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【作業療法学専攻】授業紹介(身体運動学実習)

作業療法学専攻
身体運動学実習は2年生の前期科目です。
この授業の目的は、実習を通して、人間の正常な動きの特徴を理解すること、からだの計測方法や意味を理解することです。いくつか見ていきましょう。

<形態計測>
腕や足の長さ、太さなどをメジャーを使用して測定したり、握力計を用いて握る力を測定したりします。病気や怪我をすることで足が細くなった経験、手の力が入りにくくなった経験はないでしょうか。作業療法の前後でどれくらい変化したのか、作業療法の効果はどれくらいなのかなどを知るうえで形態計測は重要な評価のひとつです。
  

<重心動揺計を用いた重心位置の計測>

“体がどれくらい揺れているのか”を測定している場面です。動かずにじっと立っているつもりでも心臓の動きや呼吸の運動によって、からだは微妙に揺れているのです。目を開けている状態と閉じている状態での測定を行います。

<立ち上がり動作の分析>
肩関節、股関節、膝関節、足関節などに目印をつけます。そして座っている状態から立ちあがり、それぞれの関節に貼った目印がどのように動くのかを動画で取り込んで、パソコンで処理をし、数値などで表していきます。
  


他に上肢機能検査、運動計測などを行なっています。特に運動計測は、高齢者の介護予防の評価で全国的に用いられている課題をいくつか取り上げて行なっています。作業療法士は病気になった方だけではなく、病気にならないように予防の観点からも評価やアプローチをしています。