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2014.10.28
【コラム】学園祭てつがくカフェの様子を写真で紹介(小渕高志 准教授)
学科専攻 保健福祉学科 NEWS コラム お知らせ(皆さんへ)

みなさまごきげんよう。私、医療福祉学部は保健福祉学科に所属いたします教員で、名を小渕高志と申します。

学園祭の2日目10月19日(日)に、てつがくカフェが開かれました。すでに9回目となる「てつがくカフェ」も、学園祭で開くのは今回が初めてです。

不肖オブチも参加してまいりました。その様子をレポートいたします。

 

てつがくカフェの詳細はこちら。主宰する西村高宏教授のコラムです。

http://www.tbgu.ac.jp/hss/?p=1956

 

今後の開催予定などは、こちらをチェック。本学は教育支援センターのフェイスブックページです。

https://www.facebook.com/tbgu.esc

 

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2014学園祭てつがくカフェ

【ファシリテーターの西村高宏教授】

 「きょうのテーマは教養についてです」

2014学園祭てつがくカフェ

【テーマについて思いつくことをそれぞれ挙げてゆきます】

「みなさんは教養というと、どんなことを考えますか?」

「はい。新聞を読む人」

「物知り。博学」

素朴なところから対話が始まってゆきます。

 

2014学園祭てつがくカフェ

【会場から出された対話をボードにまとめてゆきます。】

 

2014学園祭てつがくカフェ

【和やかな雰囲気で対話が進んでゆきます。】

ゆったりした空間でお茶を飲みながら、喧々諤々(けんけんがくがく)の議論ではなく、相手の話すことを丁寧に聞き、みずからも丁寧に話すことを積み重ねるのが、てつがくカフェの対話なのです。

 てつがくカフェでは、誰もが自由に自分の考えを人に伝えることができます。頭ごなしに否定されたり、発言すること自体を禁じられることもありません。ここは、発言の自由と安全が確保され、対話を深めてゆく場なのです。

2014学園祭てつがくカフェ

【ボードへの書き込みとともに、対話が深まってゆきます。】

 

2014学園祭てつがくカフェ

【ブレイク・タイムにほっとひと息。】

「コーヒーのお替りをいただいてもいいですか」

 

2014学園祭てつがくカフェ

【「さて、そろそろまとめに入りましょう」。定義を完成させるためにキーワードを選びます。】

 

2014学園祭てつがくカフェ

【土屋滋学長(奥)と佐藤直由学長補佐(手前)】

てつがくカフェでは対話を交わす際に、対等性のルールから相手を「~さん」と呼びます。この時だけは学長先生であっても土屋さん、学長補佐の先生であっても直由さんと呼ぶのです。 

では、学生はこれをまたとないチャンス、と喜んでいるのでしょうか?

いいえ。学生は緊張して、つい「先生」と言ってしまいます。じつは、私など、この日3回も「~先生」と言ってしまったのでした。以前には、「~先生さん」と先生にさん付けをして爆笑されたことも。

 

2014学園祭てつがくカフェ

【「会場のみなさんは、ほかに必要なキーワードはありませんか?」】

 

2014学園祭てつがくカフェ

 【会場からの発言を促します。】

 

2014学園祭てつがくカフェ

 【「う~ん」。みなさん考え込んでいますね。】

 

2014学園祭てつがくカフェ

【「このキーワードを使って教養のわれわれの定義をつくります」。】

これまでの対話から導き出されたキーワードを組み合わせて、 教養についてのわれわれの定義をつくります。定義といってもカッチリしたものではありません。なぜなら、対話を重ねれば重ねるほど、われわれ一人ひとりが認識していた教養についての考え方が揺らぐからです。

その揺らぎを受け止め、考え続けていくことのきっかけになるのが、てつがくカフェなのです。この、なんともいえない中腰の姿勢で待つ苦しさが、むしろ癖になるのです。

なぜなら、「固定観念」や「常識」に「居ついて」しまっている自分自身の知を、対話によって解放する作業だからでしょう。そして、対等な場から生まれる自由が、新たな知への気づきを与えてくれます。

不肖オブチも、自分自身の「教養」にたいする「居つき」に気づき、考え方を新たにしたのでありました。今まで知らなかったことを知り、考えが及ばなかったことに気づくきっかけを持てるようになることは、自分が生きる世界が広がることを意味します。これは、苦しくもあり愉(たの)しくもある行為です。

 

2014学園祭てつがくカフェ

 【最初はまっ白だったボードが、】

 

2014学園祭てつがくカフェ

【こんなにぎっしり。】

 

2014学園祭てつがくカフェ

 【2枚目もご覧のとおりに。】

 

2014学園祭てつがくカフェ

【今後取り上げてほしいテーマをアンケートに記入する人と、ボードの前で記念写真をとるグループ。】

 

2014学園祭てつがくカフェ

 【てつがくサークルの面々と。終わっても、なかなか話が尽きません。】

 

2014学園祭てつがくカフェ

【他大学から遊びに来てくれた学生さんや、社会人になったOB・OGたちも来ていました。名刺交換や旧友との談笑に花が咲きます。】

 

 

 


 

 

 

文/写真:小渕 高志(おぶち たかし)

自己紹介(お題は「教養」)
「教養と知性ってじつは、違うのね。あなた物知りだけど馬鹿だわ」と、昔振られた恋人の、涙の横顔思い出す。

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