作業療法士がいなかった領域で、作業療法の専門性を発揮できるように頑張りたい
現在、私は医療・介護用品を取り扱うメーカーに勤務しており、現在は大人用紙おむつを扱う部署に所属しています。
高齢者の方々が紙おむつを使用する場面は、病院・施設の他、在宅での使用も増加傾向にあります。私が所属する課では、在宅で紙おむつを使用するご本人と介護する方に対して、お体や排泄の課題に対応した紙おむつを使っていただく取り組みをしています。
紙おむつという「物」を介した支援は、これまでの臨床現場とは違った切り口での支援になりますが、新たな作業療法の可能性を感じています。大学やこれまで勤務した現場で培った作業療法士としての専門性を仕事に生かしたいと思っています。
大学院では指導してくださった先生方とのコミュニケーションを通して、様々な学びと自ら考える力を得ることができました。また、勉強する姿勢、勉強の仕方を改めて学ぶことができ、今後も専門職として仕事をしていく上で学ぶことの重要性を強く感じています。
大学院に通っていた2年間は、コロナ禍の真っ只中で、通学できないことに不安を感じていた時期もありました。オンライン授業はなかなか慣れず、大変な思いもありましたが、先生方の熱心な指導や、細やかなご配慮をいただき、よく勉強できたと思います。
今は新しい職場で、自分が何ができるのか探しているところです。作業療法士がいなかった領域で、作業療法の専門性を発揮できるように頑張りたいと思っています。
二木 理恵さん 株式会社リブドゥコーポレーション勤務・東北文化学園大学大学院 (2022年度修了) 宮城県/宮城県 第三女子高等学校(現 仙台三桜高等学校)出身
|