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医療福祉学部 リハビリテーション学科・理学療法学専攻

ゼミ研究・ゼミ生・担当教員紹介

藤澤ゼミ 〈身体運動学研究〉

エネルギー効率の最適化という視点で運動パターン形成の法則を研究
 身体運動学はヒトの動作や運動の仕組みを研究する学問領域です。例えば歩く時は股関節、膝関節、足関節を協調させて足を振り出しますが、なぜそのような歩き方が選択されているのかは分かっていません。私たちはエネルギー効率の最適化という観点から運動パターンの形成に関する法則性について研究しています。 

藤澤ゼミ

自ら理解を深める学習で 問題解決能力の向上を

 素直な疑問を大切にし、分かったふりをしないことが学習の原動力。「自分で理解しないと落ち着かない」という感覚が育てば自ら理解を深める学習をするようになる。それが問題解決能力の向上につながると確信します。

藤澤 宏幸 教授

手厚いサポートを受け 充実した研究の日々

 1つのテーマに向かってゼミ生と協力し合い、研究する日々はとても充実しています。また、先生方から幅広い知識や考え方を学ぶことができ、さらに手厚いサポートもいただき、安心して学業に取り組んでいます。

[4年]宮城県/宮城県登米高等学校卒業

大内 啓史さん

三木ゼミ 〈地域理学療法学研究〉

地域社会の中で、理学療法士ができる支援を考える。
  地域理学療法は障害のある子どもや成人、高齢者とその家族が住み慣れた場所で生活できるよう介入・支援する領域です。保健・医療・福祉・介護および地域住民を含めた連携も必要で、全世代の方が対象になり、生活する上での課題・支援方法・連携等が研究対象です。学生主体でテーマを見つけ、計画、実施。論文等を作成します。

三木ゼミ

ゼミ活動などに積極的に参加し 自らの基本能力の向上を

 各地域において対象者や地域住民、町内会、連携する専門家の方々と様々な活動や仕事ができる理学療法士になるために、ゼミ活動や予防教室、各種の講座に積極的に参加して、自らの基本能力を高めて欲しいですね。

三木 千栄 准教授

今後の理学療法士としての あり方を現在のゼミで学ぶ

ゼミ活動を通して高齢者の方々などとかかわることで、理学療法士として今後どうあるべきかを学んでいます。疑問点や不明なことは先生の指導を受け、問題を解決し、自分自身のポテンシャルを高めていきたいと考えます。

[4年]岩手県/岩手県立岩屋堂高等学校卒業

佐藤 由佳さん

卒業研究班紹介

担当教員名をクリックすると、各研究班の紹介にリンクします。

基礎理学療法学研究グループ

健康増進・地域理学療法研究グループ

基礎理学療法学研究グループ

身体運動学班 - 藤澤宏幸 教授・鈴木誠 准教授・鈴木博人 助教

   

 身体運動学班では、「身体がどのように動いているのか、どのように制御されているのか、そして、どのように指導すると効果的なのか」という疑問を明らかにするため、運動学、運動力学、運動生理学、運動学習理論などの観点から研究を行っております。

当研究班には約 30 名の学生が所属しており、複数の班に分かれて活動しています。

活動期間中には勉強会を開催しており、ゼミ生全員が複数の研究テーマについて学べる環境が整えられています。

 当研究班での活動を通して身体運動学を学ぶことで、理学療法士としての「基礎力」を高め、様々な疾患に対応できるセラピストへの第一歩を歩み出せると考えています。


担当教員


藤澤宏幸 教授 
研究テーマ:身体運動学・バランス障害に対する運動療法

鈴木誠 准教授
 
研究テーマ:システム理論を基本としたバランス能力に関する身体運動学的研究
      地域在住高齢者及び児童生徒に対する障害予防等に関する研究
      理学療法学生に対する初年次教育での学習支援に関する研究

鈴木博人 助教

研究テーマ:身体運動学
                  運動学習理論の理学療法への応用に関する研究

運動生理学班 - 白澤信行 教授・小野部純 講師

 

運動生理学班では、健常人を対象とした運動身体における生理的反応の基礎研究を中心に行っています。

 ゼミ活動は3年生の後期から主に活動を始め、研究の基礎知識となる生理学について、「ヒトが運動をすることによって身体内でどのような反応が起きているのか」の理解が深められるよう学習を開始します。
また、それと並行して「他人に伝えることの大切さと難しさ」を経験できるよう学生が講師となって、自分で選んだテーマについて授業も行っています。

 過去には「下り坂歩行」について様々な観点から研究発表を行いました。
下り勾配歩行に関する研究報告は少なく、社会復帰を考慮すると重要な因子になります。
本学にはこの下り勾配歩行を測定できる機器が揃っており、基礎研究として様々な勾配角度や歩行速度で測定し、ヒトの呼吸応答の変化を測定しました。
今年度は、患者を想定した実験をおこない、実際の患者に運動を行う際の参考にできるような研究を行いました。

 理学療法士にとって「運動」とは、患者に対する治療手技として非常に重要なものです。
そして、運動生理学班で行っている研究結果は、将来、理学療法士として患者に運動を処方する際の大切な知識として、みなさんの力になっていくことを期待しています。


担当教員


白澤 信行 教授
研究テーマ:解剖学(肉眼解剖学と組織学全般)
                  人体発生学(個体発生と形態形成)
      内分泌学(下垂体の発生と分化機構およびホルモン分泌調節機構)

小野部 純 講師
研究テーマ:リンパ浮腫に関する基礎研究

理学療法評価・治療学研究グループ

評価・治療班 ー 黒後裕彦 教授・沼田純希 助手

 

理学療法の複数領域に関係する評価法・介入法といった臨床的テーマを主に扱う研究班です。

学生それぞれが興味や疑問から課題を持ち寄り、それらを研究テーマ・形式に整えるところから始め、研究倫理・データ管理法を含めて臨床研究の一連の流れが身に付くような活動をしています。

近年のテーマは、「靴製甲部の固定が立位バランス能力に与える影響」「マウスピースの装着が立位姿勢制御に及ぼす影響」をテーマに実験を行いました。

自ら立てた疑問を解決するプロセスを通して、研究の難しさを感じながら、時に楽しく、皆で協力して取り組んでいます。


担当教員


黒後裕彦 教授

研究テーマ:理学療法評価学、脳卒中の短下肢装具に関する研究
      高齢者の活動能力に関する研究

評価・治療班 - 小林武 教授・長井真弓 助手

 

理学療法評価・治療研究班では、骨や関節、筋、神経などの疾病をもつ人々への理学療法評価・介入方法に着目した臨床的研究を行っています。


今年度は、「下肢伸展拳上角度」をキーワードとして、側臥位(横向き)で下肢伸展拳上角度を測定する際の信頼性や妥当性があるのかどうかを研究しています。
これからデータの計測と解析を本格的に進め、卒業研究発表会でのプレゼンテーションに取り組んでいきます。

皆で知恵を出し合い試行錯誤することを通して、研究の楽しさや自分で研究を進めることの大変さを感じてほしいと思っています。


担当教員


小林武 教授
研究テーマ:理学療法評価法

運動器班 ー 阿部玄治 助教・小林武 教授

 

我々が意図をもって運動をするときには,脳からの指令が不可欠になります。
この脳からの指令は,脊髄を通り,手や足などの末梢の効果器へ伝達します。

運動器班では,末梢の効果器の機能が低下した患者さん等を想定し,基本的に学生が主体となって決めた研究テーマに取り組んでいます。
これまでには,しゃがみ込み動作に対するつま先をあげる筋肉のトレーニング効果や,運動イメージの筋力増強効果に関する研究を行いました。

研究活動を通して,研究とは何かだけでなく,物事に対する論理的思考,批判的思考能力の向上を図ります。
また自身の考え等を他人に伝える難しさを経験することに加え,研究活動を通して,卒業後も支えあえる友人関係を築いてもらいたいと思います。


担当教員


阿部玄治 助教
研究テーマ:末梢磁気刺激の最適化
      磁気刺激による運動機能の変化

小林武 教授
 
研究テーマ:理学療法評価法

神経班 - 村上賢一 講師・森谷伸樹 助手

  

 神経班では、3年次より勉強会を実施しています。
勉強会の内容は、脳神経障害に関わる基礎的知識の充実を図ることや、ゼミ生が相談し興味のあることを学習します。

また、3年次から研究活動を経験するように、4年生の研究活動に協力・参加しています。
卒業時には多くの研究機器を操作できるようになって欲しいと考えて指導しています。

 神経班の研究テーマは、「またぎ動作の身体運動学的分析」です。

本テーマをもとに、ヒトの運動・動作を身体運動学的に分析する能力を学んでいます。
脳神経障害患者の運動・動作分析を想定するなど、臨床につながる研究を行っています。

担当教員


村上賢一 講師
研究テーマ:筋線維伝導速度と筋張力発揮の動特性の研究(健常成人、脳卒中片麻痺患者)
      またぎ動作の身体運動学的分析

内部班 - 星孝 准教授・釼明佳代子 助手

 

 内部研究(星)班は、重症度が高く身体機能の低い方や慢性的に臥床している方を想定した、呼吸機能や口腔機能の検討、摂食嚥下機能に関わる間接的な検討を行っています。これらの活動の基本姿勢は、臥床が中心となれば身体はディコンディショニングの状態に導かれやすく、リハビリテーションとして“身体活動調整能力の余力幅=恒常性(ホメオスタシス)の維持能力” の衰退を予防する必要性が生じるため、その検討が必要だという志向です。具体的な例として、「機能維持をする目的でリハビリを行っています」とか、「臥床による廃用性の問題を拡大させないように、座位をとらせるようにしています」といった実施において「ホントに?」の疑問に対する生理的な意味を持てるようにしていきたいのです。
 また、学生さんの指向に応じた他の研究検討も 希望があれば実施を検討します。神経難病者のコミュニケーションボードの検討や学生遅刻の検討など、興味深いものが大いにあります。良いことですので実施時にはアイデアを整理しましょう。
 そして、研究活動以外では、抽象的ですが、班員の学生さんの手に将来の理学療法士としての希望となる何ものかを渡せたらと思っています。「あなたは自分の手のひらに何を持っていますか?」 に答えられる自分になるための応援をしたいと思います。

担当教員

星孝 准教授
研究テーマ:臥床者の機能低下について
      フィジカルアセスメントに関する研究

内部班 - 髙橋一揮 講師・釼明佳代子 助手

 

 内部障害研究班では、体力を測定する運動負荷試験の方法や日常生活動作のエネルギーコストの検討、運動とストレスの関係などを検討し、内部障害患者のリハビリテーションに寄与していける研究を健常者を対象に行っています。

ゼミ活動は3年生から開始しており、現在3・4年生を合わせて14名所属しており、学生は内部障害に関わる卒業研究と勉強を通して、学年の垣根を超えた交流をしています。

身体活動に伴って身体の中で何が起こっているのかに耳を澄ませることができるよう、基礎知識を構築し、問題解決へと発展できるよう一同頑張っております。
卒業後も内部障害患者のリハビリテーションに興味を持って、医療的な手を差し出せるセラピストになって欲しいと願っております。


担当教員

髙橋一揮 講師
研究テーマ:運動負荷試験における呼吸循環応答の検討
      日常生活活動に対するエネルギーコスト・エネルギー効率の検討

物理療法班 - 永﨑孝之 教授・桂理江子 助手

  

 物理療法は機能的電気刺激(Functional Electronic Stimulation)など、理学療法の中でもその効果について有効性が期待されている治療領域の一つです。
 物理療法班では物理的刺激が身体に及ぼす影響(効果)について、学生の純粋な疑問や興味を大切にしながら研究テーマ、研究デザインを決定し研究を行います。単に研究成果のみを求めるのではなく、研究プロセスをしっかり理解し、卒業後の臨床研究に役立つようなゼミ活動を目指しています。


担当教員

永﨑孝之 教授
研究テーマ:理学療法関連機器開発(角度計、松葉杖 等)

健康増進・地域理学療法研究グループ

三木千栄 准教授

  

 地域理学療法は、障害のある子供や成人・高齢者とその家族が、住み慣れたところで生活できるよう介入・支援していく領域で、保健・医療・福祉・介護及び地域住民を含めた連携も必要となります。
このことから、全世代の方が対象で、住み慣れたところで生活する上での課題、介入・支援方法、連携などが研究対象となります。

 地域理学療法班では、学生主体で研究テーマを見つけ、計画し、実施し、まとめ、論文作成等していきます。
それらの過程において、指導教員は助言・指導を行います。

また、住民主体の介護予防運動教室や本専攻主催の介護予防講座に学生も参加したり、町内会の活動のボランティアなど継続的に支援しています。
そのなかで地域住民の活動を学び、住民と顔が見える関係を形成し、町内会の方々の調査協力を得て、アンケートや1対1の面接による調査、筋力測定等を実施しています。

担当教員

三木千栄 准教授
研究テーマ:地域在住高齢者の健康増進・介護予防について