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藤原加奈江教授(言語聴覚学専攻)が共著で執筆した書籍「分散脳~自閉症スペクトラ ム障害の私が語ること、書くことの意味~」が発行されました

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 医療福祉学部リハビリテーション学科言語聴覚学専攻の藤原加奈江教授が自閉症スペクトラム障害児支援の一環として企画し、共著で執筆した書籍「分散脳~自閉症スペクトラム障害の私が語ること、書くことの意味~」が発行されました。



 本書は幼児期健忘がない特異な記憶を持つ自閉症スペクトラム障害者に藤原先生が神経心理学的見地から様々な質問をし、これに応える形で原稿を書くという珍しい形式となっています。

 さらに、当時の状況を補完するための保護者の回答や、内容を理解するための基本的な知識と解説が続きます。このプロセスは本学内で支援の一環としてなされたとのことです。質問に答え、書いていくことで内省が深まり自己理解が進んでいく様子が分かります。自閉症スペクトラム障害児者が抱える特異な困難さとともに、0歳代からの記憶により言語発達の様々な仮説の検証にも迫る貴重な資料となっています。

■関連リンク
出版社WEB(医学書出版 診断と治療社)
分散脳 バラバラな思考がひとつになる時~自閉症スペクトラム障害の私が語ること,書くことの意味~
http://www.shindan.co.jp/books/index.php?menu=10&cd=253600&kbn=1On