
高砂熱学工業株式会社
東北支店技術部技術生産課
遠藤 嶺斗さん(2025年度卒業)
山形県/山形工業高等学校 出身
私は今、高砂熱学工業で、快適な空間をつくるための「空気調和設備」の仕事に携わっています。この道に進むきっかけとなったのは、東北文化学園大学での学びでした。
憧れの仕事と、大学選びの悩み
私が高校生だった頃、将来は建築設備に関わる仕事がしたいと思っていました。でも、「専門的な内容についていけるかな」「自分の興味のある分野を深く学べるのかな」という不安もあって、なかなか進路を決められずにいました。
そんなとき、担任の先生に勧められたのが東北文化学園大学でした。他の大学も調べましたが、私が一番惹かれたのは、建築設備の専門分野に特化して学べる環境が整っていたこと。「ここでなら、自分の学びたいことをとことん追求できる!」と感じ、入学を決めました。
成長を実感した大学生活
入学してまず驚いたのは、大学全体が活気に満ちていたこと。
先輩や他学部の学生とも気軽に交流でき、先生方も気さくに声をかけてくださるので、自分のやる気次第でどこまでも成長できる環境だと感じました。
特に印象に残っているのが、卒業研究です。私は「地中熱利用」をテーマに、実際に地中の温度を測ったり、シミュレーションをしたりしました。最初は大変でしたが、理論だけでなく、実践を通して学ぶことで、知識がより深く、確かなものになりました。
この経験で身についたのは、「自ら課題を見つけて、解決策を導き出す力」です。これは、今の仕事で困難に直面したときに、とても役立っています。
貴重な経験が、仕事に活きる
大学生活で得たものは、専門知識だけではありません。アルバイトでは接客業を経験し、年齢や立場が違う人と円滑にコミュニケーションを取る大切さを学びました。この経験は、会社のチームメンバーや現場の職人さんとの連携に直結しています。
また、就職活動では、興味を持った会社を徹底的に調べる「企業研究」に力を入れました。業界研究会に積極的に参加して質問をすることで、自分の価値観と会社が目指す方向性が合っているか、深く考えることができました。その結果、空調設備業界でトップシェアを誇る高砂熱学工業と出会い、「この会社の一員として、社会に貢献したい」という思いが強くなったんです。
未来の自分へ
今の仕事のやりがいは、自分が関わった建物が、少しずつ形になっていくのを間近で見られることです。図面や計画段階ではイメージしにくかった設備が、現場で組み上がっていく様子を見ると、「自分の仕事が社会のインフラを支えているんだ」と実感できます。
大学生活を振り返ってみると、東北文化学園大学は、私にとって「自分を成長させてくれた大切な存在」です。もし今、進路に悩んでいるなら、ぜひ一度、この大学を訪れてみてください。きっと、あなたの興味を深め、将来の可能性を広げるヒントが見つかるはずです。