学びの特色・進路目標・学科長メッセージ

「きこえ」や「ことば」の維持・回復を図る専門職を育成します。

 言語聴覚士は、コミュニケーション手段である言語機能、聴覚機能の維持・回復を図る専門職。「きこえ」や「ことば」の障害のある方や、「食べ物の飲み込み」に障害のある方に、検査、訓練、助言、指導を提供し、自分らしい生活ができるよう支援します。卒業とともに国家試験受験資格が取得できます。

目標とする資格・活躍の場

目標とする資格

  • 言語聴覚士(卒業時受験資格取得)

学科長メッセージ

 言語聴覚士はコミュニケーション機能から、高次脳機能、食べて飲み込む機能などさまざまな障害を対象としています。つまり、言語聴覚士の仕事は“人間が人間らしく生きるために欠かせない機能”にかかわる専門職だということです。このような障害のある方の社会参加を支援するために、私たち専門職には学び続ける姿勢が必要です。本専攻では人とかかわることが好きな方を求めています。社会のために、人のために、自分のために共に学び成長しましょう。

言語聴覚学専攻
渋谷 直樹

東北大学教育学部教育心理学科心身欠陥学専攻聴覚言語欠陥学講座卒業後、国立鳴子病院、東北厚生年金病院(現東北医科薬科大学病院)、2001年4月より新潟医療福祉大学大学院医療福祉学研究科教授、同大学言語聴覚学科長を経て、2008年4月東北文化学園大学医療福祉学部リハビリテーション学科言語聴覚学専攻教授に就任。失語症学、高次脳機能障害学を中心に言語聴覚士養成教育に携わってきた。日本神経心理学会評議員、日本高次脳機能障害学会代議員などに在任し、宮城県言語聴覚士会初代会長を歴任した。【言語聴覚士、博士(教育学、東北大学)】

学びの特色

1.スキルと専門知識が身につく充実したゼミナール

 4年間の各学年で少人数グループによるゼミナールが行われます。学年の進行とともに専門職にとって欠かせない研究法などについても学び、テーマに沿った研究と成果についての発表を行います。1、2年次の基礎ゼミナールでは、大学での勉強方法やプレゼンテーションスキルを身につけます。加えて、コミュニケーション能力や豊かな人間性と協調性、深い洞察力といった対人援助職としての基礎的能力を養います。3、4年次のゼミナールでは、各学生の興味関心に沿って研究テーマを選びます。専門的知識を活かした研究を進めて卒業研究を完成させます。

2.学生一人ひとりへの 細やかな指導体制

 スチューデントアドバイザー制度と学年担任制により、教員が 学生一人ひとりの学修状況を把握できる体制を整えています。少 人数でのゼミナールに加えて、大学生活にまだ慣れていない1、2 年生に対しては定期的に ホームルームを行います。 経験豊富な教員が学生一 人ひとりの個性に合わせ て、きめ細かな指導を行 います。

3.臨床実習前の準備も重視 学内で臨床場面を学べる

 3 年次からは臨床実習が始まります。臨床実習はそれまでに学 んだことの集大成として実際の現場で行うものですが、それだけ に難しさも伴います。本専攻では事前の学習として総合演習のほ か、演習協力者を招いて必要な知識を習得したり、専門技術につ いてもきめ細かな指導を行っています。ここでも学生がスモール グループスタディ(少人数グループを形成して行う専門領域の復 習)を行い、実習に備える機会を設けています。さらに本専攻開 設時から「発達支援教室」 が開設されています。臨 床実習前から発達障害児 の支援など学内において 臨床場面を体験して学ぶ ことができます。

4.国家資格取得のサポート マンツーマン体制で

 国家試験合格に向けた指導を早期から開始します。春休みや夏休みの期間には重要キーワードを調べて4 年次までに国家試験の出題頻度の高いキーワードをノートにまとめていきます。4 年次には専任講師に加えて外部講師による国家試験対策講座も実施しています。また定期的に実施される模擬試験では、得意科目と苦手科目が分かる資料を提供して、学生一人ひとりの結果に応じた指導を施しています。学修状況に応じて、マンツーマンや小グループ制による指導を行っています。

5.充実した最新設備を誇る3つの実習室を活用

言語実習室
 4つの個別実習室と2つの集団訓練実習室があります。個別実習室はマジックミラーになっていて訓練、評価の妨げにならずに外から室内の様子を観察することができます。

音声・音響実習室
 防音処理が施され、各種の音響分析装置が設置されています。対象児者のサンプル音声を聞き分ける演習や、各種の音響実験を行うことができます。

聴覚実習室
 聴覚検査演習用の防音室は3室あり、その他人工内耳、補聴器調整のための演習室を備えています。最新の設備により演習と講義を実施します。

言語聴覚士とは

障がい者の生活の質を高める専門職


国家試験合格者の就職率は100%

 言語聴覚士(通称“ST”)は「言語聴覚士法」に基づく「国家資格」を有する医療技術者です。音を聞く、言葉を理解する、言葉を話す、などの機能に障がいがあるとスムーズなコミュニケーションが難しくなります。言語聴覚士はこのような問題を抱える方々に対して専門的な検査、訓練、指導、助言を行います。さらに食べ物を飲み込む摂食・嚥下機能に障がいを抱える方々に対する支援も言語聴覚士の仕事です。つまり言語聴覚士は、障がいがある方々の生活の質が高くなるように支援するリハビリテーション専門職です。

 今、病院や施設側の需要に対して言語聴覚士の数が全国的に足りない状況にあります。医療や介護の領域に加えて福祉や教育分野でも活躍することが増えています。このような状況は今後もしばらく続くと予想されます。そのため多数の施設から求人があり、本専攻における言語聴覚士の国家試験合格者の就職率は100%です。

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