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経営法学部経営法学科
経営法学部 経営法学科

秡川 信弘 教授


秡川 信弘 教授
Nobuhiro Haraikawa

■研究・教育テーマ
農業経営学に立脚し、佐瀬与次右衛門『会津農書』(貞享元年)、『会津歌農書』(宝永元年)、『会津農書附録』(宝永六年ごろ)及び佐瀬林右衛門『幕内農業記』(正徳三年)に基づきながら、自然環境・生態系と調和する独自の地力再生産機構をもつ農業経営システムを持続的農業(sustainable farming system)の一形態として措定する。
また、上記の農業経営システムの基礎上において米国資本主義の草創期に著され、米国11年次生(日本の教育課程における高校生に対応)の教科書に採用されているソロー『森の生活』(Henry David Thoreau, “Walden; or, Life in the Woods”)において考察された自然生態系と調和しうるビジネスモデルについて検証する。
さらに、人類の経済活動に由来すると考えられる気候変動、陸域生態系および海洋資源の劣化などの地球規模の環境問題に対する解法とすべき新たなビジネスモデルを創出する道程(road map)を明示する。
☞ 以下、その一里塚の一つを例示する。


■経歴
1984年4月 農林水産省(北海道農業試験場企画連絡室)
1984年10月 農林水産省農業研究センター(経営管理部園芸経営研究室)
1989年4月 農林水産省熱帯農業研究センター(海外調査情報部)
1991年4月 農林水産省熱帯農業研究センター(研究第二部)
1993年10月 農水省国際農林水産業研究センター(生産利用部)
1994年4月 農水省農業研究センター(農業計画部市場適応研究室)
1995年4月 農林水産省農産園芸局(環境保全型農業対策室)
1996年4月 農水省農業研究センター(農業計画部地域計画研究室)
2000年4月 東北文化学園大学総合政策学部総合政策学科
2003年4月 東北文化学園大学健康社会システム研究科(兼任)
2021年4月 東北文化学園大学経営法学部経営法学科

■担当科目
アグリビジネス論
持続的農業論(環境と農業)
グリーンツーリズム論
環境論入門
ゼミナールⅠⅡ
基礎ゼミナールⅠⅡ
アカデミックスキルズⅠⅡ
自然環境保全論(大学院)


■研究テーマと研究成果
○研究テーマ
持続的農業にかかわる理念および経営に関する研究

○研究成果
「関係人口の内部化による地域振興 ― 「針道九区」を起点とする試論 ―」、総合政策論集』(東北文化学園大学)、20-1、2021年
「祭祀の含意と食農・環境教育-「共同体」の持続性と「直耕」-」、『総合政策論集』(東北文化学園大学)、19-1、2020年
「起業家精神と大学生事業-針道集落における事例的研究から-」、『総合政策論集』(東北文化学園大学)、19-1、2020年
「農業論としての「マメ畑」の現代的意義-『会津農書』と「コールマン報告」との視点から-」、『ヘンリー・ソロー研究論集』(日本ソロー学会)、第45号、2019年
「「食」,「農」および「自然」-農的文化の継承に関する考察-」、『総合政策論集』(東北文化学園大学)、18-1、2019年
「『会津農書』成立の背景を物語る史料-『会津歌農書』と『会津農書附録』-」、『総合政策論集』(東北文化学園大学総合政策学部)、18-1、2019年
「自然的価値の認識手段としての「農」-新たな「農」の文化的風土をいかに創造するか-」、『総合政策論集』(東北文化学園大学)、17-1、2018年
「世界農業遺産(GIAHS)に関する考察-『会津農書』と“Walden”の視点から-」、『総合政策論集』(東北文化学園大学)、16-1、2017年
「ソローの「実験」を継承する人々」、『総合政策論集』(東北文化学園大学)、15-1、2016年
「地域農業システムの持続性に関する考察-『会津農書』に学ぶ農業経済学-」、『総合政策論集』(東北文化学園大学)、15-1、2016年
「ソローの「森の生活」と現代社会:有機農業に関する一試論」、『有機農業研究』(日本有機農業学会)、7-1、2015年
「信念と共感に基づく未来志向の理念について」、総合政策論集』(東北文化学園大学)、14-1、2015年
「ヘンリー・ソローへの旅-抽象的理念から実践を生み出す技法とは?」、『総合政策論集』(東北文化学園大学)、12-1、2013年
「量入以為出-ソローの経済学批判-」、『総合政策論集』(東北文化学園大学)、8-1、2009年
「冬期湛水水田による自然との共生ブランド戦略に基づく付加価値の創造」、『水鳥と共生する冬期湛水水田の多面的機能の解明と自然共生型水田農業モデルの構築に関する研究』(東北大学)、2007年
「冬期湛水による圃場管理と生物多様性保全」、『新たな方向を目指す水田作経営』(農林統計協会)、2006年
「ほ場生態系の持続性と環境保全型農業」、『戦後日本の食料・農業・農村 農業と環境』、農林統計協会、2005年
「伝統的な農村文化をコアとする地域農業環境政策-宮城県における萌芽的な実践事例から-」(地域農業経営戦略研究会)、2004年
「地域・生活・環境フィールドからの研究・教育課題Ⅰ-農業経済学からの総合政策学試論-」、『総合政策論集』(東北文化学園大学)、4-1、2004年
「持続可能な農山村地域経営戦略論-BSE問題を手がかりとして-」、『総合政策論集』(東北文化学園大学)、3-1、2003年
「水田の持つ公益的機能に関する再検討」(日本環境学会)、2003年
「土地利用条件に対応した地域用水施設配置計画手法の開発」(農林水産技術会議事務局)、2002年
「農山村地域における自然環境資源の価値評価Ⅲ-新規市場創出技術としてのCVM-」、『総合政策論集』(東北文化学園大学)、2-1、2002年
農山村地域における自然環境資源の価値評価Ⅱ-CGI利用による参加型CVMの実行可能性-、総合政策論集(東北文化学園大学)、1-2、2002年
農的空間への住民ニーズと活動への参加意識、地域住民と農的空間、農林統計協会、2002年
「農山村地域における自然環境資源の価値評価Ⅰ-参加型視点からの仮想状況評価法の適用試験-」、『総合政策論集』(東北文化学園大学総合政策学部)、1-1、2001年
「農的空間への住民ニーズと活動への参加意識」、『経営研究』(農業研究センター)、50、2001年
『参加型開発と国際協力-変わるのは私たち-(翻訳)』(明石書店)、2000年(原題 Robert Chambers, “Who’s Reality Accounts? ”)
『都市と農村の共生を考える-上田市農家の意識・実態調査から-』(農業研究センター)、2000年
『都市との共生をめざしたつくば農業の進路』(農業研究センター)、2000年
『農村の多面的機能と中山間地域の活性化』(新潟県)、2000年
「中山間地域における定住・雇用条件からみた農産加工事業の成立条件」、『農業土木学会誌』(農業土木学会)、68-5、2000年
「農業・農村の多面的機能の内部化と地域活性化」、『農業経営研究』(日本農業経営学会)、38-2、2000年
「環境保全型農業と経営研究の課題」、『農業および園芸』(養賢堂)、73-2、1998年
「国土・環境保全型の地域計画研究の課題-都市近郊水田の洪水防止機能の評価を事例として-」、『農業経営成果集報』(農業研究センター)、17、1998年
「わが国の畜産環境負荷の改善に関する検討」、『畜産の研究』(養賢堂)、51-12、1997年
「水田の公益的機能と環境負荷をつなぐ視点」、『農業および園芸』(養賢堂)、72-11、1997年
「農業生産システムにおける窒素循環に関する考察」、『農業および園芸』(養賢堂)、72-6、1997年
「農法の持続性と経済的実行可能の計測指標」、『経営研究』(農業研究センター)、36、1997年
「環境保全型農業の経営的評価方法-国民経済的視点からみて-」、『農業および園芸』(養賢堂)、71-12、1996年
「流通・価格形成機構の特質」、『解体する食糧自給政策』(日本経済評論社)、1996年
「東部ジャワ田畑輪換大豆作経営の持続性に関する事例的研究」、『熱帯農業』、38、1994年
東部ジャワ農民の大豆播種量に関する研究」、『熱帯農業』、37、1993年
『持続的農業生産-国際農業に関する研究戦略-(翻訳)』(熱帯農業研究センター)、1991年
「野菜産地行動の分析に関する一視角」、『農業研究センター研究報告』、1990年
「10億人を養う-中国農業の最前線-(抄訳)」、『研究ジャーナル』(農林水産技術研究情報協会)、12-7、1989年
「価格差をめぐる農民の経済的行動」(日本農業経営学会)、1988年
「首都圏における野菜単作化の進展」(日本農業経済学会)、1988年
「南関東都市近郊野菜産地における単作化の進展とその地域差」、『電算機利用研究発表会』(農林水産省)、1987年
「南関東都市近郊野菜作地帯の類型区分」、『大都市近郊野菜作地帯の分析と計画』(農業研究センター)、1987年
「作物選択の変化と農家の就業構造」、『日本農村生活研究会』、1986年
「集散市場体系下における流通・価格形成の構造分析Ⅱ」、『東北大学農学研究所報告』(東北大学農学研究所)1984年
「集散市場体系下における流通・価格形成の構造分析Ⅰ」、『東北大学農学研究所報告』(東北大学農学研究所)1982年