【研究種目】: 基盤研究(C)
【研究代表者】森谷就慶
【研究分担者】大竹伸治(学内)、齊藤隆之(学内)、尾形倫明(東北医科薬科大学)、桵澤邦男(東北大学)
【採択期間】2018年4月1日~2021年3月31日(予定)
障害者雇用促進法の改正により、障害者の法定雇用率が引き上げられるとともに、身体障害者、知的障害者に加え、精神障害者が雇用義務の対象となりました。
これから「障害者が地域の一員として共に暮らし、共に働く」共生社会の実現のために、社会全体が一体となった取組みが求められます。
精神障害は誰でもなる可能性があり、決して他人事ではありません。
また、精神障害のある方が経験する症状は、一人ひとり異なり、その人にしかわからない辛さがあります。
就労についても、周囲の人たちが正しく理解し、働きやすい環境をつくることが大切です。
現在、多種多様な就労支援の取り組みが試みられています。
そこで、私たちの研究では、就労支援を利用する精神障害者の方々の具体的なサービスに着目し、より効果的なプログラムを提案し実施することをテーマとしました。
時間的にも、費用的にも、最も優れたプログラムが『ゴールドスタンダード』ということになります。
学内外の研究者とチームを組み、精神障害者の方々一人ひとりにあった就労に必要な『適切な質と量のサービス』を明らかにし、精神障害者の就労支援の『ゴールドスタンダード』を確立することを目指していきます。