【理学療法学専攻】卒業生の活躍 from Ecuador vol.14
理学療法学専攻
元本専攻教員の桂理江子先生が,現在はエクアドルで活躍されています。
桂先生より第14弾メッセージを頂戴しましたので掲載いたします。
¡Hola,todos! ¿Como están?
みなさん、こんにちは!元気ですか?
6月、仙台は梅雨の時期でしょうか。
雨が続くと曇天に影響されて少し気分が滅入ることもありますが、通勤路にあった紫陽花が雨で潤い美しく咲いているのを見て、雨もいいなぁと思ったものです。
高温多湿とは縁遠いキト、紫陽花を見ることはできませんが、カビの心配をしなくてよいのは嬉しいことです。4月のエクアドル通信で桜に似た花、Arupo(アルポ)のことを書きましたが、先日近所で満開になっているのを見つけました。
ピンク色が濃いめなのでソメイヨシノというより、ヤマザクラに近いのかもしれません。
アルポのピンク色はキトの濃い青空にくっきりと映えていました!
年間を通じて大きく気候の変わらないエクアドルですが、微妙な季節の移り変わりを感じて、その時々に美しく咲く草花の繊細な生命力は素晴らしいなと感じます。

4月から学期が始まり、現在は授業や臨床実習の真っ最中ですが、今回は学期の直前に行われたユニフォームセレモニーを紹介したいと思います。
エクアドルの大学はセメスター制(半年で進級する制度)をとっており、2年後期にあたる第4セメスターで初めて臨床実習を行うことになります。
ユニフォームセレモニーは、第4セメスターの学生に対して大学の校章と自分の名前が入ったユニフォームを教員から一人ひとりの学生に手渡しするセレモニーです。
教室の前の机にはそれぞれのユニフォームの上に、ゴニオメーターとメジャーという理学療法士にとって最も基本となる評価器具と実習時の必須アイテムであるメモ帳が置かれ、学部長と学科長が挨拶したあと、一人ひとりにそれらとともにユニフォームが手渡されました。
手渡す際に、教員が学生に一言ずつ言葉を添えるのですが、それがとても印象的でした。
医療の責任、理学療法士という職業の社会的意義、大学の校章の意味、先人の功績などを教員は説いたのですが、それだけでなくこれまで学習を積み重ねてきた学生への労いと、大学の名前に誇りと覚悟をもって臨床実習に臨むようにというメッセージも伝わり、いつもの授業とは違う、厳かな雰囲気に包まれました。
わたしもなぜ勉強することが必要なのか、単位や成績のためではない、目の前の対象者のために我々理学療法士は研鑽を続けなければならないのだ、ということを学生に伝えました。(拙いスペイン語ですが、伝わったでしょうか?)
その後、学生代表が決意の言葉を述べ、集合写真を撮ってセレモニーは終了となりました。



このようなセレモニーは初めて経験しましたが、学生とはいえユニフォームを身に着けて臨床現場に立つという覚悟と責任を肌で感じることができる場として有益なのではないかと感じました。
その後、今日に至るまで色々ありますが、学生は元気に実習に取り組んでいます。
東北文化でもユニフォームセレモニーを取り入れてみてはいかがでしょうか?
¡Nos vemos próxima vez! また次回会いましょう!
桂先生より第14弾メッセージを頂戴しましたので掲載いたします。
¡Hola,todos! ¿Como están?
みなさん、こんにちは!元気ですか?
6月、仙台は梅雨の時期でしょうか。
雨が続くと曇天に影響されて少し気分が滅入ることもありますが、通勤路にあった紫陽花が雨で潤い美しく咲いているのを見て、雨もいいなぁと思ったものです。
高温多湿とは縁遠いキト、紫陽花を見ることはできませんが、カビの心配をしなくてよいのは嬉しいことです。4月のエクアドル通信で桜に似た花、Arupo(アルポ)のことを書きましたが、先日近所で満開になっているのを見つけました。
ピンク色が濃いめなのでソメイヨシノというより、ヤマザクラに近いのかもしれません。
アルポのピンク色はキトの濃い青空にくっきりと映えていました!
年間を通じて大きく気候の変わらないエクアドルですが、微妙な季節の移り変わりを感じて、その時々に美しく咲く草花の繊細な生命力は素晴らしいなと感じます。
4月から学期が始まり、現在は授業や臨床実習の真っ最中ですが、今回は学期の直前に行われたユニフォームセレモニーを紹介したいと思います。
エクアドルの大学はセメスター制(半年で進級する制度)をとっており、2年後期にあたる第4セメスターで初めて臨床実習を行うことになります。
ユニフォームセレモニーは、第4セメスターの学生に対して大学の校章と自分の名前が入ったユニフォームを教員から一人ひとりの学生に手渡しするセレモニーです。
教室の前の机にはそれぞれのユニフォームの上に、ゴニオメーターとメジャーという理学療法士にとって最も基本となる評価器具と実習時の必須アイテムであるメモ帳が置かれ、学部長と学科長が挨拶したあと、一人ひとりにそれらとともにユニフォームが手渡されました。
手渡す際に、教員が学生に一言ずつ言葉を添えるのですが、それがとても印象的でした。
医療の責任、理学療法士という職業の社会的意義、大学の校章の意味、先人の功績などを教員は説いたのですが、それだけでなくこれまで学習を積み重ねてきた学生への労いと、大学の名前に誇りと覚悟をもって臨床実習に臨むようにというメッセージも伝わり、いつもの授業とは違う、厳かな雰囲気に包まれました。
わたしもなぜ勉強することが必要なのか、単位や成績のためではない、目の前の対象者のために我々理学療法士は研鑽を続けなければならないのだ、ということを学生に伝えました。(拙いスペイン語ですが、伝わったでしょうか?)
その後、学生代表が決意の言葉を述べ、集合写真を撮ってセレモニーは終了となりました。
このようなセレモニーは初めて経験しましたが、学生とはいえユニフォームを身に着けて臨床現場に立つという覚悟と責任を肌で感じることができる場として有益なのではないかと感じました。
その後、今日に至るまで色々ありますが、学生は元気に実習に取り組んでいます。
東北文化でもユニフォームセレモニーを取り入れてみてはいかがでしょうか?
¡Nos vemos próxima vez! また次回会いましょう!