セルラーニューラルネットワークを用いたスケーラブルな可逆圧縮方式の研究
JPEG 2000を代表としたスケーラブル(様々な解像度で再生可能)な画像の可逆圧縮はさまざまな分野で用いられています。例えば、医用画像やディジタルアーカイブ、ディジタルシネマです。我々の生活に欠かせない技術ですが、スケーラブルな可逆圧縮はノンスケーラブルな可逆圧縮方式より圧縮性能が低いという問題があります。そこで、人間の網膜をモデル化したセルラーニューラルネットワークを利用した新たな方式を開発しています。現在、最新のノンスケーラブルな可逆圧縮方式より高い圧縮性能を実現し、更なる圧縮性能向上のために、本学科の戸田講師と中京大学工学部の青森教授と共同研究しています。図は我々の方式のフレームワークを示しています。