2019年12月1日（日）に東京エレクトロンホール宮城にて学校法人東北文化学園大学「第九コンサート」が開催されました。
開演を心待ちにしたお客様が開場の1時間以上前から列を作って待ってくださり、当日は合計1,240名の方々にお越しいただきました。
今年も震災復興ボランティア訪問先等の関係機関の協力を得て、優先的に東松島市や仙台市（落合・愛子）へ鑑賞券を配布しており、9名の方がお越しくださいました。
また、仙台市の協力も得て公営復興住宅の方々にも配布し、39名の方にお越しいただけました。

　　　　

4月から『TBGUプロジェクトⅠ（輝けるもの）』という授業で練習を重ねてきた学生たちが、ベートーヴェンの交響曲 第9番 ニ短調 作品125の第4楽章の合唱を高らかに歌い上げると、会場から割れんばかりの拍手をいただきました。
難しい曲に挑戦し、一人ひとりがそれぞれの困難を乗り越えてステージに立った学生たち。演奏を終えてステージから戻ってきた学生たちは皆、達成感と自信に満ち溢れた輝く表情でした。

　　　　

「第九コンサート」　♪演奏項目♪　　　　ベートーヴェン　劇音楽「エグモント」作品84序曲
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ベートーヴェン　交響曲第９番ニ短調作品125「合唱付」
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ホ　ル　ス　ト　組曲『惑星』より「木星」Jupiter
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（作詞：篠﨑靖男　ア・カペラでの演奏）
　　　　　　　　　　♪出 演 者 ♪　　　　指　      揮：垣内 悠希
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　管   弦   楽：仙台フィルハーモニー管弦楽団
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ソ リ ス ト：ソ　プ　ラ　ノ　　真下 祐子
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　カウンターテナー　村松 稔之
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　テ   ノ   ー   ル　　前川 健生
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　バ   リ   ト   ン　　黒田 祐貴
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　合　　　唱：東北文化学園混声合唱団、東北大学混声合唱団、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　岩手大学合唱団、仙台宗教音楽合唱団、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　熊友会ヴォーカル・アンサンブル、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　盛岡バッハ・カンタータ・フェライン、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　山響アマデウスコア
　　　　　　　　　　♪合唱指導♪　　　　佐々木 正利、五十嵐 修、真下 祐子
　　　　　　　　　　♪練習ピアニスト♪　高塚 美奈子、髙橋 麻子、石垣 弘子

◆本学では、東日本大震災の犠牲者への追悼、被災地の復興と新生に対する精神的支援として、芸術文化を通した取組を進めております。2011年の12月16日（金）に岩手県大船渡市民文化会館、17日（土）には本学キャンパス体育館にて、初めてベートーヴェンの交響曲第九番の演奏会が実現しました。以来、毎年開催し9回目を迎えています。
今回の「第九コンサート」では、『2019年度後期「心の復興音楽基金」』、『令和元年度 宮城県文化芸術の力による心の復興支援助成金事業』の補助金に加え、チラシやプログラムの右下に、認証をいただいたロゴマークも掲載させていただきました。後援、協賛もいただきました。誠にありがとうございました。
また、令和元年台風第19号の募金活動を東北文化学園大学学友会「学生リーダー会」が行いました。皆様からお預かりした義援金は、日本赤十字社を通じて寄付いたしました。皆様のご支援に厚く御礼申し上げます。