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大学概要
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学長メッセージ

学長 加賀屋 豊
東北文化学園大学 学長 加賀谷 豊
略歴
秋田県秋田市出身。
1980年に東北大学医学部卒業後、臨床研修を経て東北大学第一内科(現、循環器内科)に所属。
1990年から3年間の米国ハーバード大学医学部留学を経て、東北大学クリニカル・スキルスラボセンター長、東北大学大学院医学系研究科医学教育推進センター教授を歴任。
厚生労働省医道審議会専門委員(医師分科会員)(2011-2019年度)、医師国家試験委員会委員長(2014年度)。
2021年度より東北文化学園大学学長に就任。

受験生の皆さんへ

社会科学系、工学系、医療系の学部を擁する総合大学として
「輝ける者」を育みます


 新型コロナウイルス感染症の終息がなかなか見通せないことから、皆さんが思い描いていた高校生活を送ることができない状況が続いているかもしれません。一方、日本でもようやくワクチン接種が進み始め、もうしばらくの辛抱の先に、きっと明るい未来が待っていると信じています。

 仙台の市街地を見下ろす国見の丘に建つ東北文化学園大学は、JR仙山線国見駅の目の前にあり、仙台駅から電車で15分です。市バスも便利で、仙台の繁華街から25分程度です。本学は1999年に設立され、一昨年に20周年を迎えました。それを機会に大学の建学の精神と理念をわかりやすい言葉で表したのが「輝ける者を育む」です。「輝ける者」とは、自立した力を持ち、他者とかかわり合いながら、未経験の問題に応える人です。

 2021年度から、私たちの大学の学部は社会科学系(現代社会学部と経営法学部)、工学系(工学部)、医療系(医療福祉学部)の3つの柱に再編され、新しい総合大学に生まれ変わりました。しかし、入学から卒業まで皆さんが3つの領域で別々に学修していくのでは決してありません。特に2020年度からは1〜2年生のための共通教養教育を充実させ、学部や学科の垣根を超えて一緒に切磋琢磨する環境を整えました。総合大学だからこそ体験できる学修環境を「輝ける者」として羽ばたくために利用し、そして満喫できます。そのために私たち教職員は全力で皆さんをサポートします。本学は教職員が「面倒見が良い」ことを自負しています。私たちの大学が育んだ「輝ける者」たちが、復興を遂げる東北地方の灯となる日を心から待ち望んでいます。新しいカリキュラムで皆さんをお待ちしていますので、是非とも本学の門を叩いてみてください。

在学生の皆さんへ

コロナ禍を乗り越えるために

 新型コロナウイルス感染症がなかなか終息する気配が見えない中で、皆さんはとても不自由な学生生活を強いられていると思います。一生に一度の貴重な大学生活なのに、友人やサークル活動の仲間との自由な交流も制限されています。当初はこの新しいウイルスの性質がよく分からなかったため、社会全体の恐怖心が大いに煽られました。しかし、多くのデータの積み重ねと世界中の科学者による詳細な解析により、このウイルスがどんな環境で人から人へ感染しやすいのか、また、どのような感染防止対策が有効なのかが分かってきました。従って、私たちはこの新しい感染症を正しく恐れることができるようになってきたと言えると思います。

 明るいニュースとして、複数の製薬メーカーが新型コロナウイルス感染症に対するワクチンの開発に成功し、世界中の国々で人々への接種が始まりました。日本でも2月下旬から医療従事者への優先接種が開始されました。引き続き、高齢者、基礎疾患を持つ人という順番で接種が進んでいくものと期待しています。ただし、ワクチンだけでこの新しい感染症を急速に終息させることは難しいと思われます。ひとりひとりが、いわゆる3密を避けると共に、マスクの装着、石鹸による手洗いやアルコールによる手指消毒、マスクなしの対面での会話を避ける、体調が悪いときは迷わず休むなど地味ではあるものの感染拡大の防止に有効なこれらの対策を確実に実践していくことが大事です。

 2003年に中国から拡がったSARS(severe acute respiratory syndrome:重症急性呼吸器症候群)もコロナウイルスが原因でしたが、感染者の多くに重症肺炎を引き起こしたため、感染者の早期発見と隔離が可能となり終息に向かいました。一方、今回の新型コロナウイルス感染症では若い方を中心に感染者の多くが無症状から軽症に留まり、そのため感染者を早期に見つけて隔離することが困難です。このために感染が広範囲に拡大し、高齢者を中心に多くの死者を出しています。このように、新型コロナウイルスはとても賢いウイルスです。従って、私たちひとりひとりが、より賢く行動することが求められます。それによってのみこの新しい感染症を克服できると信じています。

 新型コロナウイルス感染症は、様々な社会問題も引き起こしています。例えば、医療従事者や感染者への差別や偏見に関して報道されています。医療従事者は、日々、自身や家族への感染リスクを抱えながらもプロフェッショナルとしての誇りを持って仕事をしています。また、一般の方もどんなに気をつけて生活しても、感染リスクをゼロにすることは困難です。中には後遺症に苦しんでいらっしゃる方もいます。この感染症を社会全体で乗り越えるため、私たちひとりひとりに何ができるかを今一度、真剣に考えてみる必要がありそうです。その先には皆さんが「輝ける者」として羽ばたいていく輝かしい未来がきっとあるはずです。

入学式訓示及び学位記授与式式辞