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学部学科・大学院

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専門職連携教育とは?

専門職連携教育とは?
 医療福祉学部では、「専門職連携教育(Inter-professional Education)」(※以降IPEと略)を進めています。これは、医療福祉学部の学生同士が、それぞれの学科・専攻を超え、講義、グループワークにより他職種を知り、相互の専門性への理解を深め、成長することを目的とした教育プログラムです。

 医療や福祉の現場では、様々な専門職が活動していますが、それがゆえにそれぞれの専門職が相互理解を深め、それぞれの専門性を尊重しあうことが必要です。本学の医療福祉学部では平成22年度に看護学科が設置され、リハビリテーション学科、保健福祉学科と合わせて、9つの専門職を養成しています。こうした本学ならではの利点を活かした専門教育がこのIPEです。

 本学医療福祉学部のIPEは、2009年より実施しています。9つの専門職を目指す学生が「同じ場所でともに学び、お互いから学びあいながら、お互いのことを学びあう」ため、3学科の共通教育として位置づけ、3年次後期に開講しています。私たちは指定規則に基づくそれぞれの専門職としての成長と広く医療や福祉の現場で活躍できるようになるための共通教育としてのIPEを架橋融合(トランスディシプリナリティー)することによって、時代が求める有能な人材を地域社会に送りたいと願っています。
参加職種(学科・専攻)理学療法士(リハビリテーション学科 理学療法学専攻)
作業療法士(リハビリテーション学科 作業療法学専攻)
言語聴覚士(リハビリテーション学科 言語聴覚学専攻)
視能訓練士 (リハビリテーション学科 視覚機能学専攻)
看護師・保健師(看護学科)
社会福祉士・精神保健福祉士(保健福祉学科 保健福祉専攻)
介護福祉士(保健福祉学科 生活福祉専攻)
概要医療福祉学部にける共通選択科目として位置づけ、2009年から実施
主に3年次に配置、履修者は全体で100名程度
教育手法講義(2回)、グループワーク(職種のミックスチーム6,7名を1グループとし2週間)、報告会
グループワークの様子グループごとに模擬ケースもしくはリアルケースを題材にして
最終的にはグループとしての独自のケア目標、ケアプログラムを立案することを目標とする
各グループには2名のファシリテーター教員がつき、学生のディスカッションをサポート

参加した学生の感想

専門職による視点や重要視する事柄の違いが大きいことを再確認した

お互いの専門性を尊重することが楽しい

共通目標を立てるプロセスでの討論が重要であると感じた

想像を超えて内容が充実していた、社会福祉士の情報量の多さに驚いた

理学療法士や視能訓練士の専門用語を理解することができた

専門職ごとにめざすゴールが少しずつ違うことを知った

それぞれの職種の違いだけでなく共通点も見つけることができた

連携は他人任せでなく共に行うことであることを知った

専門職連携教育