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医療福祉学部リハビリテーション学科

言語聴覚学専攻

Speech-Language-Hearing Therapist Course

#言語聴覚学専攻

【言語聴覚学専攻】職種間連携講座を開催しました

9月5日、12日の2日間にわたり、医療福祉学部リハビリテーション学科4専攻(理学療法学専攻、作業療法学専攻、言語聴覚学専攻、視覚機能学専攻)と看護学科の学生を対象として、職種間連携講座「小児の症例を通して自職種の評価・訓練方法と職種間連携を学ぼう」を開催しました。本専攻からは3年生が参加し、国見の杜クリニックでも臨床に携わっている藤原教授と中村教授が学生の指導にあたりました。

本講座では、対人コミュニケーションや社会性、行動面などに課題がみられるお子さんの症例を取り上げ、各専門職の視点から評価や支援について考えました。本講座の特徴のひとつは、ご協力いただいたお子さんの初診時の実際の評価場面を撮影した映像を教材として用いたことです。臨場感のあるリアルな臨床場面を追体験することで、今後の臨床実習や就職後を見据えた、より実践的な学修が可能となります。

2日間とも、主に以下の流れで講座を進めました。

  • 実際の症例評価場面の動画視聴
  • 学科・専攻内でのディスカッション
  • 学科・専攻混合グループでのディスカッション
  • グループ発表・質疑応答
  • 教員による解説

言語聴覚学専攻でのディスカッション場面です

グループ発表・質疑応答の場面です

藤原教授による解説場面です

学科・専攻内でのディスカッションでは、自分たちの専門職の視点からみたお子さんの課題、保たれている側面を整理し、本人や保護者の方にどこにアプローチするのが良いのかについて検討しました。さらに、短期目標を設定し、具体的な介入プログラムについても検討しました。実際の言語検査の結果や動画での行動観察を通して深く考えることができ、座学だけでは得られない「生きた知識」を主体的に学ぶ貴重な機会となりました。

言語聴覚学専攻の学生グループでは、子どもがおもちゃを友達に「貸して」と言えるものの、相手が「いいよ」と答える前に物を取ってしまうという行動の改善をターゲットとし、「相手から『いいよ』と言われるまで待てるようになる」ことを目標に設定しました。具体的な介入の方法としては、まずは子どもが理解しやすいように会話の流れを絵で示す「コミック会話」を用いて、相手の返事を待たなければいけないという知識を教えます。そのうえで、ST役との「ロールプレイ」を通じて分かりやすく設定された環境で行動ができるように練習し、最終的には幼稚園の先生と連携しながら実際の園生活での定着を図る、という段階的な支援プロセスを立案しました。

学科・専攻混合のディスカッションでは、各専門職が異なる視点から症例を捉えていることを共有し、それぞれの立てた目標に対して他職種がどのように協働できるかについて意見を交わしました。

講座後、学生からは、
「それぞれの専門職の視点や考えを知るきっかけになった」
「複数の職種で協働することで視野を広げて、その児に合った介入を行うことが重要だと感じた」
「保護者の方の困りごとに寄り添っていくことが大切だと感じた」
「自分の職種の専門性を再認識することができた」
などの感想が寄せられました。

このほかにも言語聴覚学専攻では、大学附属の「国見の杜クリニック」での臨床見学や、教員の実際の臨床に立ち会うなど、数多くの子どもの臨床場面に触れる機会が用意されています。こうした実践的な学修を積み重ねることで、3年次後期から4年次前期にかけて行われる長期の臨床実習に向けて、自信を持って臨めるよう支援をしています。