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【作業療法学専攻】2019年度第4回オープンキャンパス

作業療法学専攻
暑い中、第4回のオープンキャンパスに多くの高校生が来場しました。

午前の部
 ・作業療法士の仕事について
 ・作業療法学専攻の特長について
 ・入試の説明
 ・授業体験
午後の部
 ・フリートーク
 ・施設見学
 ・個別相談
 ・AO入試説明

○授業体験 担当:高橋由美【作業療法士・認定作業療法士(日本作業療法士協会)】
 「知ってほしい!『作業』の底力」というテーマで、作業療法がリハビリテーション職種の中で、どんなに魅力的な職業かを紹介しました。『作業』というと、手芸や工作を想像するかもしれませんが、新聞紙を丸めるような単純な作業の中にも5本の指を細かく動かす調整機能や、指先で小さな物をつまむのに必要な感覚を鍛える効果があることを経験してもらいました。また、片足で立つような運動機能も、記憶や注意力を使う課題を行うと、難しくなるなど、体と心の相互作用を学ぶ作業療法にしか出来ない治療の可能性を紹介しました。
 

午後の部
○フリートーク
 大学4年生9名で午後の部を運営してもらいました。高校生から「受験勉強をするときの 集中力の維持の仕方は?」という受験勉強に関する質問から「臨床実習の経験から何を得ましたか?」という入学後の勉学に関する質問まで幅広い内容となりました。グループに分かれて担当した在学生が回答しながら作業療法学専攻での大学生活を紹介していました。
 

教科書の紹介コーナーを作りました。
保護者のみなさまが手に取り確かめていました。保護者のみなさまが特に興味を持っていたのは、「コミュニケーション」についての勉強です。「人が相手の仕事だから、大切ですよね。」と言いつつ、どのように身につけるのか心配のようでした。オープンキャンパスの運営をしている学生を示し、「みんな、あんな風に堂々と説明できるようになります」と説明すると、皆さん納得されていました。



○施設見学
実習室や発達支援教室など高校生、その保護者の方々を在学生が案内ならびに評価器具などの説明をしました。
 評価学実習室では病院などの現場で実際に使っている検査器具の説明をしています。


 積木を組み合わせて、見本と同じ模様を作る知能検査では、実際にやってみて難しさも体験していました。

 日常生活活動実習室では自助具や設置されている機材を使い作業療法士になるためにどのような勉強をするのかを説明しています。
 
 
握りやすいスプーンや、足が曲がらなくなった人用の靴下をはく道具などを体験して、驚く学生もいました。また、様々な機能がついた車椅子やベッドなどの機器にも感心していました。

 発達支援教室では、この部屋がどのように使われ、学生がどのように関わっているのかを説明しています。

 写真は、トランポリンを体験している学生です。発達支援教室では、運動や脳機能の発達に必要な感覚遊びを積極的に取り入れています。それぞれの遊具が、どんな感覚を使って、どんな発達を促すかが紹介されました。
  
当日は1~3年生が定期試験期間中のため4年生がオープンキャンパスの運営をしてくれました。4年生は10週間におよぶ臨床実習を終えて逞しくなってもどってきてくれました。3月に巣立つことを楽しみにしているところです。
  

次回は9月1日です。多くの方の参加をお待ちしています(予告編)