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医療福祉学部 リハビリテーション学科・理学療法学専攻
医療福祉学部 理学療法学専攻

小野部 純 講師

■氏名(英語)
ONOBE Jun

職種・資格

・理学療法士
・代謝認定理学療法士
・褥瘡・創傷ケア認定理学療法士
・学校教育認定理学療法士
・認定リンパ浮腫療法士(Klose Training Consulting、Földi college)

学歴・学位

1997.3  福島県立総合衛生学院臨床検査科 卒業
2001.3  東北文化学園専門学校理学療法科 卒業
2002.3  佛教大学 通信教育学部社会学部社会福祉学科 卒業 学士(社会学)
2008.3  東北文化学園大学大学院健康社会システム研究科 修了 修士(健康福祉)

職歴

2001.4 〜2003.3 福島県立リハビリテーション飯坂温泉病院
2003.4 〜2005.1 福島県立南会津病院
2005.11〜     東北文化学園大学

所属学会・役割

・日本がん・リンパ浮腫理学療法学会 評議員
・日本リンパ浮腫治療学会 評議員
・日本リンパ浮腫学会 評議員
・動物理学リハビリ国際協会 理事

担当科目

・輝ける者
・理学療法評価技術演習Ⅰ、Ⅱ
・生理学実習
・身体運動学実習
・内部障害理学療法演習Ⅱ
・理学療法学特別演習Ⅰ
・理学療法総合演習
・栄養学概論
・臨床実習セミナー
・地域理学療法セミナー
・ウィメンズヘルス
・総合理学療法学演習

研究テーマ

①リンパ浮腫に対する理学療法の効果に関する基礎研究
 リンパ浮腫とは、日本ではがん治療の後遺症として現れる病的な浮腫です。この保存的治療には理学療法士の技術が有効です。しかし、まだまだわからないことが多いため、効果的な治療法の確立や、この病気が原因で現れる運動器疾患などの理学療法について研究を行っています。

②末梢循環に関する研究
 災害時等での避難時には、車中泊は脚の循環が阻害されるため、避けなければいけないとされています。しかし、コロナ禍の現在、感染対策の視点から考えると有効な手段の一つになるのではないかと考え、研究を進めています。

図1:安静時の血液の流れです。静脈(赤)が流れが悪いことがわかります。
図1

図2:リズミカルな動きにより、静脈(赤)の流れが促進されています。
図2

主たる論文・著書

1) 小野部純: 浮腫の基礎: 理学療法の歩み21(1): 32-40, 2010.
2) 小野部純: 深部静脈血栓症-避難所生活のリスクとして-: 理学療法の歩み24(1): 35-41, 2013.
3) 小野部純, 村上賢一, 高橋一揮,他: 多層包帯法施術時での姿勢の違いによる圧迫圧の変化について:リンパ学36(2): 130-134, 2013.
4) 小野部純, 村上賢一, 高橋一揮,他: 腹部への用手的リンパドレナージが下肢リンパ流に与える影響について:東北理学療法学(26): 99-104, 2014.
5) 小野部純, 山本優一, 古澤義人: リンパ浮腫に対する理学療法: 理学療法31(10): 1014-1024, 2014.
6) 小野部純: 坂道歩行, 藤澤宏幸編. 日常生活活動の分析-身体運動学的アプローチ-第1版第3刷. 医歯薬出版株式会社, p177-185, 2015.
7) 小野部純: 深部静脈血栓症・肺塞栓症,内山靖総編集.今日の理学療法指針.医学書院,p431-434,2015.
8) 小野部純: 地域の防災と災害支援,重森健太編.PT・OTビジュアルテキスト地域理学療法学第1版.羊土社,p285-300,2015.

<競争的資金等の研究課題>
2021-2023 日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究C
自然災害避難時におけるcovid19対策として車中泊の安全活用法の確立

<researchmap>
https://researchmap.jp/onobe_17

趣味・特技

・旅行(特に一人旅)
・スポーツ観戦

受験生の皆さんへのメッセージ

理学療法は直接相手に触れて、病気や怪我の治療を手助けする仕事です。最近では、予防の分野でも活躍し、非常に責任もある仕事ですが「やりがい」もあります。
困っている人に手を差し伸べる事ができる仕事に興味があれば、ぜひ一緒に学んでいきましょう。

連絡先

E-mail:onobe〇rehab.tbgu.ac.jp (〇を@に置き換えて下さい)