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お知らせ

2025年度東北文化学園大学 学位記授与式を挙行しました

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 2026年3月13日(金)、本学体育館において、2025年度学位記授与式を挙行しました。
式では、卒業生を代表して、現代社会学部現代社会学科社会学専攻の山本将則さんから答辞が述べられました。

答辞

 寒さの中にも、風の匂いや光の強さに確かな春の訪れを感じる今日の佳き日に、私たちの門出を祝う盛大な式典を挙行していただき、卒業生一同、深く感謝申し上げます。
また、加賀谷学長、ご来賓の皆様、先生方のご臨席を賜り、卒業生一同、心より感謝申し上げます。

 振り返れば、2022年4月から始まった私の現代社会学部での学びは、自分の中にある「当たり前」を疑うことの連続でした。
 現代社会学部で様々な社会学の講義を受けることを通して、社会の仕組みや人々の営みを深く学びました。そのような学びの中で、常に「ニュースやSNSでは、普通こうだろうという常識が蔓延している。でも、それは本当だろうか?」と問い直す姿勢を身につけてきました。

 また、大学での講義は、知識を得るだけでなく、実際に現場へ赴き、自分の目で確かめることも、現代社会学部での貴重な経験でした。現場での様々な問題には、予め正解があるわけではありません。そうした正解のない問いに対して悩み迷いながらも、納得のいく答えを求めて考え抜いた四年間は、私に「自分の頭で考え、自ら動く」という、武器を授けてくれました。

 特に、社会調査実習や、卒業研究で、地域の方々にご協力いただいたインタビュー調査は私にとって貴重な経験となりました。実際に現地で人々の声に直接耳を傾ける。そこで触れた、既存のデータからでは知ることのできない現地で暮らす人々の思いや、地域社会が直面している課題は、物事を理解しようとする難しさと、それ以上に自ら動くことの大切さを教えてくれました。この学びは、何物にも代えがたい私の財産です。熱心にご指導くださった先生方には感謝の言葉も見つかりません。

 卒業論文の執筆過程では、対象地域の既存データが少なく、どのように情報を集めればよいのか分からず、立ち止まってしまうことがありました。そんな時、ゼミの担当教授である齊藤綾美先生は、地域の広報誌やわずかな資料を私と一緒に懸命に探してくださり、データがないからこそ自ら地域へ出向くことの意義を、強く教えてくださいました。
また、インタビュー調査においても、相手の想いを丁寧に汲み取るために「何を、どのように聞くべきか」的確な助言をくださり、私は数字だけでは決して見えない「人々の暮らし」に触れることができました。先生が私の迷いに寄り添い、熱意をもって導いてくださったからこそ、私は自身の卒業研究を進めることができました。

 このように、私は充実した学生生活を送ることができました。これはひとえに現代社会学部の先生方のサポートがあったからです。
ですが、それだけではないと、今は感じています。
学生生活を支えてくださった職員の皆様には感謝しかありません。
そして、どんな時も一番の味方でいてくれた家族。群馬県という離れた地から仙台の国見で学ぶことを許してくれ、そして、四年間の学生生活をサポートしてくれた家族があってこそ、今こうして、答辞を読むことができています。本当に、本当にありがとう。

 共に学び、時に議論を交わし、励まし合った友人たちは、私にとって一生の宝物です。
また、「Student JOB」の活動を通して得た、学科や学年の垣根を越えた出会いは、私に大きな刺激を与えてくれました。普段の講義では関わることの少ない仲間たちと共に活動をした経験は、苦しい時にも前を向き、大学生活を全力で走り抜くための大きな原動力となりました。皆と過ごし、切磋琢磨し合った時間が、今の私に繋がっています。
 
 明日からは、それぞれが異なる道を歩み始めます。不確かな未来に不安を感じることもあります。しかし、この学び舎で培った「自分の頭で考え、自ら動く」姿勢を胸に、一歩ずつ前へ進んでいく決意です。
 
 最後になりますが、母校の益々のご発展と、皆様のご健勝を祈念し、答辞とさせていただきます。

2026年3月13日
第24期卒業生代表
現代社会学部 現代社会学科 社会学専攻
            山本 将則