Ⅴ 学部、学科案内

 《視覚機能学専攻》

 1) ディプロマ・ポリシー、アドミッション・ポリシー、カリキュラム・ポリシー

1. 学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)

「知識・理解」

・学士(視覚機能学)としての幅広い知識を身につけている。

「思考・判断」

・自ら課題を見つけて、研究を行い考察することができる。

「技能・表現」

・視能訓練士として眼科学検査全般に対応できる。

・的確なコミュニケーション能力を持ってチーム医療の一員として貢献できる。

「関心・意欲・態度」

・患者の気持ちを理解して礼節を持って接することができる。

2. 入学者受け入れの方針(アドミッション・ポリシー)

求める学生像

「知識・理解」

・入学後の修学に必要な基礎学力を有する人。

「思考・判断」

・自分で考え、自分で判断ができる人。

「技能・表現」

・コミュニケーション能力を持つ人。

「関心・意欲」

・視能訓練士に興味・関心がある人。

「態度」

・入学時の目標達成に常に真摯な姿勢を持ち続ける人。

求める学習経験

・読解力と表現力に係る「国語」と「英語」を十分に学習していること。

・眼の仕組みを理解する基礎として「数学」、「物理」あるいは「生物」の学習をしていることが望ましい。

3. 教育課程編成・実施の方針(カリキュラム・ポリシー)

ディプロマ・ポリシーを踏まえ、学習の系統性に配慮しながら本専攻として独自のユニークな授業科目も加えて、教育課程を編成し実施する。

「基礎科目」

・専門職を目指す者として、幅広い知識と科学的思考力を養うための基礎となる科目を配置する。

「専門基礎科目」

・視覚の質の重要性を意識する科目を配置する。

・専門職に必要な医療福祉一般と医学一般の科目を系統的に配置する。

・視覚機能学への知的好奇心を高める科目を配置する。

・将来視能訓練士として活躍できる様子を想像できるような科目を配置する。

「専門科目」

・視能訓練士として必要な知識と技術を学ぶ科目を配置する。

・実践する力を系統的に学習するための複数回の臨地実習を配置する。

・学士(視覚機能学)に必要な論理的に思考する力、解り易く説明する力を身に付けるための科目として卒業研究を配置する。

 2) カリキュラムの特徴

視覚機能学専攻のカリキュラムは大きく ① 基礎科目、② 専門基礎科目、③ 専門科目、④ 臨地実習、⑤ 卒業研究、に分けて構成されています。①~⑤ の全ては文部科学省規定の内容を充足したものですが、これに本専攻独自の授業科目を加えた点が最大の特徴です。

基礎科目は1年次~2年次、専門基礎科目は1年次~3年次、専門科目については2年次~4年次にわたって授業が行われます。国家資格である“視能訓練士”の育成が本専攻の第一目標ですので、これに関連する豊富な授業内容が組まれていますが、眼光学にかかわる深い知識の習得、眼科臨床機器学も重視したユニークな教育内容が準備されています。

臨地実習は、指導層の充実した先進的な医療施設と提携し、3年次後期および4年次前期の二回にわたりそれぞれ異なる施設をローテートする方式を採用します。

卒業研究は、原則として4年次は結果の総まとめにあて、可能な限り早い時期から各自(グループ)に指定研究テーマを与えます。課外学習の一部として、視覚支援学校、幼児保育施設、光学機器メーカー(工場)、盲導犬訓練施設、特殊な医療施設などの見学、年数回の国内/国外の指導的な眼科研究者(基礎・臨床)、工学研究者による特別授業などが組まれています。

【基礎科目】

専門科目履修への導入にあたる基礎科目は、① 一般科目、② 人文・社会科学、③ 自然科学の3分野の中から必修12単位、選択13単位以上、計25単位以上の履修となります。

必修科目には、「英語」、「情報処理」、「基礎物理学」、「統計・解析」などがあります。卒前、卒後を通して本専攻者には常に新しい知識、技能の修得が求められます。より多くの情報を獲得する手段として、英語理解力向上の重要性を認識して学習に臨んで下さい。「英語Ⅰ・Ⅱ」は1年次および2年次を通して学習します。「情報処理」、「統計・解析」に関する諸知識は以後の学習には不可欠なものです。特に力を入れて学習してもらいます。「基礎物理学」は専門基礎・専門科目では特に重要であり、高等学校での履修者・未履修者を問わず、物理学の基礎的知識を学習してもらうために必修としています。

基礎科目の多くは選択となりますが、何れも将来の自己形成の糧となるものです。出来る限り多くの選択科目履修を望みます。

【専門基礎科目】

専門基礎科目は、① 人体の構造と機能及び心身の発達、② 疾病と障害の成り立ち及び回復過程の促進、③ 視覚機能の基礎と検査機器、④ 保健医療福祉と視能障害のリハビリテーションの理念、の4分野の中で、必修36単位、選択2単位以上、計38単位以上を履修します。主な科目は2年次に配当されていますが、視覚機能学全般の学習へのモチベーションを高めてもらうことを目的に「眼科学入門」を1年次前期に行います。また医学全般についての基本的な概念を把握するために1年次後期に「医学総論」を学びます。

主な必修科目には、「感覚器解剖・生理」とその演習、「視覚機能概論」「視能検査機器概論・演習」「リハビリテーション概論」「保育概論」「公衆衛生学」「環境衛生学」などがあります。専門科目へはこれらの科目の基礎知識なしには進めないことを理解した上で授業に臨んで下さい。なお、原則選択科目の中にも必須科目に準ずる科目がありますが、これは学年初めに指定します。

【専門科目】

本来の専門に焦点が絞られた授業となり、すべて必修科目で61単位(臨地実習、卒業研究を含む)の履修になります。専門科目は臨地実習と卒業研究を除いて4分野に分かれています。① 基礎視能矯正学:視覚生理学、生理光学など、② 視能検査学:視能検査学、眼科薬理学など、③ 視能障害学:眼疾病学、神経眼科学、ロービジョン概論など、④ 視能訓練学:
視能訓練学Ⅰ・Ⅱ・演習、臨床心理学が学内での授業で、これを終えて3年次後期に第1回目の「臨地実習」に入ります。臨地実習直前には、学内で実習前の模擬演習を行います。

卒業研究テーマは、3年次中に各自(グループ)に与えられ、指導教官のもとに随時研究を開始します。

4年次の主たる履修科目は第2回目の臨地実習になりますが、学内授業としては眼科臨床機器学・演習、ロービジョンケアがあります。また4年次後期には、臨地実習報告、卒業研究発表、学内講師による「特別セミナー」があります。

 3) 実習プログラム

【臨地実習の目的と配当年次】

ア.臨地実習Ⅰ

初回の臨地実習は3年次後期に7週間、学外病院で行いますが、実習施設は指定されます。その内容は所属病院の指導医、指導視能訓練士の指示に従って眼科諸検査、弱視・斜視訓練の見学、眼科医による疾患診断の見学、各種眼科手術の見学、各施設での定期的な勉強会(臨床検討会、抄読会、研究会など)への参加、卒業研究テーマに関する実習施設内での自己学習となります。実習終了時には実習施設指導者および指導教官へ実習報告書を提出します。

イ.臨地実習Ⅱ

第2回目の臨地実習は4年次前期に行います。

実習施設は原則初回研修施設とは異なる場所を指定します。実習内容は基本的には初回に準じますが、諸検査、弱視・斜視訓練は初回研修での学習成果に応じて指導者の下で実際に行う機会は増えるはずです。各自の卒業研究テーマについても本学内では得られないものを可能な限り研修施設で修得してきて下さい。報告書提出は初回に準じます。なお、全員が第2回研修を終えた時点で、全学年を対象とした公開の場で研修報告会を行います。

 4) カリキュラムツリー(別頁)

医療福祉学部 リハビリテーション学科 視覚機能学専攻 カリキュラムツリー [PDF]

 5) カリキュラム配置図(別頁)

医療福祉学部 リハビリテーション学科 視覚機能学専攻 カリキュラム配置図〈平成28 年度 入学者用〉[PDF] 

 6) 授業科目一覧表、卒業要件単位数カリキュラム対照表(別頁)

【授業科目一覧表・卒業要件単位数】

医療福祉学部 リハビリテーション学科 視覚機能学専攻 平成24・25・26・27・28 年度入学者用[PDF]

 7) その他

1. 進級要件:(別項:リハビリテーション学科における進級及び臨床実習の履修に関する細則
リハビリテーション学科における履修登録単位数の上限に関する細則の通り)

2. 実習概要:前記記載の通り

3. 卒業研究:原則3年次には個々に指定課題を与えます。複数人数による共同研究を原則とし、各研究は指導教官の指示に
従って進めてもらいます。進行状況は随時報告会で求められます。

4. 履修モデル

 8) 目標とする国家試験・資格

 視覚機能専攻:視能訓練士(国家試験)

 9) 将来の進路

・各種医療施設(大学病院、公立および私立病院の眼科、個人眼科診療所)の視能訓練士

・光学関係、眼科医療機器関係の一般企業に、視能訓練士の国家資格をもつ技術者として

・視能訓練士養成施設での教育職(一定期間の臨床経験修得後)

・卒業後大学院へ進学その後、専門領域へ(大学、各種研究機関)