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【Eサポセミナー】大学院公開講義を開催しました!

◆大学院公開講義「居住福祉計画セミナー」◆
『MEMENTO MORI 死を忘れるなかれ』


1月8日(水)・9日(木)の2・3限にEサポセミナー「大学院公開講義」を開催しました。
今回は、「死の臨床」の第一人者である山室誠先生をお招きし、死や看取りについてお話していただきました。
普段なかなか死について考える機会はありませんが、理学療法学専攻や看護学科の学生だけではなく他学科学生、教職員、学外からも参加していただきました。

  

1日目は、講義を通して死について考えていく中で、第三者や家族だけではなく自分の死についてワークを通して体験することができました。
ワークでは、紙に16個の枠を作成し自分の大切な物・人・活動について書き、その後、山室先生のお話を聞きながら、先ほど書いた大切な物・人・活動を1~2つずつ消していき自分が死に向かっていくような体験をしました。
山室先生の語りに引きこまれ、本当に自分の身に起こっているような感覚になり貴重な経験となりました。

  

2日目は午前に『安楽死・尊厳死・鎮静死・平穏死』について講義していただき、午後は、『看取り方と看取られ方』についてお話しいただいた後にワークを行いました。
ワークでは、「ACP10項目のテーマを普通の家庭で実際に家族と話し合うにはどうしたら良いか」というテーマでブレインストーミングを行いました。
今まであまり考えたことがないテーマに苦戦している方もいましたが、「他の人の意見を聞くことが出来てよかった」「考える良いきっかけとなった」という感想をいただきました。
講義の最後には、今回の講義を聞いただけで終わらせないために、明日から人生会議の準備のために何をするかを決めてもらいました。
参加者の皆さまには、人生会議のはじめの一歩となる行動をぜひ実践していただければと思います。