文字サイズ
医療福祉学部 リハビリテーション学科・作業療法学専攻
医療福祉学部 作業療法学専攻

学習の流れ

1年次

 前期は基礎科目、専門基礎科目が中心の時間割となっています。 基礎科目は専門科目を学ぶ上で 、幅広い知識と科学的思考を養うための基礎を身につけます。後期は専門基礎科目が増え、作業療法に関する専門分野の授業や病気の基本的な特徴について学びます。

解剖学実習

解剖学実習
解剖学Ⅰで学習した骨、筋、神経などについて、骨スケッチや筋、腱の貼り付けを通して理解します。

基礎作業学実習

基礎作業学実習
治療手段として用いられる作業活動について、包括的分析を通して作業の特性や治療的意味を学びます。

2年次

臨床医学を学ぶとともに、作業療法士の専門知識と技術を系統的に習得します。専門基礎科目、専門科目が多くを占めています。専門基礎科目では、脳や心臓や肺などの病気や症状、検査法など臨床場面で多くみられる病気について学びます。専門科目では、身体の病気の治療方法や病気になった対象者に対する援助法を学びます。2年後期(2 月下旬ころ)には、2 週間の臨床実習Ⅰが始まります。

作業療法評価学実習Ⅰ

作業療法評価学実習Ⅰ
運動、感覚系に関する基本的な検査法を学びます。

運動学実習

運動学実習
運動、動作の身体運動学的メカニズムについて、基本的な計測や分析によって理解します。

3年次

専門科目が中心の授業となります。 生まれつき体や心に障害がある対象者に対する治療方法、体の機能の低下を補うための福祉機器の使用や自助具の作成方法などを学びます。3年後期(10~12月ころ)には 10週間の実習が始まります。

生活環境技術学

生活環境技術学
切断、末梢神経障害、骨関節障害の治療の促進のための補装具、福祉用具について学びます。

4年次

臨床実習Ⅲ(5~7月頃)、地域作業療法学実習、作業療法実践特論・作業療法研究特論(卒業研究)、作業療法学特別演習(国家試験対策授業)などの科目を学びます。

作業療法実践特論・作業療法研究特論

作業療法実践特論・作業療法研究特論
作業療法研究の一連の過程を経験し、口頭発表を行います。

一戸 愛実さん4年(青森県/青森県立青森西高等学校 出身)

在学生メッセージ
作業療法士は観察のプロ。
目標に向かって技術も知識も高めていきたい


 高校時代、部活動で何度か怪我をして通院した際、患者様に寄り添う作業療法士を見て、率直にカッコイイと思ったのと障害を持つ人の日常生活をサポートしたいという思いから作業療法士に興味を持ちました。また、臨床体験施設見学で、作業療法士の方が会話の中で患者様の声の出方や表情に変わりがないかを見抜いていると知り、患者様に対する観察力に圧倒されました。実際に現場に行ったことで「これが私の目指している作業療法士なんだ」と大きな目標を確認し、今後の明確な目標を立てることができました。