人のお話を受けて研修会の出席者によるワークショップが行われました。そこでは八木山地区の各町内会で抱える課題についての話し合いや発表が活発に行われました。



今回の研修会は、昨年8月に仙台市シルバーセンターで行われた、本専攻の「認知症対策プロジェクト – 認知症を共に考える -」を聴講された「社協の方」の依頼により、講師を務めることになりました。認知症は、高齢化の進む我が国においては、避けて通ることのできない重要な課題です。その課題についての取り組みを作業療法専攻独自の視点である「人の生活、暮らし」を、理解し支援する活動を続けていきたいと考えています。