建築土木科  Civil Engineering and Construction Course

カリキュラム

curriculum

1年次

建築の基礎からスタートします。設計製図の授業では木造2階建住宅の基本図面を製作するために必要となる製図の知識と技術を身につけます。また、建築現場で必要不可欠な測量技術も学びます。

主な授業
設計製図I・II/構造力学/環境工学/CAD/建築史/図学/建築計画/建築数学/建築構造/測量学I

2年次

1年次に学んだ基礎をもとに、より建築を深く学ぶ専門的な学習が増えます。卒業制作では、2年間の集大成として自ら考え、作品をつくります。さらに、土木系の授業も行います。

主な授業
卒業制作/建築設備I・II/建築施工/プレゼンテーション演習I・II/設計製図III/測量学II/3次元CAD/土木施工/建築ビジネス/土質工学/建築法規/水理学
建築土木科のカリキュラムは下記画像をクリックすると拡大します。
建築土木科カリキュラム

時間割例

1年次

建築土木科1年次

2年次

建築土木科2年次

卒業までの主な流れ(資格試験スケジュール)

卒業までの主な流れ(資格試験スケジュール)

将来を見据えて資格取得に挑戦!

資格取得は自分自身の成長につながるもの

資格を取得することは仕事の幅を広げ、信頼を得るということ。
就職してすぐに役に立つ資格や数年後になって活用される資格、様々な資格があります。これらの資格を武器に、幅広く活躍できる社会人を目指します。
松橋 晃平さん(青森県/青森県立八戸商業高等学校卒業)
松橋さんが2年間で取得した資格
1年次2年次
福祉住環境コーディネーター3級
建築CAD検定
小型車両系建設機械特別教育
締め固め特別教育
移動式クレーン技能講習
ガス溶接技能講習
研削砥石特別教育
アスベスト特別教育
2級建築施工管理技術検定(学科合格)
高所作業車特別教育
玉掛け技能講習
アーク溶接特別教育
フォークリフト特別教育
足場の組み立て特別教育
ウインチ特別教育

授業ピックアップ

設計製図Ⅲ

設計製図Ⅲ
二級建築士の製図試験の過去問題をもとにした作図練習をします。製図試験に対応した適切な製図表現と要求図面を所定の時間内に完成できる製図力を身につけます。

測量学

測量学
建物やダムなどの構造物を設計や施工をするときに高さ、角度などの情報が必ず必要になります。そのために測量機械を用います。測量機械の設置方法、使用方法などを学びデータのまとめ方や誤差調整を行います。

水理学

水理学
人の生活に必要な水の特徴を学ぶことで、建設工事における水の静的性質、動的性質や力学的な性質を理解します。そして大自然から与えられる大量の水を制御・統制する技術を学びます。

CAD設計

CAD設計
コンピュータを用いて建築画面の作図を行うために基本操作から応用操作を習得します。最新のBIMソフトでは、3次元モデル、コスト、仕上げなどの管理情報データを1つのデータで管理することが可能になります。

実践力と総合力を身につけよう

【自分の将来をイメージする】見学会

【自分の将来をイメージする】見学会
 宮城県美術館、せんだいメディアテーク、宮城県図書館、仙台市博物館などの特徴のあるたてもので見学会を開催しています。そのなかの宮城県美術館は建物が地下1階、地上2階建で構成されており、館内には4つの展示室のほかに創作室、造形遊戯室、講堂、図書室などの特別な部屋があります。展示物には宮城県や東北地方にゆかりのあるものを中心に幅広く所有されています。
 建物の歴史を習う授業ではこのような直接体験をする見学会がとても重要になります。近代建築作品に直接、触れることで建築の歴史を学ぶことが出来ます。
視野を広げるきっかけになりました
 美術館と住宅では用途は異なりますが、動線の設計などの考え方は共通していることが分かりました。ひとつの建物や分野に捉われず、様々な建築物に触れることで視野を広げながら、多くのことを吸収していきたいです。
橋場 太洋さん(岩手県/岩手県立久慈東高等学校卒業)

【建築の文化・思考に触れる】企業実習

【建築の文化・思考に触れる】企業実習
 研修先は設計事務所、建設施工現場などのなかから希望する分野を選択します。実習前に学校で安全行動について学びます。研修先には時間に遅れることは許されません。10分前行動が必要になります。安全行動を執るうえで挨拶がとても重要になります。自分で体験することで社会にでるときの心構えができます。

【集大成】卒業制作展

 各自が自由に設定する設計テーマに基づき、調査、企画、研究等を行い、設計や効果的なプレゼンテーション手法も学ぶ2年間の集大成の授業。1年間真摯に取り組んだ作品が並ぶ卒業制作展は、仙台市内の会場で開催されます。

実習

学外実習について

実習のポイント

時間前行動を心がけて、自分から大きな声で挨拶すること
実習先は設計事務所、建設施工現場などになります。どの実習先でも時間に遅れることは許されません。決められた時間よりも10分前行動が必要になります。また安全行動を執るうえでも挨拶がとても重要です。それを自分で体験することで社会に出るときの心構えができます。机上の授業では決して体験することができない建設現場での学習になります。

学外の実習はどうなっているのですか?

授業で学んだ基礎をしっかり身につけられるように、企業に出向き設計、施工、管理部門において実際の体験をすることで最新の現場を肌で感じとります。各自が体験したことを話し合う体験報告会は大切です。

実習までの流れ
希望する分野のピックアップ
設計、施工、管理分野のなかから希望する分野を選びます。
実習先の決定
希望した分野を協力企業の現場の中から選び決定します。
実習事前指導
事前に学校で現場での安全行動などの諸注意事項について学びます。
企業実習開始
設計事務所や建設施工現場で授業では得られない体験をします。
体験報告会
各自、現場で体験したことを発表します。自分の体験を通して、考えていた通りに出来たこと、出来なかったことを確認します。

実習生の1日

建設現場
科別の実日数(授業別)

建設現場にて 1年次 10日間
9:00朝礼
(ラジオ体操、各種ミーティング)建設現場では必ず朝礼が行われます。部署ごとのその日の仕事内容や安全についての注意などが発表されます。ラジオ体操を全員で行ってから仕事を行います。
10:00安全パトロールの同行
現場内を安全委員が巡回して、不安全行動をとる作業員への注意を行い、現場内での危険個所の改善を促します。
12:00昼食
他分野の方々と一緒に食事をとりながら、互いの分野の交流を通してコミュニケーションを図ります。
13:00午後の研修開始
各作業の流れを見ながら、授業で習ったことが、実際の現場ではどのように行われているかを体験して行きます。
15:00工程会議に参加
一日の作業の進捗状況の確認や翌日の作業の流れの打ち合わせを行い安全確認、資材搬入、稼働人数などを確認します。
17:00実習終了
その日の予定作業進捗の確認、翌日の予定確認などを行った上で研修日誌を書き現場の所長に提出します。

実習先一例(抜粋)

株式会社深松組、株式会社T-plan、株式会社本間総合計画、株式会社SPAZIO建築設計事務所、株式会社仙台中央ハウス、株式会社鈴木工務店ほか