WEB面接対策ポイント ～準備から本番まで～

　ＷＥＢ面接は３密回避の点からも活用を進める企業が増えています。
　慣れずに戸惑うこともありますので、事前準備をしっかりして臨みましょう。


【１】WEB面接と対面面接の違い

〇話す内容が重視されやすい
　WEB面接は画面越しのやり取りのため、細かい表情などの非言語情報は伝わりにくい性質があります。入退室の立ち居振る舞いや表情、リアクションなどよりも話す内容が重視される可能性が高いといえます。

〇ややコミュニケーションが取りにくい
　WEB面接の場合、会話にタイムラグが生じるなど、対面と比較すると機械的な印象を与えてしまいがちです。
　　
〇選択肢が広がる
　WEB面接の場合、会場までの交通費や移動時間がかかりません。そのため、就活生にとっては興味を持った企業へエントリーするハードルが下がります。企業にとっても多くの学生と出会う可能性が広がります。


【２】WEB面接の準備

○必要なもの
・ビデオ通話ができる機材（ＰＣが望ましい）
・インターネット環境
・イヤホン（必要に応じて）

○場所と環境
・静かで雑音がなく、インターネット接続が安定している場所を選ぶ。
・背景の映り込みに注意し、部屋はきれいに片づける。顔がはっきり映るように照明等を使用して明るくする。
・机、椅子の高さやパソコン等機材の角度を調整する。
　自分の目線より低い位置に画面を置くと、相手には「上から目線」のように映ることになる。パソコンの下に台を置くなどし、目線とカメラの高さは合わせる。

○利用するソフトウェアのダウンロード
・企業からの指示に従う。

○アイコンやプロフィール画像の確認
・以前から使用しているソフトで面接を受ける場合、ユーザー名やプロフィール画像を確認する。ユーザー名は本名とし、画像は履歴書の顔写真に類するものか、何も設定しない方が無難。
・アカウント名が就活にふさわしくないものである場合は、別にアカウントを取得する。

○緊急連絡先の確認
・通信トラブルに備え、緊急連絡先を事前に確認しておく。

○服装、身だしなみ
・基本はリクルートスーツ。企業から「リクルートスーツ以外で構わない」と言われても、清潔感のある服装と身だしなみを心掛ける。
・全身が映らないと思っていても、何かの折に映り込むことがあるので油断しない。
・表情がはっきり見える化粧とするが、カラーを濃く入れるメイクは控える。


【３】WEB面接当日

〇直前準備
・充電を確認する。
・１０分前には画面の前に座り、スタンバイ（ログイン）する。
・SNSやメールの通知はオフにする。
・周囲の雑音や余計な映り込みはできるだけシャットアウトする。自宅で行うのがベストだが、家族にはＷＥＢ面接があることを伝えて、協力を依頼する。

〇本番
・通話ができる状態であること、お互いの姿がしっかり見えていることを確認する。
・丁寧に一礼して「こんにちは。東北文化学園大学の○○　△△と申します。どうぞよろしくお願いいたします。」と挨拶する。

〇注意点
・対面面接より声が通りにくいので、いつもよりゆっくり話すように心がける。
・通話にタイムラグが生じる場合がある。「すぐ回答しなければ」と、相手の質問から間を置かずに話してしまうと被り気味になりがち。間をとって話すように心がける。
・視線を外す、キョロキョロするなどは相手側が対面面接以上に気になるので注意する。
・上半身がメインに映るので、髪や顔を触ると目立つことを意識する。