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【周年記念事業】アレン記念館(国登録有形文化財)保存工事が完了しました。

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学校法人東北文化学園大学(宮城県仙台市)では、学校法人創立40周年及び設置する久慈幼稚園(岩手県久慈市)創立80周年を記念し、久慈市の名誉市民で久慈幼稚園の創立者のタマシン・アレン女史の住居であった、アレン記念館(国登録有形文化財)の保存工事を2019年8月下旬から実施しておりましたが、10月7日に完了しました。


【保存工事前のアレン記念館】
【保存工事の趣旨】
久慈地域の教育や福祉の基礎を築いた、久慈市名誉市民で久慈幼稚園(現・幼保連携型認定こども園久慈幼稚園)の創立者であるタマシン・アレン女史(1890-1976)の住居であったアレン記念館は、アレン女史の支援者であり日本で数多くの西洋建築を手がけたウィリアム・メレル・ヴォーリズの設計で、久慈市の棟梁・平谷鉄男氏が施工し、1941年に建てられました。
久慈幼稚園の敷地には、ウィリアム・メレル・ヴォーリズの設計の建築物がその他に2つ現存していますが、アレン記念館は、建設当時としては希少であった洋風生活を意図した住宅であることが評価され、2016年11月に国の登録有形文化財に指定されております。

【参考】創立者タマシン・アレン女史と、建築遺産久慈幼稚園舎を設計したウィリアム・メレル・ヴォーリズ
http://www.tbgu.ac.jp/kuji/kindergarden/history

この度、久慈幼稚園が2018年に創立80周年を迎え、幼稚園を設置する学校法人東北文化学園大学の創立40周年記念事業の一環として、アレン記念館の保存工事を実施いたしました。
保存工事実施に当たっては、本学科学技術学部建築環境学科の増田豊文教授の監修の下、次の内容で実施することにいたしました。



【保存工事の概要】
外観
①外壁下地処理後全面塗装
②破損軒樋等復元(銅)
③外部建具全て更新
④屋根一部補修(2年前台風被害)
⑤トイレ前板塀修理復元
⑥バルコニー支え柱、基礎交換
⑦玄関前石貼り補修復元
⑧サッシの金物破損品更新
内部
⑨台所の床板張り復元

なお、壁面については、2017年3月に開催された「『アレン記念館』登録有形文化財(建造物)登録を祝う会」に参加された、建設当時のアレン記念館を知る久慈市民の方からのご意見で、「頌美(ほまれ)カラー」(タマシン・アレン女史が創設した「学校法人頌美学園」のシンボルカラーの灰色)で全面塗装し、建設当時の建物を復元いたしました。


また、建物の特徴の一つである、バルコニーからの一本柱が朽ちている状況でしたので、柱を新調しました。
(改修前)


(改修後)


その他の工事後の状況は次のとおりです。
【破損軒樋等復元(銅)】


【外部建具全て更新】

※窓ガラスが特殊なため、再使用、復元

【トイレ前板塀修理復元】


【玄関前石貼り補修復元】


【台所の床板張り復元】


【メディア紹介】
2019年 9月27日  岩手日報朝刊26面
2019年10月28日  デーリー東北16面

【寄附の募集について】
今回の保存工事に伴い、広く寄附金を募集しております。
申込書は、幼保連携型認定こども園久慈幼稚園(久慈市本町)の他、久慈市役所、久慈市文化会館アンバーホール、久慈市図書館に設置しております。
詳細は、ホームページ(http://www.tbgu.ac.jp/anniversary/memorialdonation)をご確認願います。