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2016年8月22日 環境設備エンジニアコース サマーセミナー

学生の活躍
建築環境学科 須藤諭教授、八十川淳准教授、川村広則講師
環境設備エンジニアコースでは、本コースに配属されている3年次生の卒研セミナーⅠ(3年前期必修科目)および4年次生の卒業研修Ⅰ(4年前期必修科目)の学外授業として、施設見学や研究発表会を合宿で行う恒例のサマーセミナーを実施した。同コースの大学院生も参加した。合宿を通じて集中的な議論の深まりが生まれることを期待するものである。1日目は台風襲来のために、施設見学1を時間短縮にて実施した。その内容は下記のとおりである。
1.施設見学1:「南蒲生浄化センター見学」
南蒲生浄化センターは仙台市中心市街からの排水処理を担う下水処理場である。施設は仙台湾岸に立地しており、東日本大震災(2011年3月11日)の津波により甚大な被害があった。現在、機能回復の最終段階にある。今回は処理施設の概略理解とともに、施設内に残る津波被害の痕跡を見学した。残念ながら台風の襲来のために時間短縮での見学だったが、水浄化のプロセスとスケール感の体感とともに、災害に伴う想像を超越した自然の力を体感することができた。



2.研修報告会、懇談会:「大郷町『縁の里』」
メインイベントの研究報告会を行いました。4年次生が進めている卒業研究の中間発表、大学院生の研究報告が行われ、学生による質問や意見交換、教員からアドバイスが行われた。報告会後には、夕食、そして引き続き懇親会を実施した。懇親会では、大学での授業期間ではなかなか実現しない、学生たちと教員との深い語らいの時間となった。



3. 施設見学2:「キリンビール㈱仙台工場」
2日目は施設見学2として、仙台市宮城野区の仙台港に位置するキリンビール㈱仙台工場を訪問した。生産設備機器と生産プロセスの体感に加えて、ビール缶の封印のメカニズムなどを学んだ。