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新着情報

「その人らしい作業の見つけ方」(2023年度第4回オープンキャンパス)

作業療法学専攻
今年度第4回目のオープンキャンパスを実施しました。

作業療法士の仕事の説明・体験授業(担当教員 犬塚千賀子)

高齢者になると、視力や筋力が衰え、退職による人間関係の喪失、友人との死別等により生きる目的の喪失が生じます。そのためこれまでの「できる」気持ちを失いがちになり、きっとできるといった自己効力感の低下、不安などから大切な作業に取り組めないことが増えてきます。しかし、これまでの経験を生かして、作業を行い、それを通して生きがいづくりにつながることがあります。今回、クラフト作業として、金魚づくりに取り組みました。

作品ができると、作品を通して自分を知ることや他の人からの賞賛を得て、自己効力感を高め、不安の解消を図ることができます。

このように作業療法士は対象者のその人らしさやこれまでの作業の経験、作業を通して「できる」気持ちを支援していきます。授業体験では、対象者のAさんのストーリーを紹介しながら大切な作業の確認、生きがいを確認しました。


専攻の説明・学生生活(担当教員 高木大輔、支援学生)

2014年から取り組んでいる台湾大学との国際交流について説明をしました。ここ数年は新型コロナウイルスの影響もあり、お互いの大学を訪問することが難しくなっていますが、オンラインでの国際交流を実施しています。また、今年度の東北学会では、これまでの取り組みの成果を報告しました。


キャンパスツアー
実習室を中心に案内しました。その後、教員と保護者の皆さま、学生と高校生の皆さんでフリートークを行いました。入試に向けてどんな準備や勉強をしたのか、学生生活と勉強の両立のことなど、支援学生が具体的にアドバイスをしていました。

また、精神領域に興味のある高校生や早い段階から作業療法のことを知っている高校生もおり、作業療法士という職業についての知識を深める機会になりました。

次回オープンキャンパス(9/3)
模擬授業 福祉機器を用いた作業療法
「自助具は、『できない』を『できる』に変える素敵な道具」
作業療法では、さまざまな機器を用いて障害を持つ方々の生活を支援します。特に身のまわりのちょっとした動作を補う「自助具」は作業療法士の手作りで提供されることが多くあります。その自助具の便利さについて体験を通して学べます。

オープンキャンパス概要や参加申し込みは下記ページでご確認ください。
https://www.tbgu.ac.jp/admissions/event/oc2023