建築と庭がつくる、新しい祈りの風景。「まちなか納骨堂 寂(じゃく)」が開堂しました。
建築環境学科の渋谷達郎教授が設計・監理を手がけた「まちなか納骨堂 寂(じゃく)」が、山形市中心部に開堂しました。

隆勝寺の境内に計画されたこの施設は、室内墓と合葬墓を備え、季節や天候に左右されず、穏やかな気持ちで故人と向き合うことのできる納骨堂です。
水と緑に囲まれた庭を歩くこと。
家族でゆっくりと過ごすこと。
庭の風景に向かって、静かに手を合わせること。
お墓参りのためだけに訪れる場所ではなく、故人を想いながら家族が集い、それぞれの時間を過ごすことのできる場所にしたい。
そんな想いから、この建築は生まれました。



「寂」では、建築と庭をひとつの風景として捉え、水や緑、光や風、季節の移ろいを室内からも感じられる空間を目指しました。
水盤を囲む庭と、そこに向かって開かれた室内空間。建築とランドスケープが一体となり、訪れる人がそれぞれの距離感で故人と向き合える、静かな祈りの場所をつくり出しています。
渋谷研究室では、霊園や合葬墓、納骨堂などの葬送空間についての研究にも取り組んでいます。
建築を設計することは、建物の形を考えるだけではありません。人の想いや暮らし、地域の文化や風景と向き合い、これからの社会に求められる場所のあり方を考えることでもあります。
こうした実社会での設計実践と研究の両面から、建築や環境をデザインすることの可能性を探っています。
関連リンク
「まちなか納骨堂 寂(じゃく)」公式サイト
https://jaku-yamagata.jp/
YBC山形放送 ニュース
https://news.ntv.co.jp/n/ybc/category/society/ybf0e09d096b434606a98d9c4955b7a1a2