本専攻の認知症プロジェクトは、毎年11月3日文化の日に八木山市民センター、八木山動物公園、八木山ベニーランドの３つの会場で開催され、今回で13回目となる「秋の八木山フェスタ」に昨年から、参加させていただいています。
　本プロジェクトは、地域の方々に認知症についての知識を広めること、認知症研究の動向を知っていただくこと、認知症検査の体験を通して自分の現状についての認識を高めていただくことを主な目的に、八木山フェスタに参加させていただいております。
　今年は、仙台八木山防災連絡会医療関連部会、東北工業大学地域安全安心センターと共催で、「地域で楽しく暮らしたい～認知症対策/介護・閉じこもり予防～」と題して、13：30～15：00までの時間に八木山市民センター3階第2・第3研修室でパネル展示、ポスター展示、検査体験を行ってきました。
　八木山地域の高齢者の方々や、ご家族連れ、大学生など様々な方々に参加していただきました。
　検査体験では、OSIT－Jという臭いの識別を行い、認知能力を推定する検査と、TMTという注意力を測定する検査を本専攻4年生が行いました。
　OSIT－Jは様々なにおいを嗅ぎ比べる珍しい検査で大変人気がありました。学生達もこれまでの臨床実習を通した学習の成果を発揮し、地域の方々の検査を行い、その結果を丁寧に説明していました。
　参加された皆さんは、「大丈夫だったよ」「来年もやりたいね」など、意見を寄せて下さいました。このような活動を通して、認知症の啓蒙と理解に役立てばと思いました。