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2016.12.19
総合政策学部の授業風景②「グリーンツーリズム論」
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国見から八幡への水路(みずみち)をたどり、八幡町に暮らす人々の日常生活を支えながら水辺の憩いやうるおいをもたらしていた往時の四ツ谷用水に思いを馳せる。

“Walden”を地元Concordの自然環境を保全する象徴的存在と考えていたソローは、それを水源とする水道敷設の試みに対する怒りを顕わにしている。(The villagers) “are thinking to bring its water, which should be as sacred as the Ganges at least, to the village in a pipe, to wash their dishes with ! ”(村で暮らす連中たちは、その(ウォールデンの)ガンジスのように聖なる水を導水管で村に引こうと考えている!)

かつて敷地内の井戸や溜池あるいは近隣の谷川の水を利用していたはずの国見地区の現在の水源が七ヶ宿ダムであることを知ったのは東日本大震災の時だった。ソローならいざ知らず、蛇口を捻るだけで容易に水が得られることに慣れ親しんでいる現代人にそれを批判することなどできようはずはないが、かかる近代的水道システムと四ツ谷用水の通水復活は両立しえないものとはいえないだろう。

川村孫兵衛(基本設計)や宇津志惣兵衛(御普請奉行)らの尽力によって竣工に到った江戸時代初期から1960年頃まで、国見の下流域に位置する八幡町界隈に暮らす人々は、その恩恵の一部を四ツ谷用水から享受していた。仙台城下の暮らしに不可欠な生活・消防および農業用水を供給していた水源の森に位置する大学で学ぶ私たちが水路(みずみち)の遺構にふれ、その歴史を知ろうとするのはごく自然なことだろう。里山を流れ落ちる水路をたどった前回の授業を承け、今回の授業では里山活用計画の一つとして挙げられた“Kunimi-Hachiman Walking rally” におけるポイント地点候補の現況を確認しながら、四ツ谷用水の痕跡を水平方向に移動することにした。

1.四ツ谷用水消火システムの主要貯水池としての疱瘡神堤跡・八幡池堤跡
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2.生活用水としての利用実態を想像させる洗場遺構(覚性院丁通)
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3.四ツ谷用水本流跡に残る数多くの橋梁群(土橋通~八幡神社)
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4.春日神社に奉納された今野氏による往時の四ツ谷用水絵図(春日神社周辺)
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