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入学式・ガイダンスが行われました

ニュース


2020年4月3日(金)入学式・ガイダンスが行われました。当日は天候に恵まれ、快晴となりました。新型コロナウィルス感染対策のため、それぞれ各科ごとでの開催となりました。



新しい生活が始まりましたが、不安も多くあるかと思います。普段であれば、先輩方との交流もこの時期予定されていました。これから、教職員一同全力でサポート致していきたいと考えていますのでよろしくお願いします。



社会福祉科・医療秘書科の様子です。

本来、規模縮小・時間短縮にて挙行される予定だった入学式に向けての佐藤直由校長の式辞を掲載致します。



校長メッセージ

入学を祝して

本日、東北文化学園専門学校は、162名の専門課程新入学生ならびに18名の専攻科新入学生を迎えることができました。
専門課程ならびに専攻科の皆さん、ご入学おめでとうございます。みなさんの入学を心からお祝い申し上げます。入学に際し、皆さんを温かく支えてくださった、保護者の皆様、ご家族、ご親族の皆様にも、心からお祝いを申し上げたいと思います。

昨年12月、中華人民共和国において発症した新型コロナウイルス感染症は、世界的に拡大し、それに対する防疫体制と予防対策が講じられてきました。しかし、残念ながら、日本においても感染が広がり2月下旬から多数の人が集合するイベント等の中止や予防策の徹底が図られ、3月には学校の休校措置や卒業式の中止・延期、式典の縮小という事態も各地で生じました。
本校においても卒業式を科ごとに行ったところですが、入学式についても式典を取り止め、本日のように科ごとの入学式として実施することにいたしました。晴れの入学式を行うことが困難な中で、皆さんを迎えることに悔しさを感じますが、それ以上のお祝いの心で今日を迎えています。

東北文化学園専門学校は、1978年創立の宮城デザイン専門学校から始まり、40年を超える歴史を有しています。これまで先進的な実学教育を取り入れ、優れた人材を多数送り出すという実績を重ねてきました。そして、本校の7つの全ての科が文部科学大臣から「職業実践専門課程」の認定を受けています。この認定制度は、業界関係企業や医療機関、福祉施設等との連携によって、実践的な職業教育の質を確保するカリキュラムが組織されていることについて認定される制度です。皆さんがこれから日々受けていく授業や学内・学外実習は、その認定された授業であり実習であり、質の高い職業教育となっています。
専門課程は2年ないし3年という期間でありますが、専門的職業の基礎をしっかりと学び、これからの社会を支える職業人としての実践力をしっかり身につけていただきたいと思います。また、専攻科へ進学した皆さんには、2年間の専門課程の経験をもとに、さらなる一年の間、より高度な知識と技術の習得に努め、自立した専門的職業人への道に邁進してくれるように願っています。

さて、皆さんは本校に入学し、「学び」を続けることになりますが、「学び」とは誰のためにするのでしょうか。もちろん皆さん自身のため、自分のためであることは間違いありません。しかし、それだけではありません。学びは、誰かを守り、みんなを、社会を、豊かにするためでもあるのです。
皆さんがこれからの学びで得られる専門的知識や技術そして資格は、たくさんの人々が抱えている問題を解決するために、持ち寄りあえる一つになるのです。あるいは、たくさんの人々の未来を実現する一つの役割を担えるものにもなるのです。つまり、皆さんが学びをつづけることは、自分自身を成長させるとともに、他者に寄り添うことのできる心を育み、社会を豊かにすることでもあるのだということを心に留めて、本校での生活を送ってほしいと思います。

最後に、皆さんの夢を将来に繋いで行くためにも、より良い学校生活を送ることを祈ります。皆さんが子どもの頃に読んだアンパンマンの作者である やなせたかし さんは、「何ごとも足元から一歩一歩進むうちに、必ずいい結果に向かっていく」と言っています。やなせさんのアンパンマンのアニメ化はなかなかスムーズに進まなかったのですが、粘り強く企画を出し続け、古希の70歳になってやっと実現し、子ども向け優秀番組に選ばれました。皆さんにもやなせさんのように一歩一歩粘り強く進んでほしいと思います。そのための支援をわたしたち教職員が一丸となって行います。教職員一同、皆さんの修学を全力でサポートすることを約束し、お祝いの言葉といたします。
皆さん、ご入学おめでとう。
2020年4月3日
東北文化学園専門学校 校長 佐藤直由