医療福祉学部リハビリテーション学科
言語聴覚学専攻
Speech-Language-Hearing Therapist Course
4年間の学び
Learning
2年次
3年次
4年次
<1年次>大学での学びのスタート
- SA(Student Adviser)制度:一人ひとりの学生支援
経験豊富な教員が学生一人ひとりの「SA(担任)」となり、大学生活のスタートから卒業までをきめ細やかにサポートします。学年ホームルームや定期的な個人面談を実施することで、学修上の不安や生活面の悩みに対しても早期に状況を把握して、個々に応じた助言や対応を行っています。
- アカデミックスキル演習:大学での学びの基礎づくり
専門的な学びを円滑に進めるための基礎を養う演習科目です。小人数グループ単位での学びを取り入れながら、レポート作成に必要な文献調査や論理的な文章の書き方、効果的なプレゼンテーション技法を学びます。自身のコミュニケーション能力の特性への理解を深め、医療職を目指すうえでの基本的な態度を養います。
- 見学実習Ⅰ:本学附属「国見の杜クリニック」での早期臨床体験
1年次夏季休暇期間に、本学キャンパス内にある「国見の杜クリニック」において、専攻教員との連携のもと見学実習を行います。小児言語発達障害を主対象とした臨床の場を観察し、言語聴覚療法の臨床とその流れを理解します。言語聴覚士として働くことの具体像を考える機会としています。
- 幼稚園実習:本学附属「友愛幼稚園」での学び
1年次後半には、仙台市内にある本学附属「友愛幼稚園」で幼稚園実習を実施しています。子どもたちの遊びや集団行動を実際に観察し、年齢に応じた言葉・コミュニケーションの発達の様子を学びます。国見の杜クリニックでの見学実習とあわせて、様々な子どもと関わる経験を通して、多様な個性の在り方を理解し、臨床における客観的な評価の視点を養います。
- 臨床実習と国家試験対策:1年次から始まる段階的な学び
1年次からの通常授業の中でも、臨床現場の話を聞いたり、国家試験の過去問題に取り組んだりしながら、知識を応用する力を深めていきます。あわせて、長期休暇中の課題や休暇明けの確認テストなどを通して、学習内容を繰り返し確認し、知識の定着を図ります。臨床実習や国家試験に向けた基礎を段階的に積み重ねていく学修は、1年次から継続して行われます。
<2年次>専門的な学修のスタート
- 基礎ゼミナール:小人数ゼミナールによる国家試験対策のスタート
国家試験対策は少人数グループでの学びを大切にしています。「基礎ゼミナール」では小グループにて、国家試験過去問の重要項目の解説に取り組みます。同級生と互いに協力して、試験形式に慣れながら学修を深めます。様々な書籍の活用方法、学修習慣や自律的な学びの態度を学びます。
- 演習授業:確実な専門的技術力の習得を目指し、演習授業が本格的にスタート
主要な専門科目では、演習を通して、検査・評価・訓練などの技術を身につけます。障害を抱える当事者の方に来ていただいたり、ビデオを活用した演習も行います。検査用具の使い方や分析・解釈方法などについて、同級生と協力して学ぶ機会も増えていきます。これらを通じて、臨床現場で求められる確かな技術を養います。
- 見学実習Ⅱ:学外医療施設での臨床体験
2年次夏季休暇期間に、学外の医療施設で見学実習を行います。主に成人の患者様を対象とする医療施設で、言語聴覚士の役割や多職種連携を学びます。1年次「見学実習Ⅰ」で培った基礎的な視点を土台としながら、異なる領域の臨床現場を見学することで、臨床で必要となる知識や対応の理解の幅を広げます。
<3年次>専門的知識と技能を深める学び
- 領域別セミナーⅠ:小人数セミナーによる専門知識の深化
他者に説明できるまでの知識の理解の深化を、少人数グループで行います。効果的な学修方法、不明点を解決する学修態度を身につけます。2年次の「基礎ゼミナール」を発展させた科目で、3、4年次の臨床実習と国家試験対策に向けた準備を整えます。
- 総合演習:「評価実習」「総合臨床実習」に向けた総合演習
臨床実習で必要となる知識・技術・態度を整理・統合して学ぶ演習として、「総合演習」を開講しています。症例分析から検査計画の立案、報告書の作成に至るまで、一連の臨床プロセスを臨床実習の場で実施できるように、一人ひとりに対する指導を重視しながら授業は行われます。
言語聴覚学専攻教員の授業のほか、他専攻の教員から他職種の業務を学ぶ授業、実習指導者の経験豊富な外部施設講師や臨床実習を終えた4年生から実習の話を聞く機会、模擬患者を対象としたOSCE(客観的臨床能力試験)など様々な内容で構成されます。- 評価実習:4週間の実習による評価過程までの実践
3年次後期に4週間の「評価実習」を行います。観察・情報収集、適切な検査の選択・実施、結果の解釈、訓練目標の設定やプログラム立案などの一連の流れを、実習指導者の指導のもと、患者様に実際に関わりながら学びます。実習期間中は専攻教員が学生および実習指導者と連絡を取り、進行状況を確認します。実習後には学内で下級生も参加する報告会を行います。
- 専門職連携セミナー:言語聴覚士の専門性と多職種連携を学ぶ
1年次から3年次にかけて、学部共通の専門職連携教育科目が開講されており、理学療法士、作業療法士、視能訓練士、看護師などを目指す学生とともに、医療現場で求められる専門職間の役割理解や連携の在り方について学びます。3年次に行われる「専門職連携セミナー」では、模擬事例を用いたグループワークによる検討や、グループでまとめた内容のプレゼンテーションを行います。これらを通して、言語聴覚士の専門性・独自性と、多職種と協働する視点を養います。
- 言語聴覚学研究:各自が関心をもったテーマで研究を行う
各自が関心をもったテーマについて研究を行う選択科目です。担当教員の個別指導を中心に進められます。研究計画を立て、その計画に基づいて実験や調査を行います。得られた結果を分析し、考察を加え、最終的には論文としてまとめます。こうした一連の過程を通して、言語聴覚学領域の研究の基本を学びます。
<4年次>4年間の学修の総仕上げで、国家試験合格を目指す
- 総合臨床実習:訓練までを含む8週間の総合的な臨床実習
4年次前期に8週間の「総合臨床実習」を行います。「評価実習」で学んだプロセスに訓練・指導の実践が加わります。言語聴覚士の臨床業務に必要な一連の流れを、実習指導者の指導のもと、患者様に実際に関わりながら学びます。「評価実習」と同様に、実習期間中は担当教員が進行状況を確認し、実習後には報告会を行います。
- 領域別セミナーⅡ・言語聴覚学特別講義:国家試験に向けた知識の総合的復習
4年次の「領域別セミナーⅡ」と「言語聴覚学特別講義」は国家試験のために必要な知識を総合的に復習する科目です。国家試験対策は、小人数グループ形式と全体講義を組み合わせて実施します。言語聴覚学専攻教員による授業に加え、他学科・他専攻の教員や外部講師による講義も行われ、言語聴覚学の幅広い領域をカバーします。
外部業者による模擬試験や学内試験を定期的に実施して科目ごとの成績を振り返ります。理解が不十分な科目や内容は再学習を行い、知識定着を確実なものにしていきます。さらに、SA教員が定期的に学修進捗状況・学修スケジュールの確認を行います。こうした体制のもとで、学生一人ひとりが自分の理解度を把握しながら、国家試験に向けた学修を進めていきます。- 就職活動:専門スタッフによる就職活動支援
多くの学生は3年次末から就職活動に向けた準備を進め、4年次に本格的な就職活動に入ります。本学の「キャリアサポートセンター」が、求人検索、履歴書作成、面接指導など、就職活動に必要な準備を支援します。公務員(国立・県立・市立の病院など)を希望する学生には「公務員試験対策講座」も開講しています。また、4年次夏には、主に東北・関東地方の医療施設にご参加いただき、合同就職説明会を開催しています。臨床実習・国家試験対策と重なり時間が取りにくい時期でも、効率的に就職準備が進められるよう支援体制を整えています。