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【保健福祉学科】授業紹介 「アダプテッド・スポーツ基礎実習」

保健福祉学科
4月21日(土)アダプテッド・スポーツ基礎実習の集中講義を行いました。

この科目は、保健福祉学科の1年生前期開講科目で、
障がい者スポーツの体験を通して
障がい者や高齢者へのスポーツ支援のあり方を学ぶ授業です。

保健福祉学科の学生だけでなく、
リハビリテーション学科や看護学科の学生も履修しており、
スポーツを通じて多くの専攻の学生が交流し学べることも特徴の一つです。

1回目の授業は、「車いすツインバスケットボール」をテーマに行いました。

車いすツインバスケットボールは、脊髄を損傷した障がい者の中でも、
“頸髄”を損傷し四肢や体幹を麻痺した重度の障がい者が行うバスケットボールで、
通常のリングにシュートが届かなくても、低いリングにシュートを打つことができる、
つまり2つ(ツイン)のリングがある車いすバスケットボールです。

車いす使用者の中でも重度な障がいを持つ車いすツインバスケの選手。
日常生活で大変なことが無いわけは無いはずですが、
「大変なことは無い」と思えるほど、バスケットボールによって、
自分自身や生活全般への自信が向上しているということなのでしょう。

この授業ではスポーツを通じて「障がいって何?」「強さって何?」を考えていきます。


まずはじめに、ご協力をいただいた「東北DREMs」の代表、
山田清孝選手から車いすツインバスケットボールのルールや工夫についてレクチャーを受けます。


続いて、選手たちの指導のもと、4グループに分かれて実践します。


なかなかきれいなシュートフォームです。


いよいよ試合です。


選手の皆さん、ご協力いただきありがとうございました!

障がい者アスリートの方たちとの交流を通じて、
通常の学習では学ぶことのできない貴重な経験をさせていただくことができました。

次回の授業は、5月20日にグランディ21“ひとめぼれスタジアム”で行われる
「宮城県・仙台市障害者スポーツ大会(陸上競技)」のサポートスタッフとしての活動を行います!


アダプテッド・スポーツ基礎実習は「障がい者スポーツ指導員」の
資格を取得するための指定科目にもなっており、2020東京五輪・パラリンピックの開催を見据え、
2015年度からは保健福祉学科だけでなく、リハビリテーション学科や看護学科、
さらに他学部にも開講してより多くの学生が学べるように工夫しています。

スポーツは単に「メダルのため」「記録のため」「健康のため」のものだけではなく、
特に「障がい者スポーツ」は、社会福祉の知識や介護技術、
リハビリテーションの観点などの様々な知識やスキルが活かされる分野です。

パラスポーツについて(1)(PDF)

パラスポーツについて(2)(PDF)



文責:佐藤敬広