【理学療法学専攻】卒業生の活躍 from Ecuador ~番外編~
理学療法学専攻
本学の卒業生で昨年度まで本専攻教員でもあった桂理江子先生が,現在はエクアドルで活躍されています。
番外編としてエクアドルでのトレイルランについてメッセージを頂戴しました。
¡Hola,todos! ¿Como están?
みなさん、こんにちは!元気ですか?
5月も半ばになりました。
仙台の街並みは新緑が美しい季節になっていることと思います。
キトは先月中頃に急に暑くなり、雨も降らなくなったので、乾季になったのか?と思ったのですが、最近また午後から夕方にかけて大雨が降っています。
つい先日も、16時半の退勤時間と同時に土砂降りになり、大学から500~600m先のバス停にたどり着けず、雨宿りをしました。
ところが、15分も経たぬうちにあっという間に小雨に。
日本でも「女心と秋の空」と女性の移り気な様子を変わりやすい天気にかけて表現しますが、キトの天気も女性の気持ちに例えられており、女性の移り気は世界共通なのか!と感心?しました。
さて、先日エクアドルに来て5戦目となるトレイルランの大会に参加してきました。
キトから200kmほど南下した街Riobamba(リオバンバ)での大会で、5~70kmまで5つのカテゴリーがある中、わたしは10km、同僚は25kmの部にエントリー。
10kmのコースは標高差740m、最高到達地点は4.780mというコースを走ります。
日曜日の早朝、アンデスの山々に囲まれたスタート地点はひんやりとしていましたが、日中の赤道直下の日差しに備えてしっかりと日焼け止めを塗布。
雲の向こうには雪化粧した世界一(地球の中心から)高いチンボラソ山が見えました。
午前8時、いよいよスタートです。最初にとにかく上るコースで、エントリーしてから数週間、標高2.800mのキトで坂道トレーニングを何度か重ねてきましたが、やはり4.000mはきつい。
でもそれはみんな一緒で、荒い呼吸音が静かな山に響いていました。
標高4.700mまで上ると雲と目線が同じくらいになり、天空を走っているような気分になりました。
10kmのコースで補給所は2か所、スポーツドリンク、バナナ、スイカ、みかんの補給ができました。
これは多分日本も同様ですね。
エクアドル特有?なのは、普段は放牧や畑として使用されているところがコースになっているため、牛や馬が草を食んでいる横を通過しますし、飼われているか野良なのかは不明な犬も多数横切っていきます。
つまり、彼らの食べた後の「落とし物」がコース中に多数あるのです。
わたしはその落とし物を走りながら見分け、飛び越える技術を身に着けたのですが、これは日本でも役立つのか否か・・。
色々ありますが、結果的には1時間40分で無事完走。
同僚も25kmを走り抜きました!
そして最後に、大会に出ると、大体同じペースで走る人がいて、無言の励ましあいをすることがよくありますが、エクアドルではその人とゴール後にハグをしてお互いを労うのがとても感動します。
レースの間、辛い時間も美しい景色も無言のうちに共有した人とゴール後に初めてハグをする。
とても素敵なことだと思いませんか?すべてを包括して素晴らしいレースだったと思える瞬間です。
さて、次回はどんなコースが待っているか、どんな素晴らしい景色が見られるか。
これからもエクアドルの山を走ります!

¡Nos vemos próxima vez! また次回会いましょう!
番外編としてエクアドルでのトレイルランについてメッセージを頂戴しました。
¡Hola,todos! ¿Como están?
みなさん、こんにちは!元気ですか?
5月も半ばになりました。
仙台の街並みは新緑が美しい季節になっていることと思います。
キトは先月中頃に急に暑くなり、雨も降らなくなったので、乾季になったのか?と思ったのですが、最近また午後から夕方にかけて大雨が降っています。
つい先日も、16時半の退勤時間と同時に土砂降りになり、大学から500~600m先のバス停にたどり着けず、雨宿りをしました。
ところが、15分も経たぬうちにあっという間に小雨に。
日本でも「女心と秋の空」と女性の移り気な様子を変わりやすい天気にかけて表現しますが、キトの天気も女性の気持ちに例えられており、女性の移り気は世界共通なのか!と感心?しました。
さて、先日エクアドルに来て5戦目となるトレイルランの大会に参加してきました。
キトから200kmほど南下した街Riobamba(リオバンバ)での大会で、5~70kmまで5つのカテゴリーがある中、わたしは10km、同僚は25kmの部にエントリー。
10kmのコースは標高差740m、最高到達地点は4.780mというコースを走ります。
日曜日の早朝、アンデスの山々に囲まれたスタート地点はひんやりとしていましたが、日中の赤道直下の日差しに備えてしっかりと日焼け止めを塗布。
雲の向こうには雪化粧した世界一(地球の中心から)高いチンボラソ山が見えました。
午前8時、いよいよスタートです。最初にとにかく上るコースで、エントリーしてから数週間、標高2.800mのキトで坂道トレーニングを何度か重ねてきましたが、やはり4.000mはきつい。
でもそれはみんな一緒で、荒い呼吸音が静かな山に響いていました。
標高4.700mまで上ると雲と目線が同じくらいになり、天空を走っているような気分になりました。
10kmのコースで補給所は2か所、スポーツドリンク、バナナ、スイカ、みかんの補給ができました。
これは多分日本も同様ですね。
エクアドル特有?なのは、普段は放牧や畑として使用されているところがコースになっているため、牛や馬が草を食んでいる横を通過しますし、飼われているか野良なのかは不明な犬も多数横切っていきます。
つまり、彼らの食べた後の「落とし物」がコース中に多数あるのです。
わたしはその落とし物を走りながら見分け、飛び越える技術を身に着けたのですが、これは日本でも役立つのか否か・・。
色々ありますが、結果的には1時間40分で無事完走。
同僚も25kmを走り抜きました!
そして最後に、大会に出ると、大体同じペースで走る人がいて、無言の励ましあいをすることがよくありますが、エクアドルではその人とゴール後にハグをしてお互いを労うのがとても感動します。
レースの間、辛い時間も美しい景色も無言のうちに共有した人とゴール後に初めてハグをする。
とても素敵なことだと思いませんか?すべてを包括して素晴らしいレースだったと思える瞬間です。
さて、次回はどんなコースが待っているか、どんな素晴らしい景色が見られるか。
これからもエクアドルの山を走ります!
¡Nos vemos próxima vez! また次回会いましょう!