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医療福祉学部 リハビリテーション学科・作業療法学専攻

ここがポイント!

POINT 1

発達支援教室
 子どもを対象とした作業療法士の数は、日本全体で5%未満に過ぎませんが、世界の他の国では多くの作業療法士が従事しています。日本でも、生活に障害を持つ子ども達は多数います。また早期に生活しやすい環境を整えることで、将来社会に出て活躍できる可能性をもつ子ども達も多数います。そのような子ども達を対象とした作業療法は、医療の現場だけでなく、発達支援センターなどの療育施設、特別支援学校や普通学校の特別支援学級など、活躍の場は広がってきています。
本学では,発達障害を持つ子どもを対象とした、作業療法の実践の場として、医療福祉学部の「発達支援教室」の作業療法部門を月・水・金の週3日開設しています。学生達は、見学したり、一緒にセッションに参加したりしています。発達障害領域では全国的にどの養成機関でも臨床実習施設が少なく、子どもを対象とした臨床に触れる機会が少ないのが現状です。そんな中、臨床現場に触れられる貴重な機会となっており、現場力が身につくよい機会となっています。

発達支援教室

POINT 2

入学前教育
大学入学前の準備として2012年より「大学入学前教育」を実施しています。主な目的は、
1.入学前に学習しておくべき必要な知識について説明を受け、入学前に自己学習による事前準備を行ない、入学後の学習をよりよく進められるようにすること
2.入学前に大学教員、在校生との懇談、体験授業を通して大学で学ぶ事のイメージ作りをすること

実施内容は
 1.4年間のカリキュラムと学習の進め方
 2.臨床実習の概要
 3.模擬授業への参加
 4.入学前の学習
 5.在校生講話・卒業生講話
 6.教員と入学予定者との懇談、個別相談、施設見学

などを行なっています。
参加された入学予定者からは、「入学後の授業をイメージできた」、「友だちもできて入学前の不安を取り除くことができた」といった声が聞かれています。また保護者の方からは、「入学後の生活が分かりやすかったので安心した」「少人数での説明懇談会だったので聞きやすくてとてもよかった」といった声が聞かれています。なお、入学前教育は、入試区分により12月、1月、3月の開催予定です。

これまでの入学前教育について
2016年12月開催 入学前教育
2017年2月開催 入学前教育
2018年1月開催 入学前教育
2019年3月開催 入学前教育

POINT 3

初年次教育
 大学入学後は、これまで受けてきた学校教育との学びの違いに戸惑うことが少ないよう、基礎ゼミナールⅠ・Ⅱという科目で初年次教育を行っています。ゼミでは、5人程度のグループに担当教員がつきます。主な内容は、大学での学習方法を学ぶこと、レポートの作り方、図書館での資料や文献などの集め、まとめることなど、大学4年間で必要となる勉強の土台つくりをすることです。課題をすすめるうえで不安や心配事が生じた場合は、それらを解消できるよう個別に対応していますので、安心して大学生活をスタートさせることができます。毎週、授業の際には、ポートフォリオ(自宅や学内での勉強時間や勉強内容を毎日記載した活動記録)の確認を行い、自身の振り返りや、勉強方法について教員と話し合っています。
 加えて1年次には、特別養護老人ホームなどの施設でのボランティア実習や作業療法士が勤務している施設へ見学を行う科目を設けており、早期から作業療法士の仕事について具体的に学ぶことが出来ます。

これまでの基礎ゼミナールⅠ・Ⅱの様子
2016年度基礎ゼミナールの様子
2018年度基礎ゼミナールの様子

初年次教育について

POINT 4

認知症プロジェクト
 認知症は、少子高齢化の我が国では重要な健康政策上の課題です。健康にかかわる作業療法士を養成する本専攻教員にとっても、認知症の予防、理解の促進、支援策の構築等に向けた活動は重要です。そこで、本専攻教員が、作業療法学・医学・心理学の立場から、認知症の人およびその支援者に向けて、認知症の理解の促進と支援策の提案を行うこと、また希望する方に向けて支援を行うこと、それらの活動を通して社会貢献につなげること、活動を通してさらなる予防・支援策を研究していこうと「認知症プロジェクト」を立ち上げました。このような教員の活動に学生の参加を促し、社会における認知症およびその支援についての学びの場と機会を作ることも行っています。

これまでの認知症プロジェクト開催について
2017年9月 研修会「認知症を共に考える」
2017年11月 作業療法フェスタ
2018年2月 八木山地区社会福祉協議会エリアボランティア研修会
2018年11月 八木山フェスタ

POINT 5

国立台湾大学との国際交流
 2014年6月に台湾の台北市にある国立台湾大学作業療法学科との交流を正式に開始しました。本専攻の王治文准教授は国立台湾大学出身の作業療法士で、このようなつながりが国際交流のきっかけとなりました。
毎年、王准教授と専攻教員、国際交流や海外の作業療法に興味のある学生、特論の学生とともに台湾大学や附属病院を訪問しています。具体的には、下記のような交流等を行なっています。
1.教職員および研究者の交流
2.学生の交流
 3.共同研究の実施:外灘作業療法学会にて発表
 4.台湾大学での講義・講演、およびシンポジウムの実施
 5.学術情報および資料の交換

台湾の作業療法士の人数は約4000人であり、日本の作業療法士は約9万人と人数に開きがあります。国の人口や、文化の違いから医療制度や作業に対する考え方も異なっています。日本はアメリカに次ぎ、2番目の作業療法士数になっていますが、海外に目を向けると作業療法士を必要としている国や地域が多くあります。国際交流を通して、このような違いを学び、独立行政法人国際協力機構(JICA)の青年海外協力隊などでボランティアとして活動することもできます。

これまでの国際交流の活動内容について
2019年4月 台湾大学へ訪問、交流
2018年7月 台湾大学の学生が本学へ来校、病院見学
2018年4月 台湾大学へ訪問、交流(後編)
2018年4月 台湾大学へ訪問、交流(前編)
2017年4月 台湾大学へ訪問、交流
2016年4月 台湾大学へ訪問、交流
2015年4月 台湾大学へ訪問、交流
2014年6月 国際交流に関する覚書
2014年4月 台湾大学へ訪問、交流

POINT 6

卒業生との交流
 「TBGUOT交流会」と称して、2016年より毎年8月に交流会を開催しています。卒業生に講演をして頂いたり、領域別の仕事内容について紹介して頂いたりしています。近年は、臨床実習に関するテーマのもと、3年生を中心に卒業生との交流を行なっています。

現場の生の声を直接聴くことができ、臨床実習前の学生にとっては、不安が軽減したり、臨床実習の楽しさを感じ取ることができます。また、この交流会で出会った卒業生が指導者になることもあり、貴重な経験をなっています。卒業後からつながりを持つのではなく、在学時からネットワークを広げることで、就職のことや、将来どの分野で働くかなど、おおまかなイメージ作りが可能です。卒業生は、目標となるもっとも身近な作業療法士像となっています。

加えて、3月には卒業生会で研修会を開催しています。ちょうど春休みの時期にあたるため、多くの学生の参加とはいきませんが、国家試験を終えた4年生を中心に参加しています。

これまでの活動内容について(2016年以降を中心に紹介)
●2019年3月 研修会テーマ:「臨床で困る痛みへの対応について」、症例発表
2018年8月 交流会 臨床実習Ⅱを控えた学生と卒業生との交流会
●2017年3月 研修会テーマ:「臨床で使えるコーチング型医療コミュニケーションスキル」、症例発表
2017年8月 交流会 理想的な臨床実習について考えよう
●2017年3月 研修会テーマ「福祉用具の適用について」、症例発表
●2017年8月 交流会
 ①地域リハビリテーションで活躍するOT
 ②4領域の仕事について―日々の勉強、実習、就職活動に役立てよう― 
●2016年8月 交流会 青年海外協力隊での活動について

POINT 7

多職種連携教育
 多職種連携とは、対象者や患者に対して治療やケア等を行うために、医師や看護師、介護福祉士、理学療法士、作業療法士、言語聴覚等、様々な専門職が連携することを言います。多職種連携を学ぶにあたって、保健医療福祉連携論(講義)、専門職連携セミナー(演習)が開講されています。

【保健医療福祉連携論】3年次前期
 保健、医療、福祉における多職種連携の理念、現状、方法、連携の実際について学びます。生活を支援する作業療法士ですが、この科目を通して各専門職の役割や機能を理解することでき、お互いに尊重しながら連携することの意義も学ぶ事ができます。

【専門職連携セミナー】3年次通年
多職種への理解を深めることができるとともに、作業療法士としての専門性を再認識できます。近年は、東北医科薬科大学の学生、白百合女子大学の学生も参加しており、学内の専門職を目指す学生だけでなく、他大学で専門職を目指す学生との交流も可能となっています。