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東北の歴史の学外学習で山形市の最上義光歴史館へ行ってきました

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 経営法学部と現代社会学部1年次の後期カリキュラムの一つとして「東北の歴史」を開講しています。何故「東北の歴史」かというと、高校までに習う中央史観ではなく、我々が生活している東北からの地域史観を学ぶことで視野を拡大させ、新たな視点から現代社会を見直す力を養うことを目的とすることで、地域に根差した思考の学生を育てていくからにほかなりません。その一環として前回の七十七銀行金融資料館(10月20日実施)に引続き、今回は第七~十講まで行った「東北の名家(中世以降の奥羽地方の大名の出自について学ぶ)」の検証のため、12月9日(土)に指導教官の渡邊洋一特任教授の指導のもと、経営法学部・現代社会学部の33名の受講生が山形市の旧山形城址(霞城公園)隣接の最上義光歴史館へ行ってきました。
 
 歴史館の展示については山形の名家最上氏の、特に山形藩祖最上義光の顕彰がメインとなりますが、今回企画展として山形城下の変遷について年代別に数点の城下絵図が展示されており、藩政時代の山形城下の都市計画についても学ぶ機会となりました。

 歴史館正面入り口を入いるとすぐには豊臣秀次事件に巻き込まれて数奇な運命をたどった義光の次女駒姫と父義光の姿を現した像が展示されており、学生達を出迎えてくれました。学生達は、そこで渡邊教授から展示物の鑑賞方法等の指導を受け、その後思い思いに展示品を鑑賞しながら直線の講義で学んだ最上氏についての検証も行っていました。展示物には最上家の出自を示す文書や系譜、家臣団への宛行状、そして隣接の伊達政宗からの書状などもあり、古文書等にはめったにお目にかからない学生達は戸惑った風にも見られましたが、歴史館の学芸員の方が記した懇切丁寧な解説書等を読むことでそれなりに納得した様でした。