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医療福祉学部 リハビリテーション学科・作業療法学専攻
医療福祉学部 作業療法学専攻

地域貢献活動

発達支援教室

 平成20年度より、地域の発達障害児とその家族を支援することを目的として「発達支援教室」を月・水・金の週3日開設しています。作業療法部門では、自閉症スペクトラムのお子さんの支援を感覚や運動の視点から,遊びを取り入れて行っています。
 自閉症スペクトラムの子どもたちは、コミュニケーションの問題だけでなく、集中できず、じっと座っていられない、箸や鉛筆が上手に使えない、ボタンはめや紐結などの手先が非常に不器用、雑巾が絞れないなど日常生活上の運動や、特定の音に対して耳ふさぎをする、痛がって爪や髪の毛が切れないなど通常では理解しがたい感覚を持ち合わせていることがあります。そのような子ども達に対して、子ども達が能動的に楽しめる遊びを行い,その活動を通して、様々な運動や感覚面の問題の改善を図る支援を実施しています。子どもの「出来た!」「楽しかった!」が増えることを目指しています。
 お子さんへの直接的な支援の他、専門職をはじめ、学校教員や保護者の方に向けて年3回「ひろば」という研修会を言語聴覚部門と共に開催しています。
また、実習に向けての学生の指導や、発達障害領域に興味を持つ学生の見学や経験の場としても活用しています。

認知症プロジェクト

 認知症は、少子高齢化の我が国では重要な健康政策上の課題です。健康にかかわる作業療法士を養成する本専攻教員にとっても、認知症の予防、理解の促進、支援策の構築等に向けた活動は重要です。
 そこで、本専攻教員が、作業療法学・医学・心理学の立場から、認知症の人およびその支援者に向けて、認知症の理解の促進と支援策の提案を行うこと、また希望する方に向けて支援を行うこと、それらの活動を通して社会貢献につなげること、活動を通してさらなる予防・支援策を研究していこうと「認知症プロジェクト」を立ち上げました。
 このような教員の活動に学生の参加を促し、社会における認知症およびその支援についての学びの場と機会を作ることも行っています。
これまでの認知症プロジェクトの活動について

TBGU作業療法セミナー

県内の病院・施設等に勤務している作業療法士を対象に、作業療法の技術向上と卒後教育(生涯教育)を目的とした各種セミナーを開催しております。

開催テーマ講師
第1回スプリントの適応と作製の実際大黒一司(東北文化学園大学)
第2回上肢機能検査(MFT)と機能的作業療法森山早苗(東北文化学園大学名誉教授)
第3回イレクターを活用したADL自立支援の実際首藤和弘(東北文化学園大学)
第4回スプリントの作製―基本編と応用編大黒一司 首藤和弘 他(東北文化学園大学)

高齢者運動教室

高齢者運動教室「元気はつらつ教室」(2011年10月~11月)
65歳大学in仙台(運動プログラム編)(2010年11月~2011年3月)

地域の方を対象に、高齢者運動教室を行っていました。本専攻が行ってきた運動教室は従来の運動トレーニングの他に、作業療法の介入で用いられる「作業活動」を併用したプログラム内容です。例えば、革細工や七宝焼き、かご作りなど、主に指先を使う作業活動や芋煮会などの季節行事です。慣れない作業に苦戦する姿もみられましたが、運動トレーニングだけでは見られない自発的な参加や達成感を得るといった反応も多くみられます。今後も機会があれば地域の方々と一緒に取り組んでいきたいと考えています。

高齢者運動教室

高齢者運動教室 高齢者運動教室