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【作業療法学専攻】台湾大学との国際交流(台湾大学学生来訪)

作業療法学専攻
   7月10-12日にかけて,台湾大学作業療法学科の3年生3人が本学に訪れ,国際交流を行いました.近年毎年本専攻の学生は台湾に訪れていますが,台湾大学の学生の本学訪問は初めてでした(台湾大学訪問時の記事はこちらです).
 今回訪れてきたのは女子学生3人で,教員の引率無しで学生のみでした.日本語が上手にできない3人はなんとバスで学校に来ました.チャレンジ精神及び行動力に驚きました.
 学校に到着後は学科長挨拶や教室設備案内等,忙しいスケジュールでした.学生は基礎作業実習室やADL実習室の充実さ,および評価実習室Ⅱの広さに驚いているようでした.また,学生が多いにもかかわらず,基礎作業実習室がきれいに保たれており、日本人学生のマナーの良さに感心したようです.

(学科長挨拶)

 午前中は3年生の障害代償学の授業を見学参加しました.この授業は、障害を持つ対象者のために自助具・補助具を作成する実習で,来訪した学生はとても興味津々でした.台湾大学では補助具の制作に関する授業はありますが,対象者に利用させる自助具の作成は授業内容に入っていないとのことで、本専攻との授業内容の編成が異なるようでした.


(障害代償学を見学)

 お昼に数名の学生と一緒にピザを食べながら交流を行いました.台湾訪問時はパワーポイントでの発表でしたが、今回は雑談形式でお互いに意見交換をしました.学生は食べることを忘れるくらい活発に話し合っていました.

(専攻の学生、台湾大学の学生とピザを食べながら交流)


(専攻の学生、台湾大学の学生と)

 午後は学長先生にあいさつし,学内での交流活動を終わりとしました.学生は引き続き仙台市内の見学および翌日以降南三陸町の訪問を行いました.震災後の町再建,住民の生活再建に関しては日本だからこそ勉強できることで,この学習する機会を仙台・宮城から提供するのも私たちの役割です.
 南三陸病院には今年4月初めて作業療法士が就職し,就職したのは本学の卒業生でした.この卒業生は去年の国際交流のメンバーで,台湾大学に訪れていました.お互いに1年ぶりの再会でとても喜んでいました.卒業生をはじめとしたスタッフの案内で,南三陸病院を見学できました.少しだけですが,病棟にある七夕飾りに協力しました.
    
(南三陸病院の病棟で七夕の短冊作り)     


 (南三陸病院で卒業生と)

 あっという間に3日間の日程が終わりました.来訪した学生は7月後半より約10か月の臨床実習が始まります.今回の訪問で日本と台湾の違いを知り,異なる国にいながらも一緒に作業療法士を目指して進めて行くでしょう.