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【理学療法学専攻】授業紹介/日常生活活動演習Ⅰ

理学療法学専攻
理学療法士は、筋力増強練習や関節可動域練習、歩行練習だけを介入しているわけではありません。軽度な障がい者から重度の方まで、さまざまな対象者の日常生活ができるだけ楽に、できれば一人でさまざまな活動が行えるように、以下に紹介する道具や機器を活用して、生活場面に介入します。

【自助具、意思伝達装置と環境制御装置】

次の写真は手に自助具と呼ばれる補助器具を付けて、字を書いたり食事をしたりする実習の場面です。
 

次の左の写真は意思伝達装置で、ヘッドホンのような装置を付けて文字入力しコンピューターが読み上げ会話をするものです。
右の写真は環境制御装置で、ここでは青いスイッチを利用して電動ベッドを操作している場面です。スイッチによる操作方法の体験と、ベッド上に寝ている学生(対象者役)が操作しやすいよう環境を設定する実習を行っています。
  

次の写真は、タブレットにBluetooth接続したスイッチ操作で、写真を撮影する体験をしています。スイッチにはこの他に様々なものがあり、その方に合わせたものを選択するのも理学療法士の役割です。障がい者の方々もタブレット、スマートホンを使ってもいいでしょう!



【排泄の介入のための実習】

2000年に回復期病棟が開設されてから、病棟に理学療法士も配属されるようになり、実際の排泄場面での介入をするようになっています。介護福祉士の先生によるベッド上の排泄介助も見学し、尿取りパッドの吸収力やパッド上に水を流した後の触れた感じを体験しています。その後、ベッド柵を付けて、ポータブルトイレへの移乗から排泄の介入の実習をしています。
 
    

日常生活活動演習の授業は、対象者や障がい者の方々の日常生活が福祉用具等の機器を使用して一人でできるように、また介助が楽になるように学生は学んでいます。

科目担当:三木千栄、村上賢一、高木大輔(作業療法学専攻)、黒沢麻美(保健福祉学科)