Ⅴ 学部、学科案内

医療福祉学部

医療福祉学部の教育目標について

私たちをとりまく社会では、現在、少子・高齢化が大きくクローズアップされています。この中で誰もが望むものの一つに『生涯健康、より質の高い充実した生活(Quality of Life : QOL)』があります。しかし、高齢化にともない目標としていたQOLに届かない方々が多くなってきています。また、子どもさんたちも全てが健康面で恵まれているわけではありません。そして日常の生活を送る上で何らかの困難を抱えている方々もいます。これらのみなさんには国をはじめとする多方面からサポートが準備されていますが、その実践活動の中心となっているのは医療・福祉関係者です。しかし、サポートに対するニーズは拡がる傾向にあり、また、多様化もしていますので、制度的にも人的にも充実しているわけではありません。

こうした現状にあって、医療福祉学部は、広い教養と豊かな人間性の函養、そして生命の尊厳に対し深い理解を示す能力の函養をおこなうとともに、医療福祉分野の専門能力を備えた専門職としての自覚を持ち、積極的な行動のできる人材を育成することを目指しています。

カリキュラムの特徴について

医療福祉学部は、リハビリテーション学科、看護学科、保健福祉学科の3学科から構成されています。リハビリテーション学科には理学療法学専攻、作業療法学専攻、言語聴覚学専攻および視覚機能学専攻の4専攻が、保健福祉学科には保健福祉専攻、生活福祉専攻の2つの専攻があります。それぞれの専攻の教育主目標の一つとして、リハビリテーション学科では理学療法士、作業療法士、言語聴覚士及び視能訓練士、看護学科では看護師、保健師、保健福祉学科では、社会福祉士、精神保健福祉士、介護福祉士(生活福祉専攻のみ)の国家試験受験資格取得があります。何れも国家資格であり、リハビリテーション学科そして保健福祉学科からは多くの有資格卒業生が送り出され、これら先輩達は医療、福祉の現場で活躍しています。

これは、4年間を通して学ぶ教育課程が、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、視能訓練士、看護師、保健師、社会福祉士、介護福祉士、精神保健福祉士といったそれぞれの職業人としての専門性を備えるに十分な体系になっているからです。また、専門性を培うために必要な臨床実習、現場実習などの科目が組み込まれていますから、授業で学んだことをもとに実習に臨み、実習の臨床現場で刺激を受けて意欲を高め、さらに学ぶという積み重ねとして専門性を修得していくことになります。

学部共通の専門職連携教育科目について

これからの医療・保健・福祉の専門職になるためには、専門知識のみを学習し修得するだけでは十分ではありません。現代の医療や福祉の現場に求められているのは、医療・保健・福祉の多様な専門職が連携しながらサービスを提供する協働のチームワークです。したがって学生の皆さんには、専門性とともに他の専門職との協調を図る連携の姿勢、そしてそのための幅広い教養、人と関わるコミュニケーション能力が必要です。こうした協働、連携に向けた専門職連携の教育活動にも学部全体として取り組んでいます。その成果を生かし、平成24年度から新たに学部共通科目として『専門職連携セミナー』を開設しています。皆さんにはこの専門職連携教育科目にも積極的に取り組まれることを期待しています。

本学部ではこのように4年間の学生生活が充実したものになることを考慮したカリキュラムを用意しています。入学された学生の皆さんすべてが将来の希望を実現できるよう勉励されることを期待しています。