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大学概要
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学長メッセージ

学長 加賀屋 豊
東北文化学園大学 学長 加賀谷 豊
略歴
秋田県秋田市出身。
1980年に東北大学医学部卒業後、臨床研修を経て東北大学第一内科(現、循環器内科)に所属。
1990年から3年間の米国ハーバード大学医学部留学を経て、東北大学クリニカル・スキルスラボセンター長、東北大学大学院医学系研究科医学教育推進センター教授を歴任。
厚生労働省医道審議会専門委員(医師分科会員)(2011-2019年度)、医師国家試験委員会委員長(2014年度)。
2021年度より東北文化学園大学学長に就任。

受験生の皆さんへ

創立から50周年 - そして、その先の未来へ
〜東北文化学園大学は進化の歩みを続けます


 私たちの大学は2019年に開学20周年を迎えました。一方、学校法人としては2028年に創立50周年を迎えます。2022年〜2027年の中期計画では、50周年ビジョンとして「一人ひとりが高い成長力を実感できる教育力No.1の学園となる」ことを目指します。既に学生がしっかりと学修の準備をしてから入学できるように、入学前教育をより充実させる新たなプロジェクトが始まりました。

 2021年度から、私たちの大学の学部は、現代社会学部、経営法学部、工学部、医療福祉学部の4学部に再編され、新しい総合大学に生まれ変わりました。本学は教職員が「面倒見が良い」ことを自負しています。進路指導教諭が選ぶ「教育力の高い大学」100に東北地方の私大で唯一選ばれた実績もあります。教員一人当たりの学生数は全学部の平均で約15人と少なく抑えられており、さらには学生一人ひとりにアドバイザー教員を配置し、学生の色々な相談にきめ細かく応じています。一方で教育環境の充実にも力を注いでいるところです。大学全館のWi-Fi整備も完了し、今後、学生がより快適に学修できる環境整備を心がけ、自習やくつろぎのスペースを漸次拡大していきます。

 2022年度は3年ぶりに対面での学園祭を実施できました。学生が様々な企画を持ち寄り、感染症対策を含めて綿密に準備したおかげで、キャンパス全体に熱気が溢れる学園祭になりました。課外活動も盛んで、2022年度は女子剣道部が東北地区大学体育大会で団体優勝しました。また、関東学生フェンシング連盟3部リーグ戦では男女とも優勝し、創部2年目で2部昇格を果たしました。野球を含む他のスポーツでも健闘が目立ち、一方、建築設計コンテストやIT系の企画アイデア・コンテストでも入賞する活躍をみせてくれました。

 一人ひとりの学生が建学の精神に謳われている「輝ける者」として社会に飛び立っていくことを支えるのが私たちの使命です。面倒見の良い教員が、充実したカリキュラムで皆さんをお待ちしています。ぜひ本学の門を叩いてみてください。

在学生の皆さんへ

コロナ禍を共に乗り越えるために

 2021年度は、新型コロナウイルス感染症の拡大のため入学式を行うことができませんでした。その後も学生の皆さんと対面で接することが難しい状況がしばらく続きましたが、9月以降は私自身も皆さんとの対面での面談や授業を行うことができました。2021年4月に東北大学から移動してきた私は、ようやく本学の一員になったことを実感できました。

 ところが、昨年11−12月には落ち着いていた感染状況がその後、急激に悪化しました。一時、日本の感染状況が世界的にみて良かった理由として、まずはワクチン接種の効果が挙げられます。日本では2回のワクチン接種を終えた人の割合が11月初めで74%とされ、世界的にみてもかなり高い方でした。また、日本人はマスクを装着することにあまり抵抗がないとされ、感染状況が落ち着いてきてもほとんどの人がマスクを付けていました。この点は欧米の先進諸国と異なります。さらには3密を避ける、換気に留意するなどの日本人の慎重な行動が貢献した可能性も指摘されています。一方、ワクチン接種が欧米の先進諸国と比べて遅れ、結果的にデルタ株が拡がった時期に日本人の免疫力を高めたという意見もありました。ところが、オミクロン株が現れて感染が再拡大してしまいました。オミクロン株対応のワクチン接種が進み、1日も早く感染状況が落ち着くことを願っています。

 さて、本学の建学の精神と理念は「輝ける者を育む」であり、これは2019年に開学20周年を迎えたことを機に制定されました。「輝ける者」とは、自立した力を持ち、他者とかかわり合いながら、未経験の問題に応える人です。間もなく新年度が始まるのを機に、卒業時に自分がどんな「輝ける者」になっているかを想像してみて下さい。憧れていた資格を取得できているでしょうか。社会人として自立するための基礎となる知識、技能そして態度が身についているでしょうか。一生の宝となる友人が見つかっているでしょうか。コロナ禍ということもあり、皆さんの学生生活は本来あるべき姿とは違っているかもしれません。そのことで、ストレスを抱えて悩んでいる方もいると思います。本学では、皆さんが「輝ける者」として巣立つことを願い、1年次から学生一人ひとりにスチューデント・アドバイザー(SA)と呼ばれる教員が配置されています。また、学生相談室には臨床心理士の資格を持つ職員がいて、日々、学生の相談に乗っています。是非、気軽に相談してみてください。一人でではなく、是非一緒にこのコロナ禍を乗り越えましょう。