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大学概要
大学概要

建学の精神

「輝ける者を育む」

建学の精神に基づく人材像

「輝ける者」とは、自立した力を持ち、
他者とかかわり合いながら
未経験の問題に応える人

学生へのメッセージ

 私達の学園は協同ということを大切にしています。教職員や同級生とのかかわりはもとより、上級生や下級生、地域の人達とのつながりの中から、同じ目的のもとに行動するチームアプローチを学びます。

 人口流出、高齢化、少子化、地域コミュニティの再構築、地域文化の継承と創造、震災復興...。東北は今、全国に先んじて、誰もが経験したことのない深刻な課題に直面しています。豊かな自然あふれる東北で、その恵みを享受し、また地域の誇りを持ち続けるために、目的を共有する人達と力を合わせて解決策を練らなければなりません。

 さまざまな垣根を越えて協同しながらの課題研究や課外活動、学生自らが企画しての社会貢献や地域活動など、仲間たちと熱く輝く瞬間が学生生活を彩ります。

 一人の職業人として活躍するための専門知識や資格に加えて、周囲とつながる学生生活によって「輝ける者」に至るあなたを全力で支え、未来に送り出していきます。

教育理念

本学の教育理念

新時代の実学を担う有為な人材を育成するために5つの教育理念を掲げ、 人間教育を重視した専門教育を実施する。

(1) 豊かな人間性と創造力の養成
専門技術・知識を習得し、独自に工夫・応用できる創造性を育成する。同時に、豊かな人間性と愛情をはぐくむ。

(2) 専門技術の研鑽

専門技術の学問としての確立と研究の推進を行い、あわせて、実社会の需要に積極的に応えられる技術と情熱を持つ人材を育成する。

(3) 国際性豊かな人材の育成
高い識見と専門技術を生かし、多様な世界との文化・技術交流に積極的に取り組むことのできる国際性豊かな人材を育成する。

(4) 社会の一員としての自覚と問題解決能力による貢献
国際社会、国家、地域社会の一員としての役割、責任を自覚し、社会に対する洞察力と問題解決能力をもって、進んで社会貢献に参加する人材を育成する。

(5) 地域社会とともに発展する大学
地域社会との交流を活発に行い、同時に職業人の再教育、編入学、科目等履修生及び社会人の受け入れなど、生涯学習に対応する。

学部の教育目標

【医療福祉学部】
 医療福祉学部は、広い教養と豊かな人間性を有し生命の尊厳に対し深い理解を示す能力を養うとともに、医療福祉分野の専門能力を備えた専門職としての自覚を持ち、積極的な行動のできる人材を育成することを目的とする。

① リハビリテーション学科は、理学療法学、作業療法学、言語聴覚学、視覚機能学の各分野について、理論及び応用の研究を行うとともに、それぞれに十分な知識と技能を有し、医療福祉の実践を担う専門能力及び豊かな人間性を備えた人材を育成する。

②看護学科は、看護学、保健学の各分野について、理論及び応用の研究を行うとともに、それぞれに十分な知識と技能を有し、医療福祉の実践を担う専門能力及び豊かな人間性を備えた人材を育成する。

【現代社会学部】
 現代社会学部現代社会学科は、社会学と社会福祉学の理論及び応用の研究を行うとともに、それぞれに十分な知識と技能を有し、幅広い視野と柔軟な思考を持った人材、ならびに現代において多様な人々が共に生きる社会の創生に貢献できる人材を育成する。

【経営法学部】
経営法学部経営法学科は、法学及び経営学を中心とした社会科学、その他の関連する分野を総合的に教授し、研究することにより、豊かな教養と人間性を養うとともに、日々変化する社会を的確に捉え対応していく能力、地域活性化に資する能力、国際社会で活躍する能力を持った人材を育成する。

【工学部】
 工学部は、実践的教育に基づき、工学に関わる深い見識と高度の技術力を身に付けることに加えて、高い倫理観と豊かな創造力、多面的な分析力と協調性、実社会における具体的な問題把握力と解決能力をもつ、情報・建築・医療領域の人材の育成を目的とする。

① 知能情報システム学科は、ネットワーク、マルチメディア、ロボティクスの各分野について、幅広いコンピュータの基礎知識に加え実践的な技術力を教授し、豊かな発想力と自在な応用力を身に付けた高度情報化社会に対応できる人材を育成する。

② 建築環境学科は、建築デザイン、健康インテリア、建築設備の各分野を核として、環境に配慮した建築空間の構成技術、長寿命化技術の獲得とその実践をとおして、充実した基礎教育と時代に適合した先端教育を行い、建築空間と人間生活の適正な関係の改善に寄与できる人材を育成する。

③ 臨床工学科は、臨床工学に関わる医療技術や医療機器開発の各分野について、理論及び応用の研究を行うとともに、チーム医療の重要な一員として活動でき、さらに新たな医療機器の開発に参画できる人材を育成する。

大学の3つのポリシー(アドミッション・ポリシー、カリキュラム・ポリシー、ディプロマ・ポリシー)

アドミッション・ポリシー

 本学は、地域に根差して未来を志向した実学教育を目指しています。
次のような学生(高校生や社会人)を求めています。

未来:夢ある若者が人類の未来を担う
 少子高齢化・国際化・情報化が進む現代において、人類の持続的な発展を実現するためには、地球の環境維持を考え、子孫のことを考えた生き方の創造と実践が必要とされています。
 未来に向けて夢や目的をもち、その実現に向けて努力する人、未来に向けて革新性を発揮しようとする人を本学は求めています。
 文系・理系の枠にとらわれず、学際領域にも興味をもって、情報収集や読書・学習に努めてください。

実学:専門技術を目指した学習や体験を
 社会で生きていくためには教養を身につけるだけではなく、専門的な知識や技術を獲得することが大切です。それによって私たちは社会に役立つ存在となり、同時に、充実した人生を送ることが可能となります。

 専門知識・技術を学び社会の発展に寄与しようとする人、また、専門分野間の連携・協同活動に意欲をもっている人を本学は求めています。
 実習・実験などの体験学習や職業体験などに積極的に参加し、広い意味での学習を進めてください。

地域:地域社会や国際社会まで活躍の場は広い

 個々人が地域社会に貢献するためには、広く人類の文化・歴史に興味をもつとともに、社会の一員としての責任を自覚し、節度ある生活習慣を身につけることが大切です。
 豊かな心とコミュニケーション能力をもっている人、創造性を活かして地域・国際社会の発展に貢献しようとする人を本学は求めています。
 サークル活動や地域のボランティア活動などに積極的に参加し、社会性と倫理観を養ってください。

カリキュラム・ポリシー(2021年度入学者用)

本学は、地域に根差した未来志向の実学教育を目指して、三つの柱に基づくカリキュラムを実践します。
  1. 未来を担う人材の育成
  2. 実学を重んじた専門教育
  3. 地域に幅広く貢献できる力の養成
これら三つの柱を具現化するために、本学の教育では次の事柄に力を入れています。

1)人間性の基礎や生きる力をはぐくむ教育
 生命の尊厳を考える、社会の在り方を考える、科学の未来を考える、そのような新しい時代に対応できる「人間力」を育てることに力を注いでいます。

2)学生一人ひとりに対応した初年次教育
 大学では学生自身が主体的に学ぶ姿勢が求められます。
 本学では、1 年次の学生に対して、学習に必要な資料の集め方やレポートの書き方など、大学で学ぶために必要な基本的事柄を指導するとともに、基礎教育センターを中心として、学生の基礎学力の充実を図る取り組みを行っています。

3)学部・学科の垣根を越えた共通教育
 医療福祉、現代社会、経営法、工学の4 学部の分野で共通して求められる、社会人基礎力*、国際性をはぐくむ語学力などの基本的能力を培う共通教育を取り入れています。また、講義形式に加えて実践的な教養教育に関するカリキュラムも充実しています。
*社会人基礎力とは?
「前に踏み出す力」、「考え抜く力」、「チームで働く力」の3 つの能力からなり、「職場や地域社会で多様な人々と仕事をしていくために必要な基礎的な力」として、経済産業省が2006 年から提唱しています。

4)広い視野と高い専門性を獲得するための学際教育・研究
 総合大学の特長を活かして、他学部の科目の一部を学ぶことができる学際教育(学問の領域を超えた教育)を実践しています。また、各学部の教員が連携して、医療福祉、現代社会、経営法、工学など、多様な視点に基づく複合的な研究活動も行われています。

5)多様な演習・実習を通じて知識と実践を融合させる教育

 学内外における演習や各種の実験・実習を通して、知識と実践力がバランスよく身につくカリキュラムを設けています。
 さまざまな演習・実習は、キャリア教育*やインターンシップ*の役割も果たしています。
*キャリア教育とは?
働くことに対する考え方や姿勢を培いながら、職業に関する知識や技能を身につけることや、自分の個性を理解し、進路を主体的に選ぶことのできる能力・態度をはぐくむための教育です。
*インターンシップとは?
学生が企業などで研修生として一定期間働き、自分の将来に関連のある就業体験を行える制度です。

6)高い倫理観と専門性を備えた人材を育てる専門職養成教育
 専門職は、しっかりとした倫理観の裏づけがあってこそ、知識や技術を適切に発揮し、社会に貢献することができます。
 本学では、人間性の基礎をつくる教養科目を通じて専門職に求められる倫理観を養い、専門科目によって高度な専門知識・技術が身につく教育を行っています。

7)少人数主義に基づくきめ細やかな教育および学生生活支援
 本学の特徴のひとつとして、1 年次から4 年次までの少人数ゼミナール*があります。学生は、いずれかのゼミナールに必ず所属することになります。各ゼミナールの担当教員はスチューデント・アドバイザー(SA)として、学生一人ひとりに丁寧な指導を心がけています。SA によるサポートは学習上だけでなく、広く学生生活全般もカバーします。
*ゼミナールとは?
専門性の高い授業を少人数かつ双方向的に行う形態を、ゼミナールといいます。

8)進路選択と夢の実現を支援するキャリア教育と就職活動支援
 学年進行に従って段階的にキャリア科目やガイダンスを設け、学生のキャリア観*の育成を促しています。
 就職活動についても、各学生の適性、希望に応じた個別的サポートを行っています。
*キャリア観とは?
生きることや働くことに対する考え、姿勢のことをいいます。

9)卒業生が学び続けることを支援するリカレント教育
 本学では、専門分野において、卒業後も大学での研究会や公開講座などに参加する機会が数多くあります。
本学の卒業生はこうした機会を活用することで、専門職としての能力をさらに高めていくことができます。これらの学びや研究を通じて、大学との関係性は卒業後も途切れることがありません。
*リカレント教育とは?
学校教育を終えた後の社会人が、大学等の教育機関を利用して受ける教育。リカレント教育により、生涯にわたって、職業能力を向上させるためのより高度な知識や技術を学び、人生を豊かにする教養を身につけることができます。

10)地域のニーズに即した、多様な地域貢献活動

 本学には、地域との連携を専門的に行う「地域連携センター」があります。各種の公開講座、行事、ボランティア活動などを通じて、学生や教職員が地域の方々と触れ合い、社会に貢献するための活動に積極的に取り組んでいます。

2020年度以前の入学生のカリキュラムポリシーはこちら

ディプロマ・ポリシー

 東北文化学園大学は、その教育の過程において厳正な成績評価を行い、各学部学科の教育課程における所定の単位を修めるとともに以下の要件を備えた学生に対して、卒業を認定し学位を授与します。

1.社会人としての基礎力
社会を構成する一員として、他者を尊重し、良好なコミュニケーションによって、自律、協調して主体的に行動する創造的能力を身に付けること。

2.実学の修得と倫理観
専門家として、社会に評価される知識や技術を修得し、必要とされる倫理観を養い、他者と連携し問題を解決する能力を身に付けること。

3.地域の理解と社会貢献
国際社会や地域社会を視野に入れ、地域に対する理解と社会に貢献するための実践的能力を身に付けること。

アセスメント・ポリシー

 東北文化学園大学は、教育における学修成果を厳正に評価し、その結果を教育の質改善につなげることを目的として、入学前・入学時から卒業までの学修過程で、大学全体、学部・学科・専攻、科目の各レベルにおける評価指標を用い、学修成果を多面的に評価する。
学修過程及び評価のレベルにおける評価指標
学修過程
入学前・入学時
在学中
卒業時
アドミッション・ポリシーを充たしている人材かどうかの検証カリキュラム・ポリシーに即して学修を展開しているかどうかの評価ディプロマ・ポリシーを充たす人材になっているかどうかの検証
評価のレベル大学全体レベルの評価指標・ 各種入学試験
・ 調査書
・ 志望理由書
・ 面接
・ 小論文
・ 学修状況調査
・ 学生生活実態調査
・ 休学率
・ 退学率
・ 学位授与数
・ 卒業率
・ 就職率
・ 進学率
・ 卒業生満足度調査(卒業時)
学部・学科・専攻レベルの評価指標・ 入学前教育・ 初年次ポートフォリオ
・ 修学指導記録
・ 成果発表(ゼミ発表、実習報告会等)
・ 年次修得単位数
・ 年次GPA
・ 進級率
・ 休学率
・ 転学部転学科等率
・ 退学率
・ 卒業論文(卒業研究含む)
・ 卒業研究発表
・ 通算GPA
・ 卒業率
・ 学位授与数
・ 就職率
・ 国家試験合格率
・ 各種資格試験合格率
科目レベルの評価指標・ TBGUベーシックテスト・ 各種試験(定期試験含む)
・ 各種レポート
・ 成績評価
・ 授業評価アンケート
・ 各種試験(定期試験含む)
・ 各種レポート
・ 成績評価
・ 授業評価アンケート
注: 学修過程及び評価のレベル毎に、適切な評価指標を用いる。