#建築環境学科
椅子ひとつで、いつもの場所は変わるだろうか。
山本教授、渋谷教授が担当する1年生の「建築環境学A」では、ダンボールや角材、紙管といった限られた材料を使って、実際に人が座ることのできる「椅子」を制作しました。

今回の演習は、椅子をつくって終わりではありません。
完成した椅子を教室からキャンパスへ持ち出し、1号館と3号館のあいだにある、路地のような通路空間に置いてみます。

どこに置けば、人が座りたくなるのか。
人が座ることで、周囲の風景や人の動きはどう変わるのか。
学生たちは自分たちで場所を選び、実際に椅子を置き、座りながら、その変化を確かめました。

普段は何気なく通り過ぎていた場所も、ひとつの椅子が置かれることで、立ち止まったり、座ったり、誰かと話したりする「居場所」になるかもしれません。
建築や環境をデザインすることは、建物をつくることだけではありません。
人と場所の関係を観察し、考え、自分の手でつくり、実際の場所で確かめてみる。
1年生の「建築環境学A」では、そんな小さな実践から、建築や環境をデザインすることを学んでいます。
