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工学部工学部

建築環境学科

Department of Architectural Environment

#建築環境学科

建築設備コース・健康インテリアコース「2026 サマーエクスカーション」

 9月18日(金)、建築設備コース・健康インテリアコースの須藤研究室、八十川研究室、一條研究室、二科研究室の3・4年生が山形県最上町を訪問し、木質バイオマスによる地域エネルギー供給の最前線を学びました。

1.若者定住環境モデルタウン(木質バイオマス地域熱供給施設)

 最上町の「100万人交流シンボルエリア整備構想」に基づき、「すこやかゾーン」内に整備されたモデルタウンを見学しました。
 案内役は、本学客員教授であり、ソーラーワールド株式会社・代表取締役の武内賢二氏。武内先生はこのゾーンに熱供給を行っている「木質バイオマス地域熱供給施設」の設計・運営を手掛けられています。
 計23世帯が暮らす住居エリアにおいて、木質チップやペレットを燃焼させて作った熱を全世帯の暖房・給湯に活用する地域熱供給システムなど、積雪山間部における先進的な住環境と再生可能エネルギーの利活用について学びました。

2.ウェルネスプラザ

 続いて、医療・保健・福祉が連携し、地域包括ケアを目指す総合施設「ウェルネスプラザ」(最上町立最上病院、最上町健康センター、最上町高齢者総合福祉センターの総称)を訪問しました。
 同施設には、地域の森林資源(間伐材等の木質チップ)を活用した熱源ボイラー3基(合計出力2,150kW)による地域熱供給システムが導入されており、病院や福祉施設、給食センター、園芸ハウス等へ給湯・冷暖房・融雪熱を供給しています。エネルギーの地産地消と循環型社会の構築について見学しました。

3.旧満沢小学校の活用施設「みつざわ未来創造館らいず」「たらふく工房」

 2012年3月に閉校した旧満沢小学校の校舎を活用した地域再生・交流拠点「みつざわ未来創造館らいず」や、同校舎を利用した農家レストラン「たらふく工房」を訪問し、地域資源を活かした産業育成や施設再利用の事例を見学しました。昼食は「たらふく工房」の地場野菜を使った料理に舌鼓を打ちました。

 昼食後には「バイオマスセミナー」を開催。最上町観光商工課エネルギー産業推進室主査の高橋一起氏より「最上町における木質バイオマスを用いた地域熱供給事業と取り組みについて」と題してご講演いただき、参加した学生や教員と活発な意見交換が行われました。

4. 株式会社もがみ木質エネルギー(木質チップ製造工場)

 代表取締役の下山邦彦氏に出迎えていただき、同工場をご案内いただきました。町内の施設へ年間2,000トン余りの木質燃料を供給する製造現場を見学しました。森林整備で発生する間伐材をチップやペレットなどの燃料へと加工・供給することで、地球温暖化防止や地域林業の活性化に貢献する循環型エネルギーの仕組みを学びました。

5.木質バイオマス発電所「もがみまち里山発電所」

 株式会社ZEデザインが運営する「もがみまち里山発電所」(発電出力:約1MW、木質バイオマスガス化発電方式)を見学しました。間伐材のチップから発生させたバイオガスによる発電と排熱利用を組み合わせた高効率なシステムであり、地域資源を活用した持続可能なエネルギー供給の最前線を体感しました。

 今回のエクスカーションを通じて、学生たちは自然環境と調和した建築設備や地域エネルギーの持続可能な利活用について、実感を伴った深い学びを得ることができました。