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アシスタ仙台での起業論の講演

経営法学科/総合政策学科
 2022年11月21日(月)夕方、仙台市起業支援センター アシスタ仙台で開催された「一番商品づくり塾 2022年11月例会」(なんと第190回目の例会!)で、講演させていただきました。

 テーマは、ずばり「起業理論」。それも、現役バリバリの起業家の諸先輩を前にした講演でした。

 このようなプロの実務の方相手の講演は、日頃の大学での授業とはまた違った緊張感があり、討議では鋭い質問も多々ありましたが、決して一方通行ではなく、「地元で起業されている方々のお悩みに経営法学部の大学教員として少しでもお役にたてれば」という主旨で行いました。

 当日は、起業理論の中でも、比較的新しい考え方「エフェクチュエーション」(実効理論と訳される。不確実性にどう対処するかという対応方策のフレームワーク)の5つの原則と、それがこれまでの一般企業、特に大企業で行われ、「合理的」とされてきた「将来を予測し、その予測結果からフィードバックする考え方」との対比を中心にお話しさせていただきました。

 また、起業家の方々にオンラインでアンケートを行い、それをリアルタイムで見ながら進めることができ、地元仙台の起業家の方々の意識に関する理解も大変進みました。

 この時、さすが起業家の方々の集まりだと感じたのは、実効理論の考え方を(すべてではないにしても)既に取り入れている方々が大勢いらっしゃったことです。仙台の起業家の方々の意識の高さと「一番商品づくり塾」を主宰されている波多野卓司先生の先見性を確認することができました。

 また、UDトークという機材を使って聴覚障害者の方への支援活動をしながら講演するという、初めての経験もさせていただきました。ご協力いただいた起業家の方々にもこの場をお借りして、感謝の意を表します。
東北文化学園大学 経営法学部 学部長 教授 田邊 文彦