Ⅴ 学部、学科案内

 《理学療法学専攻》

 1) ディプロマ・ポリシー、アドミッション・ポリシー、カリキュラム・ポリシー

1. 学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)

「知識・理解」

・広い教養と豊かな人間性を備え、生命の尊厳に対し深い理解を示すことができる。

・理学療法士に必要とされる基本的な知識を修得している。

「思考・判断」

・身体運動学と運動生理学を基軸として、科学的根拠に基づき問題を解決できる。

「技能・表現」

・理学療法士の専門的技術のみならず、人を支援する専門職の一員として、他の専門職種と協働することができる。

「関心・意欲」

・学際的な広い視野を持ち、自分を高める為に常に新しいことに取り組むことができる。

「態度」

・多様な価値観の基に、人の生活全体に関心を持って支援できる。

2. 入学者受け入れの方針(アドミッション・ポリシー)

求める学生像

「知識・理解」

・高校で学習する国語、英語、数学、理科の基礎学力を有する人。

「思考・判断」

・広い視野から考え、判断することができる人。

「技能・表現」

・人との関わりを大切にし、様々な意見を受け入れながら、自身の考えを表現できる人。

「関心・意欲」

・保健・医療・福祉に関心があり、理学療法士になろうとする強い気持ちを持っている人。

「態度」

・あらゆることに能動的に取り組むことができる人。

求める学習経験

・身体の仕組みを理解する基礎として「生物」あるいは「化学」、運動を理解する基礎として「物理」を学習していることが望ましい。

・理学療法士の仕事について、見たり、聴いたり、調べたことがある。

3. 教育課程編成・実施の方針(カリキュラム・ポリシー)

ディプロマ・ポリシーを踏まえ、教育課程を編成し実施する。

「基礎科目」

・人の動作を運動学的及び生体力学的に理解することが要求されることから基礎数学、基礎物理学、基礎生物学などを学習する。

「専門基礎科目」

・基礎医学系と臨床医学系に大別し、人間の構造と機能及び心身の発達、疾病と障害の成り立ち及び回復過程の促進、保健医療福祉とリハビリテーション理念を多くの演習と実習を組み込みながら学習する。

「専門科目」

・専門分野は、基礎理学療法学、理学療法評価学、理学療法治療学、地域理学療法学、臨床実習に沿って系統的に学習できるように障害領域別の科目構成としている。

上記に加えて、理学療法士としての人間性を育むために、主に初年次に各種セミナーを多く配置する。

 2) カリキュラムの特徴

理学療法学専攻のカリキュラムは、理学療法士作業療法士養成施設指定規則に定められた内容を全て含む科目構成で、基礎分野、専門基礎分野、専門分野に分かれています。基礎分野と専門基礎分野は作業療法学専攻と共通する科目構成で、主として1~2年次の開講となっています。

専門分野は専攻独自の科目から成り、主に2年次以降に開講されますが、理学療法への興味と関心を持ち、専門分野への学習意欲を高めるための数科目を1年次にも開講しています。学外の医療機関および福祉施設において実施される臨床実習(18単位)は2年次から4年次に行われ、卒業要件に含まれる必修科目です。

【基礎分野】

専門職を目指す者は、個人が生きていく上においても、身につけるべき知識と理解力などの教養を高め、人格を陶冶することが求められます。基礎分野の科目は ① 一般科目、② 人文科学、③ 社会科学、④ 自然科学の中から選択履修することになります。専門を学ぶ導入として組まれている一般科目の学習を通して、幅広い知識と科学的思考力を養う基礎を身につけるよう努めて下さい。国際語としては英語を必修とし、近隣諸国との提携を考えて中国語か韓国語を選択履修すること、また情報科学や情報処理に関する基礎知識も習得可能となっています。また、理学療法では人の動作を運動学的および生体力学的に理解することが要求されることから基礎数学、基礎物理学、基礎生物学も学べるようにしています。

【専門基礎分野】

養成施設指定規則に基づいて基礎医学系と臨床医学系に大別した構成とし、基礎医学系として「人体の構造と機能及び心身の発達」を、臨床医学系として「疾病と障害の成り立ち及び回復過程の促進」、「保健医療福祉とリハビリテーションの理念」を位置づけた科目構成となっています。

「人体の構造と機能」には、解剖学と生理学およびそれらの演習・実習を基礎として身体運動にかかわる科目を多く取り入れ、「心身の発達」には人間生涯発達学を対応させて人間の基本的な心身の機構について学習するものです。

「疾病と障害の成り立ち及び回復過程の促進」には、神経障害系、骨関節障害系、精神障害系、発達障害系、老年期のそれぞれに発生する疾病の成り立ちとその治療について学習します。「保健医療福祉とリハビリテーションの理念」には、従来からのリハビリテーション概論や看護保健概論などに加え、最近重要性が高まってきた保健医療福祉分野の連携についての基本概念も学習できる科目を重視しています。

【専門分野】

養成指定規則に定められた基礎理学療法学、理学療法評価学、理学療法治療学、地域理学療法学、臨床実習に沿って、理学療法士として必要な知識と技術を系統的に学習できるように障害領域別の科目構成とし、各年次の積み上げによる履修を基本としています。また、問題解決能力の向上を目的に演習形態の科目が多くなっています。学外の医療機関および福祉施設での各臨床実習は、規定に基づいて専門必修科目の修得を前提に履修可能となります。

1年次に「理学療法学概論」「理学療法学基礎演習」「理学療法評価技術演習」「運動記述法」などの専門科目を履修するとともに「基礎セミナーⅠ・Ⅱ」で少人数ゼミを行い、早い時期からの専門職への自覚を促します。理学療法治療学科目では、理学療法の対象を「筋・骨格」「脳・神経」「発達」「内部」の各障害別に評価から治療までを学びます。特別科目では、1年次に引き続き「基礎セミナーⅢ・Ⅳ」が行われます。また、本学の特色をより鮮明に打ち出した特別科目群では「理学療法評価セミナー」「理学療法研究法演習」「医療統計演習」などで、一方、3年次には専門性のみならず、今後の医療により必要とされる他職種との連携を学ぶための「専門職連携セミナー」を準備しています。最後に、4年次通年科目として「理学療法学特論」ではグループ研究を実施して卒業研究とし、「学際領域特別講義」では隣接領域について理解を深める講義を計画しています。

 3) 学外実習

【臨床実習の目的と配当年次】

・臨床実習Ⅰ(2年次後期、見学体験実習)

臨床実習指導者のもと、対象者に接する基本的姿勢や理学療法士としての在り方を学ぶとともに、理学療法の実践に必要な基本的検査・測定を体験します。体験を通して知識・技術の不足点を認識するとともに検査・測定技術の信頼性と効率性を高めることを目的としています。

・臨床実習Ⅱ(3年次後期、評価実習)

臨床実習指導者のもと、情報収集、検査・測定、問題点抽出、治療目標の設定、治療計画策定までの一連の評価過程を実習する。

・臨床実習Ⅲ(4年次前期、総合実習)

評価から治療という理学療法の実践過程を臨床実習指導者のもとで習得することを目的に実施します。とくに、治療計画の策定、治療技術の適用、計画のチェックと変更、最終評価、治療効果の判断の臨床技術の向上を図るようにします。

 4) カリキュラムツリー(別頁)

医療福祉学部 リハビリテーション学科 理学療法学専攻 カリキュラムツリー [PDF]

 5) 進級要件

東北文化学園大学医療福祉学部リハビリテーション学科における進級及び履修に関する細則(別頁)

東北文化学園大学医療福祉学部リハビリテーション学科における履修登録単位数の上限に関する細則(別頁)

 6) カリキュラム配置図(別頁)

医療福祉学部 リハビリテーション学科 理学療法学専攻 カリキュラム配置図 〈平成28 年度 入学者用〉[PDF] 

 7) 授業科目一覧表、卒業要件単位数カリキュラム対照表(別頁)

【授業科目一覧表・卒業要件単位数】

医療福祉学部 リハビリテーション学科 理学療法学専攻 平成26・27・28 年度入学者用[PDF]

医療福祉学部 リハビリテーション学科 理学療法学専攻 平成24・25 年度入学者用[PDF]

【カリキュラム対照表】

医療福祉学部 リハビリテーション学科 理学療法学専攻 カリキュラム対照表 [PDF]

 8) その他(詳細は別に定める)

・実習概要

・卒業研究(特論)

 9) 目標とする国家試験・資格

・理学療法学専攻の卒業により理学療法士国家試験受験資格を取得

・国家試験に合格後、理学療法士免許を取得(厚生労働大臣)

 10) 将来の仕事

理学療法士の国家資格を得て、将来の職場として目指すのは以下のような機関あるいは領域です。この他、卒業後は大学院などへの進学も可能となります。

・病院及び診療所等の医療施設、介護老人保健施設、障害者更生施設や療護施設等の福祉施設

・国及び地方自治体の医療・保健・福祉行政部門

・特別支援学校への参画や大学教員を含めた教育研究機関など