【総合政策学科】「ランチフェア」を開催しました

総合政策学科では新入生と教職員が親睦を深める学科独自の企画として、毎年、「ランチフェア」を実施してきました。これまでは教員主催のイベントでしたが、今年は、秡川、立花、増井の基礎ゼミナール1、2年生が本学セブンイレブンと共同で4月から企画、準備をし当日の運営を行いました。

                   発注グループがメニューを考え、実際に発注も行いました

                            統括リーダーから開会の挨拶

                           皆で楽しくランチをいただきました

               ドキドキビンゴゲーム♪で盛り上がりました  先生もプレゼントゲット!

永澤雄治(共著)『新版 国際関係論へのファーストステップ』法律文化社(2017年5月刊)


内容紹介
本書は、貧困、紛争、資源収奪、環境破壊など地球社会が抱える問題を解説した入門書の新版です。本学部の永澤教員は、「地域統合と平和」というテーマで、欧州石炭鉄鋼共同体(ECSC)から出発したEUの歩みについて解説しています。テロ事件や英国の離脱等で揺れるEUですが、離脱をめぐり議会承認を求めた英最高裁判所の判決(本年1月)など、校正作業中に発生した出来事にも言及されています。

『総合政策論集』第16巻発行しました

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 東北文化学園大学総合政策学部では、教員の研究成果を『総合政策論集』として毎年発行しています。このたび、第16巻を発行しました。目次は以下の通りです(肩書きは刊行当時)。

file 1 総合政策フォーラム
 適合性審査の意味内容―ドイツの憲法判例と学説を中心に―
 淡路 智典(総合政策学部 専任講師)

預金契約と金融仲介機能
 石田 裕貴(総合政策学部 専任講師)

心的外傷からの回複:Seduction of the Minotaurの自伝的背景
 大野 朝子(総合政策学部 准教授)

特許情報テータペースを活用した
マエカワの「エンドファイト」事業に関する調査研究
 小出 実(総合政策学部 教授)

世界農業遺産(GIAHS)に関する考察―『会津農書』と“Walden”の視点から―
 秡川 信弘(総合政策学部 教授)

1920年代における韓国の宗教事情
 文 慶喆(総合政策学部 教授)

file 2 創造文化フォーラム
 文化まちテザイン論
 ―市民共楽の理念で進む福島県白河市のまちづくり白河文化交流館コミネスの挑戦―
 志賀野 桂一 (総合政策学部 教授)

研究ノート
 モディ政権下の高等教育機関へのヒンドゥー・ナショナリズム的介入
 ―雑言志Frontlineの記事から―
 馬内 里美(総合政策学部 准教授)

ブックレビュー
 丸尾直美・宮垣元・矢口和宏 編著
『コミュニティの再生―経済と社会の潜在力を活かす』
 石田 裕貴(総合政策学部 専任講師

授業風景②「グリーンツーリズム論」

国見から八幡への水路(みずみち)をたどり、八幡町に暮らす人々の日常生活を支えながら水辺の憩いやうるおいをもたらしていた往時の四ツ谷用水に思いを馳せる。

“Walden”を地元Concordの自然環境を保全する象徴的存在と考えていたソローは、それを水源とする水道敷設の試みに対する怒りを顕わにしている。(The villagers) “are thinking to bring its water, which should be as sacred as the Ganges at least, to the village in a pipe, to wash their dishes with ! ”(村で暮らす連中たちは、その(ウォールデンの)ガンジスのように聖なる水を導水管で村に引こうと考えている!)

かつて敷地内の井戸や溜池あるいは近隣の谷川の水を利用していたはずの国見地区の現在の水源が七ヶ宿ダムであることを知ったのは東日本大震災の時だった。ソローならいざ知らず、蛇口を捻るだけで容易に水が得られることに慣れ親しんでいる現代人にそれを批判することなどできようはずはないが、かかる近代的水道システムと四ツ谷用水の通水復活は両立しえないものとはいえないだろう。

川村孫兵衛(基本設計)や宇津志惣兵衛(御普請奉行)らの尽力によって竣工に到った江戸時代初期から1960年頃まで、国見の下流域に位置する八幡町界隈に暮らす人々は、その恩恵の一部を四ツ谷用水から享受していた。仙台城下の暮らしに不可欠な生活・消防および農業用水を供給していた水源の森に位置する大学で学ぶ私たちが水路(みずみち)の遺構にふれ、その歴史を知ろうとするのはごく自然なことだろう。里山を流れ落ちる水路をたどった前回の授業を承け、今回の授業では里山活用計画の一つとして挙げられた“Kunimi-Hachiman Walking rally” におけるポイント地点候補の現況を確認しながら、四ツ谷用水の痕跡を水平方向に移動することにした。

1.四ツ谷用水消火システムの主要貯水池としての疱瘡神堤跡・八幡池堤跡
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2.生活用水としての利用実態を想像させる洗場遺構(覚性院丁通)
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3.四ツ谷用水本流跡に残る数多くの橋梁群(土橋通~八幡神社)
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4.春日神社に奉納された今野氏による往時の四ツ谷用水絵図(春日神社周辺)
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総合政策学部の授業風景①

総合政策学部のグリーンツーリズム論は秋の開講科目である。今年も本学周辺の里山は紅葉を楽しむ景勝地に変貌しつつある。ため池や沢の痕跡が多く散見される水源の森で学ぶグリーンツーリズム論は、Walden Pond, Concord and Merrimack Riversという「水」の縁(えにし)を辿ってH.D.Thoreauに行き着き、里山の秋を味わいながら人生という時間旅行の意味を考えようとしている。“Time is but the stream I go a-fishing in. I drink at it; but while I drink I see the sandy bottom and detect how shallow it is. Its thin current slides away, but eternity remains.”(H.D.Thoreau, “Walden; or life in the woods”)

受講生には散策や探検のエキスパートでもあったThoreauに想いを馳せながら、大学周辺の豊かな自然を体感してもらい、「生命の根源にふれる」旅であるグリーンツーリズムについての理解を深めてもらいたいと願っている。

先日の授業では、①かつての谷筋沿いに国見山の南斜面を下る最短ルートで大崎八幡神社まで歩き、②八幡池の堤跡を経由して鳥居近くに設置された案内板で四谷用水に関する情報を確認する。その後、③国道48号線沿いに四谷用水の痕跡をたどり、弘法大師が錫杖で示したという伝説のある清水の湧出地(山上清水)を確認する。そして、④化け蜘蛛伝説の「賢渕」辺りにあるという四谷用水の「四号隧道」出口(通称「湧き上がり」跡は未確認)の近くから「弘法山」山腹に設置された階段を上り、⑤広瀬川の眺望を楽しみながら大学に戻る、という1時間余りの散策コースを満喫した(のは教員だけか?)。

大師さまの御加護か、雲ひとつない秋晴れに恵まれたせいか、あるいは、広瀬川を一望できる絶好の眺望のためか、学生たちの表情はいつもよりも明るいように見えた。(秡川 信弘)

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        対岸の建物は「三居沢電気百年館」

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        川原に芋煮会を楽しむ人達の姿が見える

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        運動不足の解消は授業の主目的ではないのだが…

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        山上清水(Eサポ=写真提供)

祝 伊藤昂樹君「東北文化学園大学学友会会長特別賞」GET!!

「平成28年度前期東北文化学園大学学友会会長特別賞」に、総合政策学科一年生、伊藤昂樹君が選出されました。学園祭(10/22〜23)の開会式で表彰式が執り行われましたので、その様子も含めてお伝えします。

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受賞理由:2016年8月開催の第63回河北書道展(河北新報社、河北文化事業団主催、特別協賛日本航空)において「第六部(篆刻)入選」

伊藤君は高校時代から数々の全国高等学校大会規模の書道展に出展し、輝かしい功績を残している。
以下はその主たるものである。
第17回ふれあい書道展(全国書道展覧会運営委員会主催)特選
第19回全国高等学校書道コンクール佳作
第20回全国高等学校書道コンクール優良賞
第39回全国高等学校総合文化祭特別賞と菅公賞
第42回全国高等学校書道展準特選

やくらいリゾート(加美町)での夏期ゼミ合宿

秡川ゼミは、現代社会が直面している環境問題について「食と農」という原点から考えようとしている。当然のことではあるが、「生きている」自然を相手にする農業を坐学だけで学んでも意味はない。
持続可能な未来の地域社会を担う能力と人間性の向上を目指すゼミ生たちは、春夏の季節を輪読による専門的知識の習得に充て、里山が紅葉する秋からは多面的な社会問題を話題にして対話(dialogue)形式によるコミュニケーション能力の鍛錬を図っている。夏合宿は両者の境界(border)に位置する、知力・体力・精神力の実践的養成コースである。ちなみに、今年のテーマは「加美町で農村地域資源の活用法を学ぶ」であった。

合宿日程(平成28年8月29~30日)が台風10号の接近と重なったにもかかわらず、岩手県や福島県から駆けつけた学生も含めて全員が集合時間前に加美町に到着し、一人の遅刻者もなかった。迷走台風の接近にともない風雨が強まる中、討議を重ねて自分たちで作成した計画に従い、悪天候を気にする様子も見せずに迫る困難を次々に歓喜へと変換していく彼らの姿には学内とは別の一面が感じられた。ちなみに、今回の合宿での訪問先は、①加美町営薬莱原放牧場、②やくらいリゾート、③荒沢自然館、④大滝農村公園、⑤酪農家の早坂さん、⑥やくらいコテージ、⑦薬師の湯であった。

初めに訪れた「町営薬莱原放牧場」では肉牛・乳牛に分割された2棟の畜舎で空腹時には飼料を食べ、満腹になれば畜舎につながる広い放牧場でくつろぐ牛たちを見せていただき、役場職員の方からの丁寧な説明を受ける機会にも恵まれた。時間を忘れて放牧場の見学を楽しんでいる間にお昼の時間になり、「やくらいリゾート」で盛り沢山のメニューの中からそれぞれに好みのランチやジェラートを堪能した。
その後、「荒沢自然館」に移動し、素敵な音色の「避熊鈴」(くまよけのすず)を鳴り響かせる管理人さんの案内で自生植物の名称を教えていただいたり、熊の爪跡が残る木々を眺めたりしながら田谷地沼畔を散策した。さらに、近くの「大滝農村公園」に移動して豪快に流れ落ちる大滝を観賞した。
コテージのチェックインを済ませるために一度「やくらいリゾート」に戻り、コテージで一休みした後、夕刻の搾乳時に合わせて酪農家の早坂さんのお宅を訪問し、搾乳機器の仕組みや搾乳方法について詳細な説明を受けてから実際に搾乳を体験させていただいた。「やくらいコテージ」での晩餐は地元の方から提供された高級牛肉を使ったBBQで大いに盛り上がった。途中で「薬師の湯」での入浴休憩を楽しみ、コテージに戻って夜間ゼミを再開講したが、アメリカ大統領選の行方から授業価値の鑑定まで話しは尽きず台風情報を聴きながら翌朝までの徹底討論となった。(集合写真は「薬莱原放牧場」と「荒沢自然館」で撮影したものである)

帰仙後に提出してもらった合宿報告書がいま私の手元にある。その中には、ゼミ合宿を支えてくれた加美町役場を始めとする地域の方々の心遣いに対する感謝の気持ちがさまざまな表現で綴られており、改めてゼミ生たちの成長にふれることができたような思いがしている。報告書の中には、「牛を育てる」という高齢者の生きがいを支援することで公共牧場(薬莱原放牧場)が上勝町の提唱する「産業型福祉」へと移行しうる可能性を秘めている点について論じたものや、これまで見ることのできなかった世界を見るという経験(都市居住者の自分には縁遠い世界であった畜産の現場を見たという経験)が就活への自信と意欲を生み出したことを述べたものなどもあり、私自身にとっても「教育の質」を確保するための方法について反省し、考えさせられる良い機会となった。(秡川 信弘)

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加美町営薬莱原放牧場
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荒沢自然館

新入生歓迎・ランチフェア2016

総合政策学部では、7月5日から3日間に渡り、新入生を歓迎しランチフェアを開催しました。当日は、2から3つの基礎ゼミごとに集まり、教職員を交えて楽しく会食しました。ランチフェアは現在の4年生が入学した年に始めましたので、今年で4年目を迎えます。メニューは4年間変わらず、少しだけ豪華なステーキ弁当です。相互に交流を深める良い機会となりました。
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王元教授の共著書が国際ビッグ・ヒストリー学会の学会誌に紹介されました

国際ビッグ・ヒストリー学会(IBHA)の学会誌『オリジンズ』(諸起源)の最新号で本学部王元教授が共著した『ビッグ・ヒストリーの実用:自然・戦争・平和』が紹介されました。

同書の日本語・中国語・英語の書名、全体の短い要旨と目次、執筆者紹介の英訳(名前は日英併記)、表紙が掲載され、世界の研究者に向けて紹介されたことになります。
同学会は2016年7月14日から17日までオランダのアムステルダム大学で第3回学会「ビッグ・ヒストリーの構築:研究と教育」を開催します。同大学は「オランダの黄金時代」と言われる1632年に創立された由緒ある大学です。この学会に合わせて発行された学会誌に『ビッグ・ヒストリーの実用』が紹介された。
さらに、ツイッター上でTeaching Big History (@TeachingBigHist) というアカウントが、「新しいIBHAの『オリジンズ』は、日本・中国・米国の研究者らによる『ビッグ・ヒストリーの実用』を特集しています」と英語でツイートしました。

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『オリジンズ』(諸起源)の最新号は下記のURLから閲覧・ダウンロードが可能です。
http://ibhanet.org/Resources/Documents/Origins/Origins_VI_06.pdf

内容紹介
「ビッグ・ヒストリーの社会的意義」を明らかにし、ビッグ・ヒストリー的観点に基づいて中国、朝鮮半島、日本の関係を歴史的に分析・検討した。また、現代の日中・日韓の領土問題や中東・アフリカ戦争、朝鮮戦争、ウクライナ戦争などを検討し、その解決策を提起した。最後に日本の現在の政治状況を考察した。

目 次
1.実用的ビッグ・ヒストリー――社会的意義、社会的必要性――
  バリー・ロドリーグ(Barry H. Rodrigue, ロシア科学アカデミー東洋学研究所ユーラシア・メガヒストリーおよびシステム予測センター研究教授 国際ビッグ・ヒストリー学会国際渉外局長 ウェブサイト: rodrigue-global.org)

2.李四光800 年周期説についての発展的な考察
  王 元(おう げん、東北文化学園大学総合政策学部准教授、 特定非営利活動法人地球宇宙平和研究所理事)

3.ビッグヒストリーと中日関係の過去・現在及び未来
  胡 徳坤(こ とくこん、武漢大学国家領土主権・海洋権益協同創造センター主任 同大学中国辺界・海洋研究院院長 世界史教授) 

4.大歴史の視点から日本の台頭を見る   
  熊 沛彪(武漢大学歴史学院教授)

5.21 世紀日中関係の現状と趨勢――日中友好の原点を探る――
  汪 鴻祥(おう こうしょう、創価大学教授 特定非営利活動法人地球宇宙平和研究所理事)

6.イスラームとビッグ・ヒストリー――平和・共存のための新しい創世神話――    
  岩木 秀樹(いわき ひでき、創価大学非常勤講師 公益財団法人東洋哲学研究所委嘱研究員)

7.ビッグ・ヒストリーの実用:戦争ではなく平和のために――「宇宙学(Universal Studies)」の確立と普及をめざして―― 
  中西 治(なかにし おさむ、特定非営利活動法人地球宇宙平和研究所理事長 武漢大学客座教授 北京大学日本研究センター特約研究員)

書評
1.デヴィッド・クリスチャン著 渡辺政隆訳
 『ビッグヒストリー入門 科学の力で読み解く世界史』  
  桜井 薫(さくらい かおる、特定非営利活動法人地球宇宙平和研究所理事)

2.Barry Rodrigue, Leonid Grinin and Andrey Korotayev eds.
 From Big Bang to Galactic Civilizations: Big History Anthology. 
 Volume I: Our Place in the Universe: An Introduction to Big History
  辻村 伸雄(つじむら のぶお、ビッグ・ヒストリー研究者。palettehole名義でデザイナーとしても活動)

あとがき

4 月より、小出実先生が知的財産権法、民法関連の専任教員となりました

 小出実教授は愛知県出身で、金沢工業大学大学院工学研究科修士課程を修了し、北陸先端科学技術大学院大学知識科学研究科博士後期課程の単位取得退学後、東北大学大学院工学研究科博士後期課程を修了し、博士(工学)を取得しています。

 研究テーマは、技術経営、知識科学、イノベーションなどで、暗黙知又は形式知の知識創造、発明及びベンチャー企業における知財戦略、産学官連携などに関心があります。