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工学部 知能情報システム学科
工学部 知能情報システム学科

講師 中島 千尋

中島 千尋
NAKAJIMA, Chihiro


学歴・学位・資格

学位・資格
東京大学 博士(学術)903号

学歴
1999年3月 聖望学園高等学校卒業
2004年 3月 東京理科大学理学部応用物理学科卒業
2006年 3月 東京大学大学院総合文化研究科広域科学専攻相関基礎科学系修士課程修了
2009年 3月 東京大学大学院総合文化研究科広域科学専攻相関基礎科学系博士後期課程修了

職歴

2009年 4月 東京大学大学院総合文化研究科広域科学専攻学術研究員
2010年 5月 九州大学理学研究院物理学部門学術研究員
2012年 4月 九州大学理学研究院物理学部門特任助教
2013年 4月 東北大学原子分子材料科学高等研究機構助教
2015年12月 科学技術振興機構さきがけ研究員(兼任)
2016年 7月 産総研・東北大数理先端材料モデリングオープンイノベーションラボラトリ客員研究員
2016年 8月 茨城大学 大学院理工学研究科 非常勤講師 (集中講義)
2017年 4月 科学技術振興機構さきがけ研究員(専任)
2019年 4月 東北大学大学院情報科学研究科特任助教
2020年 4月 東北文化学園大学科学技術学部知能情報システム学科講師(現職)
2021年 4月 東北文化学園大学工学部知能情報システム学科講師(現職・所属名称変更)

所属学会・役割

日本物理学会

担当科目

基礎物理学
情報リテラシー
人工知能
オブジェクト指向開発演習
ネットワークシステム演習

研究テーマ

「計算機科学に分野の垣根を超えてアプローチする」
 方程式を解く、スケジュールや資源分配を最適化する、パズルで遊ぶ…これらは計算機を用いてアプローチできる問題です。計算問題(計算機を用いて解く問題)は順序立てて手続きを遂行していけば決まった手数で解ける問題から、とにかく網羅的な探索で答えを見つけるしかない問題まで幅広くあります。中には「解き方がわかっていない」だけではなく、「効率的な解き方が存在しないことの(証明とは言わないまでも)コンセンサスが得られている」ような問題もあります。そのためこうした問題を研究する上では、効率的なアルゴリズム(計算手続き)の開発のほか、「この問題は難しいか・簡単か」の評価や「難しいとはどういうことか」に納得のいく説明を与えることが大きな役割を持ちます。

 当研究室では計算問題や数理に関する問題に対して、数値計算による探索、シミュレーションによる研究に加え、統計力学という理論物理学の手法による(ある意味で分野の垣根をまたいだ)アプローチしています。また得られた知見の機械学習やデータサイエンスへの応用、関わりの模索などもしています。

図1:グラフ彩色問題を用いて論理回路(AND回路)を記述


図2:グラフ彩色問題の”惜しい(ようで惜しくない)塗り方”の例

図3:素因数分解問題にみる”探索領域の絞れなさ”の例
図3:素因数分解問題にみる”探索領域の絞れなさ”の例

主たる論文・著書

Takashi Nakazawa and Chihiro Nakajima,
"Optimal design by adaptive mesh refinement on shape optimization of flow fields considering proper orthogonal decomposition",
Interdisciplinary Information Science vol. 25, No. 2, pp. 147-160 (2019).

Chihiro H. Nakajima and Masayuki Ohzeki,
“Statistical Mechanical Models of Integer Factorization Problem”,
Journal of the Physical Society of Japan Vol.86, No.1, 014001, pp. 1-9 (2016).

Shin Yaginuma, Chihiro Nakajima, Naoto Kaneko, Yoshihiko Yokoyama and Koji Nakayama,
"Log-normal diameter distribution of Pd-based metallic glass droplet and wire",
Scientific Reports Vol. 5, 10711 pp. 1-8 (2015).

Chihiro H. Nakajima and Takahiro Sakaue,
"Localization and size distribution of a polymer knot confined in a channel",
Soft Matter vol. 9, No. 11, pp. 3140-3146 (2013).

Chihiro H. Nakajima and Takahiro Sakaue,
"Computing a Knot Invariant as a Constraint Satisfaction Problem",
"Journal of the Physical Society of Japan Vol. 81, No. 3, 035001, pp. 1-2 (2012).

趣味・特技

楽器演奏(コントラバス・エレキベース)

受験生の皆さんへのメッセージ

 高校までは教科ごとの垣根を超えることは想像しにくかったかもしれませんが、大学以降は“どんな対象をどういう言葉で理解するか”の自由度が格段に大きくなります。学際的研究の強みを生かして、皆さんに新しい見方や理解に出会う高揚感を伝えられたらと思っています。