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「作業の意味・価値と健康」について (2023年度第3回オープンキャンパス)

作業療法学専攻
今年度第3回目のオープンキャンパスを実施しました。

作業療法士の仕事の説明・体験授業(担当教員 高木大輔)

今回は「作業の意味・価値と健康」をテーマとしました。まず、手の細かな動きを練習する手段として作業を使う方法や、対象者が希望する作業ができるように、作業環境などを整えながら実現する方法について解説しました。また、病室で寝ていることが多かった対象者との面談を通して、その人が価値を置く作業を見つけ、適切に提供する方法も紹介しました。この作業を通してその後寝ている時間が少なくなり自宅に退院できたエピソードから、作業の持つチカラがご理解いただけたのではないかと思います。

さらに、作業バランス自己診断というツールを使って、自分が普段している作業の意味をしなければならない「義務的」作業と、したい「願望的」作業から検討する演習も行いました。そして、義務的作業と願望的作業のバランスが健康にとって重要になることもお伝えしました。普段あまり考えることがないテーマでしたが、参加して下さった皆さんに作業療法士が使う「作業」の奥深さや面白さが少しでも伝わればと思います。


専攻の説明・学生生活(担当教員 香山明美、支援学生)

リハビリテーション教育評価機構や世界作業療法士連盟(WFOT)から高い教育水準であると認定されたこと等を説明しました。WFOTから認定を受けることで、将来、海外でも作業療法士として仕事をすることができます。卒業生の中にも青年海外協力隊として活躍した方もいます。

(4年生の支援学生)
学生からは、専攻の教員や教育施設、授業内容等について説明しました。今回担当の学生は4年生だったため、これまで以上に詳しく説明していました。作業療法のやりがいについてのコメントはとてもリアリティがありました。

キャンパスツアー
ADL室や発達支援教室などを中心に見学をしました。
全国的に発達領域の施設は少ない現状です。在学中から発達支援教室への参加ができることを知って、入学を決めた学生もいます。今回ツアーで説明してくれた学生もそうだったとのことでした。

〇次回のオープンキャンパス(8/6)
模擬授業 老年期障害領域の作業療法
「作業を通して自分らしさを取り戻します!」
老年期は、多くの方が体調不調、孤独感などから、生活全般に対して自信がなくなってしまいがちです。作業を通して「達成感」を得て、心身にプラスの影響を与え、自分らしさを立て直す作業療法の一例について体験を通して学べます。