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大学院
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ナースプラクティショナー(NP)養成分野

前期2年の課程

健康福祉専攻(前期2年の課程)内に、ナースプラクティショナー養成分野を設置する。
出願条件 看護師(臨床経験5年以上)
修学年限 2年
養成人数 8人程度(専攻定員は10人)
取得学位 修士(健康福祉)
 厚生労働省の特定行為に係る看護師の研修制度において、全21区分の特定行為研修を行う研修機関として指定されています。
(※実習施設の状況より、特定行為の定められた症例数を研修できなかった場合、一部修了認定されないことがあります。)
 日本NP教育大学院協議会に参加し、急性期医療(クリテイカル領域)」分野に重点を置いた養成を行います。
 慢性期医療の講義・実習も充実し、急変対応の能力を高めながら、在宅医療分野でも活躍できる高度な診療看護師を育成します。

本養成分野の設置の目的

ナースプラクティショナー
  • 新時代のチーム医療の要として活躍する人材を養成します。
  • 看護の心を大切に、医学知識・技術を身につけ、従来の枠を超え患者に真の医療を届けます。
  • 大学院を中心に、地域医師団による熱い医学教育を行います。
  • 在職で学べる機会を提供します。
  • 生涯医学教育に取り組みます。
  • 各種病院での急性期医療から在宅医療まで人材育成の面から支援します。

ナースプラクティショナー(N.P.)とは

ナースプラクティショナー(N.P.)とは
 世界医療は日増しに巨大化、専門化しています。医療従事者不足は社会の発展を阻害します。第一次的には「医師の不足」があります。このためアメリカをはじめ欧州等の各国では、簡単な医療(小さな外傷や安定した慢性疾患)などの処置のために、特別に教育された看護師をあてています。
 これを「N.P.」(Nurse Practitioner/ナースプラクティショナー)と呼んでいます。

修得目標

 周術期(外科、麻酔・集中医療)、救急医療及び慢性期医療に求められる高度な医行為の修得を目標とする。
 日本外科学会及び外科系関連学会の提案などに従いリスクを伴う医行為を、A:絶対的医行為、B:条件付相対的医行為、C:相対的医行為に区分し、本養成分野では特に「B.条件付相対的医行為」を安全に施行できる臨床能力の修得を目指す。Aについては従来よりも医師に近い現場・立場で学修を深め、Cについても、従来の看護師の能力を上回る安全性・確実性を担保できるように学修を進める。改正保健師助産師看護師法による特定行為に係る看護師の研修制度における21特定行為区分すべての学修を進める。

主な修得を目指す条件付相対的医行為

①臨床検査

身体所見の把握、入院時・術前・術後検査オーダー(血液、生化学検査、胸部X線撮影、CT、MRI実施時期の判断)、読影の補助、動脈穿刺による採血、造影剤の投与及び投与後の患者安全管理、麻酔中の生体情報モニタリング、救急・集中医療患者の不整脈監視・管理、救急患者の身体所見の把握・検査オーダー、救急患者の心電図スクリーニング、救急患者の胸部・腹部などのX線写真スクリーニング、救急患者の超音波検査、救急患者のトリアージ、カテーテル挿入時の介助、経食道超音波検査準備・プローベ挿入アシスト、スワン・ガンツカテーテルによる循環動態測定 など

②患者の処置

動脈ライン・中心静脈ラインの確保、事前指示に基づく呼吸管理(酸素投与濃度等の調節)、術野管理(手術器械・臓器などの保持・把持など)、小手術助手、皮膚・軟部組織の縫合閉鎖、不良組織のデブリードマン、抜糸・抜鈎、抜管、人工呼吸管理と離脱、気管挿管チューブの位置調節、気管カニューレの交換、ドレーン抜去、透析機器の操作・管理、補助循環の管理・操作、人工心肺準備・操作・管理、大動脈バルーンパンピングの動作管理、一時的ペースメーカー操作・管理・抜去、大動脈バルーンパンピングチューブの抜去、経管栄養のカテーテル挿入・交換、胃瘻・腸瘻の管理、チューブの入れ替え、救急患者の気道確保・人工呼吸、電気的除細動 など

③患者の状態に応じた薬剤の選択・使用

静脈内への薬物投与、持続薬剤投与量の調節、事前指示に基づく循環管理(循環作動薬等の薬剤投与量の調節、抗不整脈薬投与)、事前指示に基づく代謝管理(インスリン投与量の調節等)、事前指示に基づく輸液管理 (総投与量・速度等の調節)、人工呼吸管理下の鎮静、疼痛発熱時の対症療法、便通異常・不眠時の対症療法、副作用監視・出現時の薬剤中止、脱水時の輸液 など

④その他

術前・手術・退院サマリーの作成、麻酔・手術の説明、経過の説明、摘出標本の処理、ICU・術後病棟への患者搬送など

主な実習施設

東北大学病院、東北医科薬科大学病院、国立病院機構仙台医療センター、登米市民病院、みやぎ県南中核病院、東北ろうさい病院、JCHO仙台病院、石巻赤十字病院、仙台厚生病院、あおぞら診療所ほっこり仙台、仙台循環器病センター、奈良県総合医療センター、国立病院機構沖縄病院、青森県立中央病院、岩手県立中央病院、山形県立中央病院、札幌心臓血管クリニック、札幌東徳洲会病院、広域紋別病院、湘南藤沢徳洲会病院、杉村病院、綾瀬循環器病院、大浜第一病院、浦添総合病院

時間割・履修モデル

 働きながら修学できるよう、木曜、金曜の6、7時限(18:20~21:30)、土曜の1~3時限(9:30~15:10)に遠隔講義を行い、月に1回程度のスクーリングで集中講義を行ないます。

1年

曜日時限前期後期
6
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7
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6
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7
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6
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7
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6
内科学総合講義(4単位)
7
外科医療病態診断学特論
臨床薬理学
6
現代地域医療総合講義
フィジカルアセスメント
7
現代医療看護学特論
外科治療学総合講義Ⅱ
1
麻酔・救急・集中医療総合講義(4単位)
2
臨床生理学
外科治療学総合講義Ⅰ
3
補講(講義・演習など)

2年

曜日時限前期後期
6
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7
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6
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7
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6
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7
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6
8:00 -18:00 病院実習(日程は協議)
7
麻酔・救急・集中医療特別実習(日程は協議)
6
-
-
7
-
-
1
ライフサイクル医療
健康福祉特別研究
2
現代地域医療総合講義
健康福祉特別研究
3
補講(講義・演習など)
木・金6時限 18:20−19:50
7時限 20:00−21:30
1時限  9:30−11:00  
2時限 11:10−12:40
3時限 13:20−15:10
在職の方も修学できるよう講義時間を設定しています。遠隔地の方も多数学んでいます。
詳細については下記「連絡先」までお問い合わせください。

特別実習

2年次の麻酔・救急・集中医療特別実習等の実習は、以下の施設で臨床教授の指導のもとで実施いたします。
急性期東北大学病院
東北医科薬科大学病院
奈良県総合医療センター
仙台医療センター
国立沖縄病院
山形県立中央病院外科
岩手県立中央病院
青森県立中央病院
みやぎ県南中核病院
広域紋別病院
登米市民病院
石巻赤十字病院
仙台厚生病院
湘南藤沢徳洲会病院
仙台循環器病センター
浦添総合病院 他
慢性期東北医科薬科大学病院
登米市民病院
広域紋別病院
公立黒川病院
あおぞら診療所ほっこり仙台 他

連絡先

■ナースプラクティショナー養成分野の事前相談について
「氏名、所属病院名・部署、NP を志望された経緯、今後の抱負、学歴、職歴、業績など」についてお知らせください。専門学校卒業の場合は、出願資格審査があるので「学会発表や社会活動(救急関係であれば ICLS インストラクターなど)」を併わせてお知らせください。
メールで伺った上で、Zoom での事前相談を行います。
[担当教員 津田・渡邊(takwan@rehab.tbgu.ac.jp)]